2015年10月 3日ぶりに髪を洗う 耳が痛い(入院4日目、手術から3日目)

4時前と5時すぎに目が覚める。むせるので白湯をもってきて鼻のチューブから入れてまた寝た。
6:15に起床し、Eテレの0655を見る。家ではこの時間には起きていないのだが、犬と猫の枠だけ見たくて録画予約している番組。
6:30検温。36.9度。

朝食を済ませたあと、洗面台で自力で髪を洗った。点滴の刺さっている左手は使わず右手だけで、かつ、洗面台に伏してだったので不完全ではあったけど、3日ぶりでさっぱりした。頼めば看護師が洗ってくれると言われたが、自力でできたのが嬉しかった。
術後2日間、汗だくで着ていたパジャマや枕に敷いていたタオルなどを洗った。
看護師から、明日からシャワーOKと言われた。かなり嬉しい。

10時、抗生剤の点滴。
隣のベッドの女性が退院していった。未使用の箱ティッシュをくれた。家からもってきた分は、飲み込めないつばを吸い取ったり、汗をふいたりですぐに使い切ってしまったのでとても助かった。
女性が退室するとすぐに次の患者のためのベッドメイクが始まった。

今日は大きな手術があるらしい。昨日から奥のベッドに入ってきた女性の手術時間が、その手術次第で決まるという。それと関係あるのか、私の担当グループの医師達も忙しいそうで、私の診察は夕方になるそう。

16時、抗生剤の点滴。
大きな手術がかなり時間がかかるそうで、私の診察はなしになった。
手術した側、左の耳の奥が痛いことを伝えた。

17:15、夕食1.5パック。
検温、37.2度。なかなか37度を安定して下回らないので看護師に聞いてみた。術後、体ががんばっているということで、もっとあがる人もいるし、”これぐらいで済んでいるな”という値だそう。「体ががんばっている」というのはどう意味なんだろうか。手術した場所が化膿しないように免疫が働いてるとかそういうことだったのだろうか。
点滴は術後3日くらいでとれることが多いらしい。その後は抗生剤は服用(鼻のチューブから入れる)になるそうだ。

午後、無印良品の店舗から電話があった。
留守電を聞くと、入院の直前に注文してあった、実家のテーブルに関する確認だった。
店舗で注文した時のスタッフがおっかなくて、なんなのかな・・・と思って印象に残ってたんだけど、基本的な項目の聞き忘れで、なんだよーと思う。電話で話せないので私宛にメールしてほしい旨を夫から連絡してもらった。
わずか4日前までいた世界を「外の世界」として認識したできごとだった。

20時すぎ、寝る。
左耳の奥の痛みが続くので、痛み止めとアイスノンをもらった。
術後すぐは左あごの痛み(ひどい歯痛みたいな)が気になったけど、それが耳の方までうつったみたいな感じ。

寝入りばなに、組織検査のときに外来で会ったN医師が病室に顔を出してくれた。元は仕事上の知り合いだった人に、パジャマ姿で病院のベッドで会うというのは不思議な感覚だし、「医師と患者」という立場を強く意識させられる。

本を読む気にもならず、ラジオを聞くか、寝るか、もしくはこうした行動の記録を取るか、くらいで1日を過ごしていた。

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