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料理の悩みはコメに聞け〜米屋をやっていたら身についてしまった特殊能力とは〜

こんにちは。
今までも、これからも、ずっと米と共に生きる米サラブレット
(自分で言っておきながらちょっと恥ずかしい)こと、
「米屋」のウオズミでございます。

第一回のnoteに書きました。


150年も米屋をやっていたら身についてしまった4つの能力の一つ、
「レシピに合わせて米のオーダーメイドができる」について、
今回は書いていきたいと思います。

米をオーダーメイドする、ということ

「オーダーメイドの意味」をWikipediaで調べますと以下の内容がありました。
テイラー(テーラー、仕立て屋の英訳)によって採寸・型取り・縫製された注文服を指す言葉として用いられる。
オーダーには、
① パターンオーダー
② イージーオーダー
③ フルオーダー
    
の3種がある。

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なるほど、オーダーメイドと言う言葉は主に「アパレル」の世界で用いられる言葉なのですね。そして、オーダーには大きく3つの分類があるようです。
それでは、私の言う「レシピに合わせて米のオーダーメイド」をするというのは、
上で言えば①②③のどれを意味するのか、

① フルオーダーは「米の作付けや田んぼの状態からカスタムした、新しいお米を提案する」
② イージーオーダーは「既存のお米をベースに、お客様の様々な要望(レシピ)に合わせて米の配合や炊き方を提案する」
③ パターンオーダーは、「既存のお米をベースに、いくつかの決まったレシピに合わせて米の配合や炊き方のフォーマットを提案する」

になるのか、と思います。


① は、お米そのものの品種を作りあげることになりますので、卸売がメインの今の私にはすぐには出来ないことです。(ただ、いつかチャレンジはしたいです)
② 「米のイージーオーダー」と③「米のパターンオーダー」は似ているようで違います。

② は答えが決まっていません。
数百、数千以上の料理のレシピに対して、それぞれにピッタリ合う米を個別に提案することになりますので、お米の配合も数百、数千種類になります。

もちろん、日本には300品種以上のお米がありますので、理論上はそれも可能だろ思います。
一方、③は例えば、カレー、寿司、おにぎり、など、既存の代表的なご飯料理のメニューをいくつかピックアップして、それに対して、「このコメならきっとそちらのレシピに合うはずですよ」とオススメ出来る米をご提案することです。

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私たちは「イージーオーダー」ができる米屋

私たちのできる「オーダーメイド」とは、究極的には②のイージーオーダーに当て嵌まるように感じます。
ですので、
例えば、とあるカフェAの「ロコモコ丼」にも、
中華料理店Bの「天津飯」にも、お寿司屋さんCの「中トロ握り」にも、
それぞれに一番合うお米を提案することができると思っています。

「レシピに合わせて米のオーダーメイドができる」とは、
つまりそう言うことです。

もちろん、②ができるので、③もできます。

私たちは「カレー用」「おむすび用」「お寿司用」と言う風に誰にでも簡単に美味しく、これらの代表的なメニューを出来るだけ美味しく食べていただけるようなブレンド「パターン」もご用意しています。
そう、③を実際に商品にしたわけです。

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「とりあえずコシヒカリ」が答えではない理由

例えばコシヒカリは言うまでもなくそれだけでも、とても美味しいお米ですが、
それがどんな料理にもあうかというと、そうとは限りません。
コシヒカリの特徴である強い粘りが、例えばお寿司を握るときには弱点になることもあります。また、丼物やカレーライスには米の粘りがたれやルーを絡ませることを邪魔してしまいます。
そうなると、「コシヒカリはカレーには合わないのでは」と思われるかも知れませんが、それも必ずしもそうとも言い切れません。
それぞれのお米個々の特徴をちゃんと理解した上で、そのメニューの特徴や美味しさがより引き立つように「一手間加えてあげれば」いいのです。

米とは実に複雑で面白いものなのです。

その「一手間」というのが、「お米をブレンドする」
(我々の世界で”合組技術”と言います)ということです。

お米をブレンドし、お米の特徴を最大限引き出すことで、作る料理の質がぐっと高くなります。
150年、米しかやっていない米屋が、長年多くのお客様に支持されてきたのも、その技術があったからだと思っています。

Yes, we can. それならあなたのお好みの米をご用意しよう

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ですから、
私たちは、
「こだわりの飲食店さん」向けに「お店のこだわりのレシピやメニューにピッタリ合うお米」=「イージーオーダー米」をご用意いたしますし、

一般のご家庭レシピ向けに「どなたでも簡単に料理が美味しくなるお米」=「パターンオーダー米」
もご用意出来ます。

どちらも得意なのです。

ちょっとここから宣伝になってしまうかも知れませんが(宣伝になっている)
その「パターンオーダー」の技術を使った当社のブレンド米をご紹介しちゃいます。
すみません。

《お米の合組(ブレンド)に対するこだわり》
お店で提供される料理には、炊き込みご飯、お寿司、カレーなど多種多様なジャンルがあります。
その料理が一番おいしくなるお米というのは、長年の経験によりさまざまなお米の特徴を知り尽くしたプロフェッショナルによる”合組技術”が欠かせません。
「コシヒカリ」などひとつのブランドだけでは決して味わえない、まさに「料理のためのお米」を作るのがお米ブレンダー、「米師」なのです。
また収穫された年によって品質にバラツキがでてきてしまうコシヒカリなどブランド米に対し、安定したおいしさをご提供できるのがブレンドしたお米の強みです。
そのお米をもっと身近に、一般のご家庭でも味わっていただくため「おこめのソムリエ」という意味で名付けられたのが、おこめ本舗オリジナルの合組米シリーズ「こめりえギフト」です。

そう、
私たちお米のプロが「1%単位」で配合にこだわった商品
「こめりえギフト」はまさにこの「パターンオーダー」のお米版になります。


※詳しくは上のリンク先を是非ご覧くださいませ。

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いわば、皆様のお家のカレーが普通に美味しくなるお米

あなたのお家の「おむすび」が、「カレー」が、「手巻き寿司」が、「お弁当」が、
もっともっと美味しくなるように、考えに考えを重ねて作られた珠玉の逸品です。(手前味噌ですみません)

カレー

是非一人でも多くの方にお米が変わると「料理」が美味しくなる
を実感して欲しいです。

次回以降は「こめりえギフト」それぞれの特徴や田んぼ、農家さんのお話しなどを詳しく書いていきたいと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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