書かなきゃ頭の中を整理できないって30歳をすぎてやっと気付きました
タイトルの通りです。
常に考えることをやめられない性質で、常に頭の中には色々な思いや考えが渦巻いているんですが、これをどうしたらいいかずっとわからないままでした。この歳まで。
これはこういうものだと割り切っていたんですが、ある二つのきっかけから、「書くこと」で整理ができて、しかも出力(アウトプット)できると気づいたんです。
①カウンセリングの過程で「思いを書き出す」課題が出た
いま通っているカウンセリングで、割と最初の方の課題で、「思っていることとか、考えていることを少しでも良いから書き出してみて」と言われたんです。
できれば、思っていることを思いつくままに書くのが良いよ、とも言われました。
最初はなにを目的とした課題かわからなかったし、とりあえずやるかーくらいのノリで手を付けたんですが、その結果、なんと2時間で6000文字も書いてしまったんです。
正直、そんなにいっぱい書く気はなかったし、先生にちょっと気持ちが伝わればいいなー、くらいに考えていたんですが、まあ出るわ出るわ、日頃の不満や、昔味わった理不尽な納得できない出来事の感想!ーーというか罵詈雑言!
その後、次のカウンセリングで「こんなに書いちゃったんですけど…」って先生にそっとiPadを見せたら、嬉しそうなニンマリ顔をしていました。訊いてみると、書き出したり、喋ったりすることには、頭の中を整理し、ストレスを吐き出させる効果があるそうです。カウンセリングは時間が限られているので、今回は書き出してもらったとのこと。
わたしはその先生の狙いにハマったというわけです。この課題を通して、どれほど自分が不満を抱えているか「具体的にかつ客観的に把握」することができ、頭の中を整理することができました。
そして、かの課題を通して、「わたしにも書けるんだ」ということが非常に強く実感できたんですね。それまでわたしは、書くことに苦手意識を持っていて、さらに、そんなことして何になるの?とも思っていましたので、まさに目が覚めるような思いでした。
②読書猿「独学大全」より『外部足場(Scaffold)』という概念との出会い
ある日、本屋で「東大生協で最も売れた本」とイチオシされていた本を手に取ったんですね。それが読書猿さんの「独学大全」という本で、なんとなく勉学関連の本だということは一目で分かりました。
漫然とした日常を過ごしていたわたしは、それに興味を惹かれ、興味本位で買ってみたんです。すごく内容が丁寧に作ってあって、約750ページで約3,000円というお得感にも惹かれました。
その中に『外部足場』という概念が紹介されていたんですね。どういうものかというと、作中の言葉を借りれば、
と、いわゆる思考を拡張し、補助するツールのことなのですね。さらに、書籍の中では、この外部足場の例として、算数の「筆算」を例として出しています。
わたしたちは、ペンと紙を使うことで、暗算では非常に難しい2桁×2桁以上などの計算も非常に容易に行うことができますが、これも紙やペンや筆算という発明を補助的に使っているからこそ、なのですよね。
そして、わたしはこの概念を知ることで、補助的ツールは非常に効果があるものであり、使っても良いんだ、ということを知ったわけです。
そこで思い出したのが、前述のカウンセリングの一幕です。
これこそが外部足場だと思いました。思考を紙とペンと言葉で整理してまとめ、客観的に見るように補助しているのですから。
そこで電撃的に、書くことの重要性を痛感したわたしは、「書く習慣」を身につけるべく、noteを使い出したというわけです。
◆わたしがサークル「創作をまなびあう会」の【書く習慣が身につく1週間プログラム】に参加しようと思った理由は?書くことで実現したいことや理想の状態とは?
理由は、もちろん「書く習慣を身につけるため」なのですが、その結果の目指したいことは、「自身のグルグルとした思考を整理し、まとめ直すことができるようになること」です。
さらに言えば、わたしの出力した思考が、誰かの役に立ったり、誰かをたのしませることがでできたら最高だなって思います。
以上。
プログラムの2日目の課題でした。
このプログラムを知らない人もいるかもしれないので、以下にリンクを貼っておきます。みんなでガンガン書きましょう!わたしもガンガン書きますよー!
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