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記事8:ダメ、絶対。

手を出したらイカンだろうな、と思っているものがある。自分の性格上、抜け出せなくなるだろうなと。合法な話である。

詳しそうとよく言われるのだが、映画にまったく詳しくない。でも手を出したら抜け出せなくなる気がしている。気がしているので今のところは手を出していない。
一番好きな映画は?と訊かれましても。というぐらい詳しくない。よって、けっこう有名な俳優でも名前を知らなかったりする。もう少し歳を重ねれば、もしかしたら映画が趣味ランキングに登場するのかもしれない。

映画の話に重なるところもあるが、サブスクのサービス各種にもあまり手を出していない。
ネトフリもAmazonプライムも入っていない。SpotifyもApple Musicにも入っていない。Amazonプライム入ってる人、増えてるみたいやね。と言われましても。

これらは完全に時間泥棒だろうから、怖くて手を出せていない。買ったまま見ていないDVD、Blu-rayが常時10枚ぐらいあるのに、それらを後回しにしてYouTubeを見たりしている。ここにネトフリも、となると。No More 時間泥棒、である。

でもパ・リーグの試合見放題のサービスとか、新日本プロレスの試合見放題のサービスには入っている。これは「映画」「音楽」といったジャンルとは異なる「野球」「プロレス」という趣味ジャンルだからだ。
趣味ジャンルだからだ。とか言ったけど、もちろん自分で決めただけの話だ。

音楽のサブスクサービスも、入ったら使わなきゃ、と思わずにはいられないだろう。気に入った音源を繰り返し聴きつつ新譜をチェックする、という生活の中にサブスクを入れてあげられるだろうか。
新譜の幅が膨大に広がってしまうし、旧譜の幅も広がるどころではない。
気に入ったアーティストがいるとして、サブスクだと「ここからここまで全部買います」みたいな聴き方ができてしまう。これは危ない。

電気グルーヴの例の件以来、CD、少なくともデータで音源を持っておきたい気持ちが強くなったという要因もある。

音楽関係でもう2つ、手を出さないようにしているものがある。洋楽とレコードだ。

厳密にいうと洋楽はたまに聴くが、これも多分追い始めるとまったく追いつけないだろう予感がしている。
そうでなくても一度追い始めるとなかなかやめないので、年々追うものが増えていく。狭い畑とはいえ日本語ラップをジャンルごと推している気でいるので、手一杯になりつつある。

レコードはまずプレーヤーを買わないようにしている。物理的に置く場所がとれないという問題もあるが、集め始めるとこれも厄介だろう。特にヒップホップでは、アナログ限定でしかリリースされない音源なんてのもたまにある。しかもそういったものが即売り切れになったりする。プレーヤーを持っていなければ、悔しい思いすらせずに早い段階で諦めもつくというものだ。

手を出さないもの、追わないものについて書いてきたが、現実にはこれらを全部追っている人も世の中にはたくさんいる。
そういう人の頭の中と財布の中はどうなっているんだ。

NIGHT CAMP CLICK 『Blood Sugar Sex Camp』

貼った動画はこのアルバムには入ってないんですけれども。
SMRYTRPSが陽なら、NIGHT CAMP CLICKは陰。と10年前は思っていたけれど、SMRYTRPSが陽な時点でその世界はだいぶ明るい。


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