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あとがきという名の振り返り・7

こんにちは。もしくはこんばんは。MaiKaマイカです。年が明けてめでたいなと思っているうちに二月になってました。いや、もう三月ですね。節分もバレンタインも遠い出来事に感じます。最近は小説や雪道と格闘してた記憶しかないです。時間の流れが早いです。ときめきが足らんのかな?

そんなことより! 本題の振り返りです。新作です。

ようやく書けました。吸血鬼ネタです。いつかは書きたいお話だったので形にできてほっとしております。コンセプトは「イケメンのバディがウイルスと戦う」(まんまだな)だったので、ひたすらカッコいい描写とセリフを日夜考えておりました。かすかにハードボイルドがまだ残ってます。こうなったら飽きるまで付き合おうかなと開き直ってます。ただいまハードボイルドキャンペーン実施中

話自体はあっさりまとまって(いつもと比べるとましな程度)、書きはじめた当初はノリがよかったんですが中盤あたりは何故か進みが遅かったです。執筆なんて予定どおり書けた例がないので書いてる最中は特に気にしてなかったです。ただ今思うと話のテイストですかね。私にしてはなんか暗い。その証拠がモチベ維持に聞いていたBGMです。似た雰囲気を探していたら最終的にはホラゲーのサントラに行きつきました。そこで気付けって感じです。ほぼ半日ホラゲーやってるようなもんですよ。そりゃメンタルに来ますわ。やはり自分はエンタメ寄りの人間だなとしみじみ感じた一件でした。そんな締めくくり。

主人公の穂積たちは、だいぶ前に作ったキャラクターです。今までのキャラクターたちと比べると付き合いは長い方です。諸事情により日の目を見る機会を逃していたので、そういった意味でも形にできたことを嬉しく思っています。私の実力不足で彼らの舞台やら設定はころころ変わってしまい、思いついた当初とは跡形もないくらい全く違う話にはなりました。それでも最初の頃から「こんな形にしたい」と考えていたコンセプトには近づけた気がします。穂積と雨宮もはじめからあんな調子でした。根っこの部分は変わっていないようです。とっても不思議。

バディ方式ということで、そろそろやってもいいだろうダブルキャストに挑戦しました。ふたりとも主人公です。今ではコンビを組ませても主人公はひとりだったので、いろいろ工夫した点が楽しかったです。ストーリーの比重をバランスよく振り分けたり、キャラクターをはっきりさせるためにタイプは全く別にするとか。当然のことながら仲はよろしくないです。双方の性格もあるでしょうが、ホラゲーの影響なのか別々の行動をとりたがります。会話もパクチー少なめで、わずかに火花を散らす程度という控えめな目標を立てました。あんまりギスギスすると話が進みませんし、何より美しくない。毎回、そんな基準でテイストを決めてます。結構アバウトだけど大事。

歴代の男性キャラクターの中で穂積はとても書きやすい部類に入ります。期待している行動以上にいろいろ動いてくれます。大雑把という程ではないですが、あまり深いことにはこだわらなさそう(オイ、作者)。それでも大事なことは外さない、憎いヤツでもあります。表情も豊かっぽいです。恋愛に関してだけ、ちゃらんぽらんな点が珍しいです。あとお金にも縁がなさそう。でもいい男ってそんなものなので頑張ってほしいです。対する雨宮は好みです。こんなのいたらいいな的な。穂積にない魅力を抽出していったら自然とあんな仕様になりました。冷静沈着で口が悪いひねくれ者うっかりすると即座に暗黒面が発動しそう。でもそこがいい。ぎりぎりの境界線で踏みとどまる男って最高に格好いいと思います。それが信条。

話のテイストはやってみたいことぶっ込みました。ショッピングモールとか機動隊とかクリスマスとか実験体とかカフェテリアとか爆発とか。うん、前文だけ見るとどんな話なんだろとか思われちゃう(ほぼ半数の単語が物騒やんけ)。もちろん書きたい話だったので反省はしても後悔はしてません。とっくに戦う覚悟を決めているヒーローとか自分の存在や戦う理由に葛藤するヒーローとか。まるきり少年誌的なノリです。私は一体どこに向かっているのか。面白いのでこのまま進んでいこうと思います。こんなノリが好き。

他にも、ウイルス系の話は前々から書きたかったのでこつこつ勉強していました。このご時世なんで関連資料は山ほどありそうです。ただ恥を忍んで申し上げれば生物の成績はお世辞にもよろしくなくてですね異界の暗号を解読するような気分でした。いまだに完全に理解したとはいえないですし、頑張って解読しても話に盛り込めたのは雀の涙くらい。その知識も繰り返し復習しないと忘れそうな勢いです(どんな頭脳レベルやねん)。それでも得た知識は無駄になりませんし、苦労して覚えると記憶とか感情も一緒についてくるのでこれはこれでお得だなと思うことにしました。無理やりポジティブ。

最後になりましたが閲覧してくださったみなさま、ありがとうございます。反応までいただけて感謝感激です。「これを書いたらしばらく遊ぶんだ!」と強く心に誓っておりましたが、書きあげた途端に別の話を書きたくなりました。つまりはいつものパターンです。しっかり元気をチャージして、また作品でお会いしたいと思います。ではでは。


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