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価値に導かれた行動をすることの大切さ

先日、価値についての記事を書きました。
最後はその価値にコミットした行動をすることについて書いて聞きたいと思います。

● コミットメントされた行為


「コミットメントされた行為」とは、価値に従って生きるために必要なことをするという意味です。
不要な感情や思考からは離れて、自分の価値観に沿った行動を行う。
そうすることで、人生が豊かな方向に動き出す。
そのように考えられています。

● FEARとDARE

価値に沿った行動をしようとするときに、大体の人が何らかの障壁にぶつかります。
それは、

FEAR(フュージョン・高すぎるゴール・不快の回避・価値からの乖離)


です。

Fusion:フュージョン
何か新しい行動を始めようとすると大抵、否定的な思考が生じます。
「忙しいから無理、お金がない、どうせうまくいかない、自分には難しすぎる」等々。そのような思考に囚われてしまうと前に進めなくなる。

Excessive goals:高すぎるゴール
自分が満たすことができる条件を遥かに超えたゴールは、最終的に諦めるか失敗する。ゴール達成に必要な要素とは、能力・時間・健康・資金などが考えられる

Avoidance of discomfort:不快の回避
何かを変えようとすると、不快な感情が生まれる。もっとも一般的なのは「不安」この不安感を受け入れようとしなければ、先に進むことはできず、結局は自分の安心領域(comfort zone)にとどまることになる。

Remoteness from values:価値からの乖離
ゴールの背後にある価値を見失ったら、、、。価値に意味も重要性も感じられなくなってしまったら。私たちは行動の動機づけを失ってしまう。
1)価値に近づけないか、近づこうとしない
2)価値をルールや道徳と混同する
3)口では価値の話をしていても本当には接触していない
4)自分の価値ではなく、宗教的価値・文化的価値・親の価値等を挙げる

これらの問題に対応するために以下の方法を検討する。

DARE(脱フュージョン・不快の受け入れ/アクセプタンス・現実的なゴール、価値を確かめる)


Defusion:脱フュージョン
自分の邪魔をしている思考の正体を突き止めその思考から脱フュージョンする

Acceptance of discomfort:不快の受け入れ/アクセプタンス
その思考が嫌だか、いらないからではなく、自分が大切だと思うことをするために、それらの思考や感情にスペースを作る。

Realistic goal:現実的なゴール
ゴール達成に必要な条件が欠けていれば2つの選択肢がある
1.必要な条件を満たすという新しいゴールを作る
必要なスキルがあれば、それを身につけること。資金が足りなければ、それらを調達すること。健康状態が悪ければそれを改善することなどがゴールになる。
2. 必要な条件を満たすことが困難な場合、現実を受け入れて出来る限り良い形で実現可能なゴールへと変えること。

Embracing values:価値を確かめる
動機づけが欠けている時には、その活動する理由を振り返ってみる。
この活動・行動にはどんな意味があるだろう。何が重要なのだろう。それはは本当に重要だろうか。もしそうなら何故だろうか。


● 常に価値に向かってなくても大丈夫

価値を明確にして、目標をたてからといって、常にそこにコミットし続けなければいけないわけでもありません。
人間ですから、時にはどうしても続かない場合や、避けようのない思考や感情に振り回されることもあります。
それでも大事なのは、永遠に思考や感情に振り回されずに、少しずつでも良いので自分の価値観に導かれた行動をしていくことです。
ずれたらその都度修正していく。
最終的に価値の方向に向かっていれば良いのです。

価値に導かれた行動をすることで、その人なりの幸福な人生に一歩でも近づけることができればと思います。

それでは!
Naoki




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