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コーチングとシータヒーリングを受けてきた

最近、行き詰まりを感じるもののその正体がわからなくて、心から尊敬と信頼のある友人に相談することにした。理念を言葉にする仕事の一方で芸術家として活動する、大野幸子氏(以下ゆっこさん)である。

私は父を2019年末に亡くし、それ以降、自分を責め続ける期間が長く続いた。私をなんとか支えてくれたのは、家族の存在と本であった。ちなみに読んでいた本は、宮崎駿の『風の谷のナウシカ』、手塚治虫の『火の鳥』。

なんとか生きながらえたものの、以前のような活動的な自分には戻れないでいた。
やりたいことがあるのに行動しないとかのレベルではなく、やりたいことすら湧いてこない。

いつもやりたいことで溢れていた自分がそのようになるとは夢にも思わなかった。

私には絶望と虚無感しかなかった。
父の死で、これまで積み上げてきたものすべてが崩れ去ってしまった。

大学の頃に起業を志し、それなりに準備をしてきた。準備といっても、この世のカラクリを知ったり売る力をつける程度のものだった。

新卒で入った会社で仕事をスタートさせてから12年が経ち、なんだか自分で仕事をつくれるような気がしたので、転職ではなく自営業で仕事を始めてみることにした。

最初の半年は収入0、よくて月5万円という散々な結果だった。
しかしその後、フリーランス向けにサービスを展開する友人のレクチャーを受けていとも簡単に商品が売れるようになった。

私はそのとき、初めて言葉のもつ威力を知ることとなった。言葉を変えるだけで、こんなにも結果が変わってしまうのかと驚いた。

売れるようになると、自分の人間としての価値を認めてもらえたような気がして、うれしかったことを覚えている。

その後、ようやく軌道に乗って安定してきたかのように思えた頃、父は亡くなった。
自由に動けるにも関わらず、生まれたばかりの娘のこと、仕事のことなどを理由に、あまり父の元へ行けずにいた。

亡くなる2日前、偶然にも父の家を訪れる機会があり、その日が最後の父との会話となった。

「なんで来てくれたの?」

「来たかったから」

目の前が暗闇に包まれた。


今年の春ごろであったと思う。
ようやく、何か感じるものが芽生えた。

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