まだ市場にない仕事をはじめる相談を受ける
市場にない仕事のつくりかたの相談を受けた。もはや僕は何者なのか。
恋愛相談という仕事を広めていったら、いつのまにかフリーランスやオンラインサービスを展開する企業などで恋愛相談の仕事が爆増していたからだ。
市場にない、または認知のないサービスをいかにつくっていくかという話。
というのも、その人からすると仕事として経験のない恋愛アドバイザーという仕事を、たった4ヶ月で形にしたのは偉業とのことだった。
本当にそうだろうか?
たしかに周りを見れば早いほうなのかもしれない。
でもそれは日本での話で、例えば途上国の子供たちは、経験のない仕事をすぐにはじめ、明日生きるためにすぐにでもお金を稼いでいるではないか。
僕も明日生きられるかわからない状況だった。
だから、早くに仕事にする必要があったのだ。
緊急度の高さというのは、人の力を何倍にもしてくれる。
前日のプレゼン資料作成。
夏休みの宿題。
文化祭の準備。
とんでもない底力を見せた人は、多数いるだろう。
その力を利用し、緊急度を高めた目標設定も、仕事をつくる上で効果的と思う。
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僕が仕事をやめて、さてどうするかとなっていた時に、既にカメラマンとして仕事を成功させていた大好きな先輩から話を聞いた。
「やっちはね、たったひとつのものが欠けてるの。さぁ、なんでしょうか」
そんな風に言って、答えは教えてくれなかった。
でも、今ならわかる。
経験とか、たくさん自分と向き合ってきた時間も、確かに大事だ。
ただ何よりも、これからの自分に責任をもつ覚悟が必要なのだ。
人任せの人生では、人や環境に振り回され、毎日をモヤモヤしながら生きることになる。
なんとなく理解できたのは、先輩からの言葉を聞いて半年後のことだった。
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どうやって仕事をつくるのかという話になると、
「集客はどうするのか」
「価格はどう決めてるのか」
「ブログはどう運営しているのか」
という質問が多い。
ハッキリ言って、このあたりはwebでサクッと検索で十分。
僕が伝えるのは1つ。
頑張らない方法を見つけること。
自分だけの、頑張らなくてよくて体にも心にも無理のないことが、仕事をつくる上でもっとも大切なことと思う。
勘違いしてほしくないのは、妥協や怠惰ではない。
純粋さを思い切りさらけ出して、ノイズをなるべく小さくして、行動を最小限にするということだ。
実は、頑張らないことは僕たちにとってとても難しい。
なぜなら頑張ったことは、褒められて育っているからだ。
ただ考えてもみてほしい。
僕たちが頑張っているのは、誰かのためなのだろうか?
自分のためではないのだろうか。
自分に「自分頑張ってますアピール」などいらないのだ。
自分がやりたいことを、ただやって、またやって、さらにやる。
頑張ってる自分に気づいたら、なんで無理してるのかを問う。
自然体でもくもくと、ひたむきに続ける姿勢は、いつのまにか周りに認められているはずだ。
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こんなことは巷で騒がれるこれからのビジネスは〜という情報には書いていないと思う。
でも、確かに僕がつかんだ事実だ。
ゴリゴリ営業するのもいい。
フォロワー増やすのもいい。
ブログで稼ぐのもいい。
作品を作り続けるのもいい。
それが、自分に無理のないことなら。
是非とも、自分だけの頑張らない方法を見つけてほしいと思う。
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