見出し画像

恋愛本10冊読んでみたら同じことしか書かれてなかった

恋愛の仕事してるのに、恋愛本をあまり読んだことがなかった私は、友人に勧められて読んでみることにした。

恋愛に悩む人は、特効薬のように恋愛本を買うらしい。

悩んだら、それに合うようなタイトルの本を選び、買ってじっくり読み、ふむふむなるほどと心を落ち着かせる。

そしてまた悩みが生まれ、繰り返す。

産業的にはそれでいいのかもしれないが、当事者はそれでいいのだろうか。

そんなに落ち着くなんて何が書かれているのかと、資料として恋愛本の有名どころを中心に読んでみた。


内容的にはほぼ同じ

恋愛には答えがない。
それぞれの視点からたくさんの表現がある。
本に使われる言葉は違えど、言ってることはみな同じだった。

大まかには心理学か、スピリチュアルかの2つ。

恋愛本には、知識として男性と女性の違い、そして過去の整理、自己肯定、他者肯定あたりが書かれているようだ。

深めたい人は、宇宙の繋がり、子宮のこと、帝王学、男性性と女性性なども学ぶといいけど、フツーに恋愛するならそこまでは必要ない。

実は、学ぶことはあまり多くない。
しかし、何か解決策があるのではと期待して学び続ける人が絶えない。

わかりやすく書いてある本ばかりなので、同じように頷いてしまうものを買ってしまうのかもしれない。


行動を続けること

結論から言えば「わかったことをやり続ける」しか道はない。

過去の恋愛サイクルがうまくいかない人は、これまでと違うやり方をやるしかない。仕事で考えれば、おそらく自身は仕事で失敗するサイクルが発生した場合、修正したサイクルを作り出すかと思う。それと同じだ。

そして、困ったことに習慣はなかなか変えられない。いつものパターンとして過ごすには、意識して1ヶ月などやり続けるのが最も効果的だ。

ある程度やると変わるのがしんどくなり、元どおりになって同じことを繰り返してしまうのが人間だ。だからこそ、誰もが一定期間は努力し続けるしかない。

自分には無理と思うかもしれない。それでも、今の自分から脱出したいなら、諦めずにやり続けるしかないのだ。


万能薬はない

セッションをしていて思う。私が教えることが万能薬かなにかと勘違いする人がいる。起きることすべてに対処でき、落ち込むことなく人生を送れるようなイメージが最初にあるらしい。

断言してしまうと、そんな方法はない。

人間である限り、ネガティブな生き物であることは受け入れなきゃならないし、どんな素晴らしい人も落ち込むことはある。

ただ、そのような人たちは感情に支配された行動について、極めて慎重である。

落ち込む自分も受け入れているからこそ、対処することができ、次の行動にも繋げられる。自分をコントロールするのは自分でなくてはならない。

そんなわけで、恋愛本は処方箋ではあるが、万能薬ではない。

薬を飲み続けるより、自分をコントロールできるよう、毎日の自分を意識して振り返ってみたらいいと思う。

振り返り方は簡単だ。毎日日記を書こう。
お気に入りのノートを探して、365日の自分の行動を振り返ってみるといい。Evernoteなどのメモアプリを使うのも効果的だ。過去の自分は、頭で描いていたものと違っているはずだ。

想像と事実のズレの発見が第一歩であり、新しい自分を見つけられるのも、結局は過去の自分がきっかけとなるのである。いつのまにか、恋愛本に頼らない自分を形成できていることに気づくだろう。

サポートいただけたお金は、よりよい発信ができるよう勉強に使わせていただきます。