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印象に残ったゲーム音楽たち③


After you've gone:バイオショック インフィニット

帰ってきたぞ…!

SFとスチームパンク漂うFPSアクションRPGの名作・バイオショックインフィニットのタイトルで流れる曲。
また、作中でも流れる箇所があり、バッドエンド的世界線で物語のヒントを得た後、元の世界線に戻ってきた時に蓄音機から懐かしさを感じる音色とともに流れてきます。

実在する有名な曲「アフター・ユーヴ・ゴーン(日本語訳:君去りし後)」のアレンジです。
(作中では、別の世界を垣間見れる能力で見聞きした音楽をパクってアレンジしてヒットさせているという設定のようです)

俺は…1912年に戻って彼女を…まだ時間はある!

ブッカー・デュイット(バイオショック インフィニット)

物語の核心に触れる、暗く過酷な世界線での経験を経て、久々に元の世界に戻ってきたというところで、目の前には暖かな色味の風景と物語の象徴の一つとなる鳥籠。蓄音機からはタイトル画面で毎回聴いて馴染んでいた懐かしいあの曲が流れてくる・・・
という情景で、プレイヤー側としても本当に戻ってきた感が感じられて、より一層この曲への印象が強まりました。

・Don't say that we must part, don't break my aching heart
・You'll miss the dearest pal that you've ever had

After you've gone(バイオショック インフィニット)

改めて歌詞の内容を見てみると、上記のように別れや未練のテーマが含まれていて、作中でも、過酷な展開から元の世界線に帰ってきたところで離れ離れになったヒロインをここから取り戻しにいく、という展開で重なっているように感じられます。


Light the fire up in the night "KAGEJIKAN"+"MAYONAKA":ペルソナQ / ペルソナQ2

挑戦的で前向きなノリノリ戦闘曲。歌付き戦闘曲の歌手は現代のバードなのか?!

ペルソナといえど、戦闘曲をここまでオシャレでノリノリの曲にしていいんだなと言うのが第一印象。
実を言うとペルソナQはやったことがなく、続編のペルソナQ2のDLCで初めて聴きました。

PQ2には他にもいい曲が多いですがこの曲は特に印象に残っていて、sasakure.ukさんによるP3Dアレンジもよく聴いています。

(元々第1回で紹介したセブンスドラゴン3のRe:vanishmentのときから興味を持ち始めていました)

戦闘開始時のキャラの動きとよく合うノリの良いイントロ、Lotus juiceさんの渋い歌声と前向きで挑戦的な内容のラップパート、打って変わって川村さん/平田さんの鼓舞するように突き抜けるようなサビ、そしてまたキレのあるラップパートという展開。

ラップパートの最後で、『生きて、乗りこなして、駆け抜けて、止まらず戦い続ける、輝きを絶やさずに』という意味合いの歌詞でループまで持っていくのが、
プレイを鼓舞する戦闘曲としてとても興が乗るもので、例えばRPGで良いバード(吟遊詩人)と一緒にいるとこういう気持ちになれるんだな、と思ったことがあります。

I just wanna have a lotta fun in life
Surviving the riding, I'm driving
No idling, battling, and I keep it dazzle

Light the fire up in the night(ペルソナQ)



モルド・ゲイラ戦:ゼルダの伝説 風のタクト

印象的なメロディ・自分の原点的な一曲

ゲームをプレイしていたのはおそらく小〜中学生の頃でゲーム音楽の収集についても意識していなかった頃ですが、それでも当時からこの曲は印象に残っています。スマブラで聴けるようになったときは相当興奮したことを覚えています。
民族的な特徴のあるメロディ、砂と風の荒涼とした印象や、歪んだ神々しさが表れていて、『風の神殿』のボス曲としてぴったりな曲調だと思います。そして何よりイントロの耳に残る「チキチキ」

ワシの国は 砂漠の中にあった
日のあるうちは灼熱の風
月がのぼれば荒涼の風・・・
風が死を運んで来た・・・

ガノンドロフ(ゼルダの伝説 風のタクト)

ガノン城での再戦時にはアレンジ版が流れますが、より荒涼感・邪神感が増しており、モノクロの演出と相まってこちらも好きなアレンジです。

当時小〜中学生だったのもあって、メロディで使われている笛の音色にはリコーダーっぽい親近感を覚えていて、「こんなにカッコよく演奏できる曲があるんだ!」と思って虜になっていました。
似たところでは、ポケダンのディアルガ戦の曲でも同じようなことを思っていました。(リコーダーっぽさに関しては、流石に今思うとそれどないやねんって感じですが。)

最初に触れた3Dアクションが風タクだったので、入力の通りに三次元的な動きができるのが楽しくて何周もやり込んでいましたが、いつもこの曲を聴くたびテンションが上がったのを覚えています。
曲、ゲームともに自分の原点のうちの1つです。


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