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ちょっと珈琲でもいかが?

昨日は24時過ぎに布団に入ったので 今日は早く目が覚めるかなと思ったけど たっぷり9時間以上寝ていた。

最近は寝る前に障子(窓)を閉めずに寝ることが多くて 朝起きると光がたっぷり部屋に入り込んで目が覚める。

隣を見るとパートナーが昔 沢山いた群れの中から選んできたポチ(犬のぬいぐるみ)が横になっていた。パートナーと一緒に寝ていた頃と比べて わたしと一緒に寝るようになってから少し汚れてきた感じがするのが切ない。

喉が渇いたのでキッチンに降りて水を飲む。仏壇や神棚にお白湯や水をお供えして 挨拶をしたりしているとパートナーが降りてきた。

最近は全く朝早く起きれないふたりだ。笑
加えて今朝は朝ごはんを作る氣力もないので どこかにモーニングへ行こうと声をかける。

了承してもらえたので 近くの喫茶店に行くことにした。喫茶店に行く前に図書館とスーパーに寄ることにする。図書館には借りていた本を返し スーパーにはペットボトルを回収ボックスに持って行くのだ。

パートナーの準備が出来たようなので先に図書館へ向かう。道中 なんだか目がしぱしぱして距離感が若干おかしいような氣がした。運転に支障が出るほどではないけれど ちょっと氣になるレベルだ。

疑問に思っているうちに図書館へ着いた。最寄りの図書館の駐車スペースは広いので有難い。降りてすぐに休憩スペースに大きな樹が植っていて その樹を囲うように円形のベンチが設置されている。

駐車場を出て 休憩スペースの樹のそばを通り 図書館へ向かう。三連休の最終日だからなのか 人がたくさんいる。借りた本は返却期限を少し過ぎていたようにも思うけれど 担当の方は笑顔で手続きをしてくれた。

返すものも返せたので わたしとしては今日の仕事が終わった感がある。最近のわたしは わりとこのくらい出来たら自分はよくやっているなぁ と言う低いレベルで生きている感がある。

ともかく本を返せたので安心しつつ スーパーへ寄りペットボトルも回収ボックスへぶち込んで喫茶店へ向かうことにした。

喫茶店に着くと図書館ばかりか 喫茶店も混んでいるようで店の前の木製のベンチに4組くらいの人たちが 座って待っているのが見えた。

わたしは待っている人たちの横を通り 大きな木製の扉を押し開けて店内へ入った。入るとすぐ店員さんが声を掛けてくれ ウェイティングリストに私たちの名前を入れてくれた。

パートナーのところへ戻ると不機嫌そうな顔をしていたので声を掛けると こんなに待つとは思っていなかったようだった。

パートナーのことは氣にせず ぼーっと待つことにする。視界の端で出ていくお客さんと入っていくお客さんが見える。今日はどんよりとした雲空で少し湿った風が吹いている。暑くはないので待つのはそれほど苦ではないのがありがたい。

しばらくすると わたしたちの名前を呼ぶ声が聞こえたので店内に入ることにした。今回はカウンター席に座ることにした。いつもはテーブル席に座っているので新鮮だ。

この店のカウンター席は2席だけだった。わたしは木製の椅子に腰かけた。パートナーとは椅子の高さが少し違うので パートナーの方が少し目線が高くなった。

今日はお客さんが沢山来ていて マスターも忙しそうだ。注文を取りに来てくれた店員さんに早速 注文を伝え マスターの仕事を眺めて時間を待つことにする。

目の前には古い大きな机があり その上にフラスコが5つ並んでいる。フラスコは下からバーナーで火がつけられるようになっており 3つほど火がついていた。

そのうちの一つはすでにコーヒーが入っており 茶色の液体がフラスコの中でゆらゆら揺れていた。マスターが空いているフラスコにサイフォンを差し込む。サイフォンには豆の粉が入っていて 下から沸騰したお湯がサイフォンの管を通って お湯がサイフォンに上がっていく仕組みになっているようだった。

こんなに間近でじっくり眺めるのは初めてなのでまじまじと見てしまう。お湯がフラスコからサイフォンへと上がってくると 専用のヘラで何回か混ぜるようだった。五分と少し経つと出来上がるようでコーヒーをカップに注ぎ込んでいた。

最近 なにをするではないけど あたまの中がとても疲れていたので こういうのを眺めているととても氣分が好くなる氣がする。

わたしのパートナーも職人の仕事が好きらしく YouTubeのクレープを焼いている動画を延々と見続けたりしているらしい。

なんだか似たもの同士だなぁ。

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