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本当は私が言わせていた 続き

今回の話は前回の続き。

前回の話しはこちら:本当は私が言わせていた

前回の最後は不倫された人が怒れなかったことでモヤモヤしているという話で終わっていたと思う。この方が仁さんにアドバイスを求めていて「どうしても許せないけど どうしたら相手を許せますか?」と聞いていて それに対する仁さんの回答は『許すそうとしないこと』でした。

本人も今まで一生懸命 許そう 許そうと思って努力してきた 頑張ってきたけど 今に到るまで やっぱり許せていないと。じゃあ 結局それって許せない話なんだと。だから憎んだままにしましょう。もう許そうとするのを止めましょうと そういう話をしていた。

許そうとするのを止めるとどうなるか?許そうと思って 許そうと思って でも出来なくて苦しかった。けど 許すの止めると ふと 悩んでいたことがどうでも良くなって許そうとしてしまう瞬間がくるらしい笑

そして また慌てて まだ許せないー!となるらしい笑

私たちは許さないために怒りの炎を絶やさないように努力しているようだ。

これにも私は結構思い当たる節があって ケンカしたときなんかにそういうことがあるんだよね。ふとした瞬間に自分も悪かったかな〜とか思って お互い様だよね とか思うんだけど やっぱり相手が悪い!とか言って笑

結局自分が相手を許したくなくて 許してないんだよね。で これはどういうことかと言うと相手に怒っているんじゃなくて その問題があったときにハッキリと口に出せなかったことに原因がある。

『本当はそのとき 自分は怒りたかった 嫌だと言いたかった 傷ついたと伝えたかったけれど 色々な想いで言えなかった。その自分を責めているんだと』

『けれど 怖くて言えなかった 言うことで揉めることが怖かった。相手と揉めることが怖くて 自分自身の心と揉めることを選んでしまった』

これを聞いたときに ふと気づいたことがあって。僕はこのホントの自分を見つけるラジオというポッドキャストのパーソナリティのイキミエさんの愛想笑いというか 乾いた(ように聞こえる)笑いを聞くたびにモヤモヤしていたのだ笑。

もっと言うとイライラしていたのだ笑。曖昧な笑いというか 態度に思えて 弱々しく思えたのだ。けど これって イキさんの笑いに問題があったわけじゃないのだ。私がイキさんの笑い方を通して 過去に自分が嫌だったことをハッキリと主張することが出来なくて 曖昧に笑うことしか出来なかった その自分を今も自分が許せなくて その自分を今もまだ責め続けているから イキさんの笑い方にイライラしていたのだ。

そのことに気づいたのだ。ちなみに気づいたからと言って すぐにイキさんの笑い方にイライラしなくなったりはしなかった笑

けれど その後 自分でも 同じように笑ってみたのよね。アハハって何か自分を誤魔化しているような笑い方(そう思えたのだ)

実際にやってみて思ったのは この笑い方をする人=弱い人 と言うイメージが変化してきた。勝手に弱々しく思っていたけど よくよく考えると それってイコールではない。自分が弱々しいと決めつけていただけだった。

この思い込みが緩んだことと過去の言えなかった自分を攻め続けていることに気づいただけで だいぶ気持ちが緩んだように思う。

私の場合は子どもの頃にきっと自分は引っ込み思案で勇気の出せない人間だと思いこんでしまったのだろうと思う。ずっと自分は臆病で 勇気がないと感じて生きてきた。そして そんな自分を 他の誰より自分が責め続けていた。今思えば 自衛隊に入隊したのも 落下傘でヘリから降下するような部隊へ配属を希望したのも 自分の勇気を示したかったのかも知れない。

けど どんなに行動にうつしても 自分の心はそれでは満たされなかった。心の中では勇気が無いと思いこんでいたから。

仁さんはその思い込んだ理由は 子どもの頃に両親に言われた言葉が関係していることが多いという。それで自分は魅力がないとか 勇気がないとか 才能がない とか色々と勘違いしてしまうのだ。そう 親に言われて 思い込んだだけで 勘違いなのだ。

だから自分自身で解くことが出来る。この子どもの頃の思い込みに気づいて 今までずっと自分を責め続けていて ごめんね。と子どもの頃の自分と和解するのだ。

僕も前述の通り 自分には勇気がないと自分を責め続けていた。そんなお前じゃやっていけないよと叱咤激励と言う名のいじめを繰り返していた。そんな事実はなかったのだ。

もう悪夢は終わりにしていいのだ。

過去の自分と仲直りしよう。

『ごめんね』と言う言葉と 抱擁とともに。


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