年々ブサイク

若い頃はかっこいいと思っていた。
特に中学の頃。
「ふふふ、俺ってばイケてる。」
中学には地元の友達しかいなかったから、比較がそこにしかなかった。
でも高校に行くとそれが一変する。
そこかしこからイケメンが来る。
自分の順位は下がった。
上には上がいる。
今までは井の中の蛙だった。  
そうして現実を知って落胆した。
それからは自分のことをかっこよく思わなくなった。
(中の上ぐらいには思っていいだろ、とは思っていたけど)
そこから大人になって、電車の中で前のガラスに映る自分を見る。
老けたなぁ。
まぶたも垂れてきて、目つきが悪くなった。
仕事に揉まれて人相も悪くなったしな。
おまけに二重顎ときた。
いいところが何ひとつない。
これも歳だな...

どんなにいい男でも女でも、やがてそうなるのです。
年老いた容姿の変化に落胆するのです。
だから若さは尊いのです、魅力的なのです。
なくなることがわかっているものは魅力的なのです。
人もお金も髪の毛も、みんなそういうものなのです。

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ごめんなさいね〜サポートなんかしていただいちゃって〜。恐縮だわぁ〜。