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50歳の婚活日記 6 相談所の流れ

最初から読む方はこちらからどうぞ。 

1婚活に至るまで 2相談所選び 3しろふわな服 4奇跡の写真撮影 5婚活サイトの沼

ここでいわゆる「結婚相談所」の流れを書いておきましょう。

①申し込み:多くの相談所が、申し込み日から料金発生のようです。ここから書類集めや写真撮影をする。急げ、急げ。ちなみに私の入ったコースは入会金と事務手数料で5万前後、月会費1万円、お見合い一人につき5000円、成婚料25万。成婚料は男性が女性の分も負担する場合もあるようです。この金額は相談所によってかなり幅があります。毎回ちゃんと励ましてくれる、できれば年上の担当者がつくところが良いと思います。だって、お肌ぴかぴかのアラサーの担当者に「50って年齢は、選べる立場じゃないですからねえ、でもりり子さんも良いところありますよ」とか言われたら死んじゃう。笑。担当者の熱意は大切。あまり断られるようなら、一緒に問題を考えてくれて改善していかないと、お金と時間の無駄になってしまう。

②書類を揃える:女性は「独身証明書(役所に取りに行く。有料)」「最終学歴証明書(大学や高校から取り寄せる。有料)」、資格のある方は資格書のコピーを提出。男性はこれに「所得証明書」が必要。

③写真撮影をする:見た目が悪いと、まずお見合いまでこぎつけられません。できる限り盛って写真を撮ります。男性はスーツ。個人的には、男性も笑顔の写真があったほうが好感度高いなと思いました。女性は絶対写真スタジオでヘアメイクもしてもらって撮ってもらったほうが良いと思います。仕上がりが全然違います。私の場合、都内のスタジオでヘアメイク、加工込みで1枚15,000円くらいでした。1枚の写真であまり反応が良くない場合、半年くらい様子を見てまた写真を撮り直すこともあるようです。

④家族構成、趣味、資格、自己PR文や好みの条件を書き出し、提出。

⑤サイトに掲載される:結婚したい成人を集めたデータバンクってのが、日本には大きく5つあるそうです。相談所によってその5つのうちいくつかと契約しています。恐らく、ハイスペック相談所(高収入、家柄重視)などは自社のソフトで会員を条件抽出しているのではないかと思います。マツコさんの相談所は3つと契約しているそう。面白いことに裕福な方(で多分こだわりの強い方)は複数の結婚相談所に所属していて、検索すると同じ人が色々な写真と違う番号を持って表示されてくる。最大5社に登録している方をみつけました。まー女性に対する要求が凄くて、将来の妻に求める一連の文章は、殆ど抒情詩みたいでした。

⑥お見合いしたい方に「お見合いを申し込む」のボタンを押して申請する:ここで面白いのは、私がAさんとお見合いしたい!と思ってボタンをクリックすると、最初にマツコさんがそれを閲覧し、マツコさんがAさんの所属している相談所に送り、そこの担当者さんが私の経歴を閲覧し、まあそこでOKならAさんに送り、Aさんが合否を決めます。

「Aさんは35歳までなんだってば」と相談所の担当者さんがAさんに見せず、拒否通知が来ることもあります。また、Aさんに見せてもAさんがPCを開かなかったり、放置していた場合、返事が来ないままのこともよくあります。ここで私は「同世代にアタックした場合の返信率は噂どおり驚くほど低い」を実感しているところ。

相手から「お見合いしてください」が来ることもあります。私の場合は今のところ最年少54歳、最年長67歳。それより上のお爺さんからの申し込みは、マツコさんがお断りしてくれているそうです。(奇跡の一枚効果)

⑦お見合い同意:お見合いが同意された場合、相談所の担当者同士で日時を決めます。私の相談所では1回目のお見合いに5000円支払います。だからあんまりホイホイと会えないよね。。。1000人に会った!って記事を読んだけど、こういう相談所ではないと思う(破産しちゃう)。私が希望日時と場所を3候補くらい上げ、何度か交渉して日時を決定します。場所はだいたいホテルのラウンジカフェ。ドリンクの単価が1000円くらい。女性の分も男性が払います。男性は大変だ。。。ご馳走様です。

⑧お見合い:初めて会う方と、ここでご対面。女性はなるべく写真に近い服と髪形で。慣れない方は相談所の担当者がついてくる場合も。その場合10分くらい同席して、それから席をはずしてくれるそうです。

⑨結果報告:担当者に結果を報告します。返事は二つ、「また会ってみたいと思う」「今後の交際はちょっと考えられない」どちらの返事も担当者が担当者に伝え、担当者から本人に伝えます。私も「りりこさん、今回のAさんはご縁がなかったようです」「Bさんから交際希望が来ましたが、いかがですか?」と伝えられました。

50歳のお見合いともなると人目惚れは無いに等しく、「嫌いではないけど・・・」「まあ、いい人みたいだったけど・・・」くらいの感想ですが、その場合もう一度会ったほうがいいみたいです。

⑩仮交際:2回、3回と会って、まあ、悪くないかも・・・と思ったら、仮交際がスタートです。この間、サイトの情報は開示したままで、複数の方とデートできます。マツコさんによると、仮交際が始まると男性はサイトを殆ど見なくなるそうですが、女性はサイトの閲覧数が上がるそうです。「もっと良い物件があるんじゃないの?わたし!!」って感じかな。笑。3ヶ月くらいたつと、お互いの担当者が「どうよ?どうよ?」とせっつきます。「結婚を前提に付き合ってみたい」という場合は本交際に進みますが、「無理だわ」と思った時点で担当者にその意思を伝えればその後本人と接触せずに交際を中断することができます。

⑪本交際:「結婚前提に付き合ってみる」となると本交際。サイトの情報には「交際中」という表示が掲示され、お見合いの申し込みはできなくなります。2相談所選び で登場したフジコさんは、「本交際のときにもちろんセックスもしてもらうわ。そっちの相性って、一番大事なところでしょ」と言ったので、ナルホドと思ったら、マツコさんは「りりこさん、伝えておくけど、成約するまで肉体関係は禁止だから」と言う。「えっ!そっちの相性って大事じゃないの?別の人からは「してもらう」って聞きましたけど」って言ったら、きょうび、婚活している女性は30代で男性経験の無い方も沢山いるようで、女性会員を守るための大切な規則なのよ、と説明された。そっか・・・・フジコさんは私の年齢を見て、セックスしてもらう、って言ったのかな。

仮交際でも本交際でも、渋滞とか人ごみとか、いらいらするような場所を選んで相手の心の広さを見るのも大切だそうです。まだそこまで全然いってないけど。

本交際が始まって3ヶ月か半年で、お互いの担当者さんがまた「どうよ?どうなのよ?」ってつつくので、そこで最後の岐路となります。

成約したら成約料をお支払いして退会。

ながなが付き合っても、悪いところばかり見えてきて、きりがないらしいです。50歳にもなると「嫌じゃないけど、ほんとにこの人でいいのかな。。。?」とだいたい60パーセントくらいの満足度で成婚するのが殆どだそうです。まだ全然そこまでいっていないけど。

「りりこさん、最初に言っておくけど、いちいち心折れないでね」

って一番最初にマツコさんに言われた。50歳女性の恋愛結婚成婚率2パーセント、相談所所属でやっと8パーセント。つまり相談所に登録した50歳の女性100人のうち、92人が努力のいかんに関わらず、相手を見つけることができずに退会しているということで、その壁は高い。でもまあ、やりきって無理なら諦めがつくから、後悔のないように、がんばろうと思います。

りり子さん偉い。がんばろ!


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