見出し画像

50歳の婚活日記 7 1ヶ月経過

最初から読む方はこちらからどうぞ。 

1婚活に至るまで 2相談所選び 3しろふわな服 4奇跡の写真撮影 5婚活サイトの沼 6相談所の流れ

パートナーを探したい。しかしネットでの出会いサイトは「楽しい食事と会話(とセックス)」などの気軽な関係を求める男性ばかり。だったら最初から本気で生涯を共にしたい男性だけがいる場所に行けば話は早い、と結論を出し、婚活を開始したのですが。

・・・どうも、勝手が違う。

というのは、「生涯を共にしたい女性を探している」というのは、事実婚でもなんでも、形にこだわらないパートナーシップであって。

それに対して「婚活」つまり「最終目的は完全に結婚!」という「結婚したい男性」が探しているのは「女」よりも「嫁」。

で、彼らが考える理想の「嫁」というのはもう、1に若さ、2に若さ、34が無くて5に若さ、なのだった。

50代でも、50後半でも、なんなら60前半でも、「明るく笑顔のたえない家庭」「子供を育てたい」「庭でバーベキュー」と書いてあり、狙いは30前半女子なのだった。

そんな市場でもって、私のような50歳というのは、はっきり言って「90パーセントオフ」くらいの商品で、

さらに理想の嫁というのはだいたい、「優しそう」「従順そう」「仕事はほどほどにやってそう」「基本家にいてくれそう」「夫を立ててくれそう」「夫に添ってきてくれそう」「子供の面倒みてくれそう」「身の回りの世話をかいがいしく焼いてくれそう」という、ほんのりおっとりした癒し要素が強く求められている。これをお見合いを重ねるほどに実感している。

ペットショップと同じだ。小さくて可愛い子ほど、高い。

育ったら、駄目。笑

私の友達に60歳の女性がいて、彼女はとっても素敵な女性なんだけど、私の婚活開始を聞いたとき、

「あら!いいわね、私もはじめようかしら」

とのってきた。そこでちょっと複雑になった。

いくら実物が素敵でも、「嫁探し専用市場」では話が違う。

60歳なんてもう、99パーセントオフ扱いになってしまう。

先輩には婚活して欲しくないなあ。

そういう「小さくて可愛いお嫁ちゃんはいませんカー?」という男性は保守派が多く、生活は家と会社の往復で、

「趣味を書けというから書いただけで、特に興味ないです」

という人が多い。

こちらからお見合いを申請したお相手は、多分30人くらい。年齢50歳から64歳。OK頂いた方は0人。64歳にもBBA扱いされるのがこの市場。仕方無いわ。

逆に、男性からお見合い申請が来たものの、年齢や居住地、年収などで、断った数はけっこうある。(奇跡の1枚効果。プロフ写真って大事だなー)

実際にお見合いした人は5人。

そのうち断られたのは2人、こちらから断ったのが3人。

現時点でわかったことは

①尊敬できる人

②ある程度自己管理している人

③人生を積極的に生きている人

が、私にとって大事なんだなと。

でもこんな理想的な考えでは、全然駄目なのかも知れない。

条件だけで相手を見定めていく結婚相談所は、設計事務所の引き出しからファイルを出して、ひたすら図面をめくる感じに似ている。

すごく味気なくて、つまらない。

つまらなすぎて、出会いサイトをまた復活させた。

今月は新しい集いにも、2回、行くんです。

どこでもいいんだ、相手がみつかるなら。

精一杯、動きまわるぞー!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?