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ウエイトリフティングについて


今回の記事は
ウエイトリフティングとはどういったものなのか
について書いていきたいと思います。


ウエイトリフティングとは

一言で言ってしまえば
頭上に持ち上げたバーベルの重さを競う競技です。

Wikipediaにはこう書かれています。
重量挙げ(じゅうりょうあげ)は、バーベルを両手で頭上に持ち上げて、その重さを競うスポーツ。ウエイトリフティング(英: weightlifting)とも呼ばれる。(Wikipediaより引用)


現在のウエイトリフティングでは
バーベルの挙げ方は2種類!
スナッチクリーン&ジャーク

この2種目を各3回ずつ挙げることができます。

それぞれの一番重く挙げることのできた重量の
合計で順位を争っていきます。

スナッチかクリーン&ジャークを
片方でも3回失敗してしまうと失格になってしまいます。

順位の決め方はこうです↓

例えば
スナッチ
1回目80kg○ 2回目90kg○ 3回目100kg○

クリーン&ジャーク
1回目90kg○ 2回目100kg○ 3回目110kg×

スナッチで成功した中で一番重いのは3回目の100kg
クリーン&ジャークでは2回目の100kg 
となるので・・・

スナッチ100kg + クリーン&ジャーク100kg 合計200kg


スナッチ

ウエイトリフティング競技規則にはこう書かれています。

プラットホームの中央に水平に置かれたバーベルを手のひらを下向きにつかみ膝を曲げたスタート姿勢をとる。そこから脚はスプリット又はスクワットで、両腕は完全に伸びきるまで単一動作でバーベルを頭上まで引き上げる。
(ウエイトリフティング競技規則・規定集2017~2020より抜粋)

簡単にいうと
床に置かれたバーベルを一気に頭上に挙げ肘を伸ばした状態でキャッチする
動作のことです。
床からバーベルを引き上げたら止まることはありません。

動作時間は立ち上がるまでを含めても3秒程度です。

1回の拳上距離が長いため
・全身の筋力
・スピード
・各関節の柔軟性
・バランス能力
が必要とされます。

参考動画↓


クリーン&ジャーク

クリーン&ジャークとはクリーンという動作とジャークという動作を組み合わせた種目になります。

クリーン
プラットホームの中央に水平に置かれたバーベルを手のひらを下向きにつかみ膝を曲げたスタート姿勢を取る。そこから単一動作でバーベルの高さを肩の高さまで引き上げ、足をスプリットまたはスクワットで受ける。ジャークの前に、両足を同一線上に戻し、両脚を完全に伸ばす。(競技規則・規定集p18より引用)
ジャーク
両脚を曲げ伸ばすと同時に、両腕が完全に伸びた位置までバーベルを単一動作で拳上しスプリット又は足を曲げて受ける。(競技規則・規定集p18より引用)


簡単にいうと
床にあるバーベルを一気に肩まで挙げる動作を「クリーン」
肩にあるバーベルを一気に頭上に拳上する動作を「ジャーク」
と言います。

クリーン&ジャークは拳上距離がスナッチよりも
短いのでスナッチよりも高負荷を扱うことができます。

クリーンでは一般的にスクワット姿勢でバーベルを受けるので
強靭な脚力が必要とされています。
昔はスプリットスタイルでキャッチをする選手もいました。

またジャークでは、差し上げたバーベルはスプリットスタイルで
キャッチするのが一般的です。
少数ですがスクワットスタイルでキャッチする選手もいます。
中国の選手が多いです。

参考動画↓


階級

階級は男子10階級、女子10階級
あります。(2020年1月10日現在)

《男子》
55kg級 61kg級 67kg級 73kg級 81kg級 89kg級
96kg級 102kg級 109kg級 +109kg級
《女子》
45kg級 49kg級 55kg級 59kg級 64kg級 71kg級
76kg級 81kg級 87kg級 +87kg級

上記の階級で競い合います。

※2018年からこの階級になりました。

山城は旧階級では55kgと53kg級に出ていました。
現在は55級です。
(53kg級は日本独自の階級でした。)


検量

ウエイトリフティングでは
各競技の開始2時間前に検量を開始します。
検量は1時間行われます。

競技者は専用の検量室で体重測定をします。

測定の時の服装は全裸か下着のみ着用可能です。

測定の時は靴下は脱がなければなりません。
しかし宗教に関わる頭部の衣服は着用してもOKです。


検量の時には試技表という
選手の名前が書かれた用紙に
スナッチとクリーン&ジャークのスタート重量を
記入し申請します。


試合の流れ

検量終了後に各選手の体重とスタート重量が記載された
「スタートリスト」という表が配布されます。

そのスタートリストで自分の出る順番を確認していきます。

ウエイトリフティングでは
申請した重量が軽い選手から順番にプラットホームで
挙げていきます。

出る順番を確認したら
アップ会場へ行きます。

最初に行われる競技はスナッチです。

まずはアップ会場で自分の順番が来るまで
スナッチのウォーミングアップをしていきます。

自分が申請した重量になり
順番が来たらプラットホームでスナッチをします。

スナッチで3回終わったら
クリーン&ジャークに備えます。

スナッチで最後の選手が終わったら
クリーン&ジャークまでの間に10分間の休憩があります。

その後クリーン&ジャークのウォーミングアップを行います。

スナッチと同様に
自分が申請した重量になり順番が来たら

プラットホーム上でクリーン&ジャークをします。

3回終わったらあとは試合が終わるのを待ち
自分の順番が確定するのを待ちます。

試合の流れはこのような感じです。


試合のルール

☆60秒以内に上げなければならない
☆ハングで挙げてはいけない
☆拳上し終わる前にプラットホームから出たら失敗
☆足底以外の部分がプラットホームに触れたら失敗
☆キャッチの時に肘が曲がったら失敗

などのルールがあります!


器具

男女でバーの重さや長さが違います!

男子用バー
・全長2200cm
・重さ20kg
・端は直径5cm、長さ41.5cm
・グリップ直径2.8cm、長さ131cm

女子用バー
・全長2010cm
・重さ15kg
・端は直径5cm、長さ32cm
・グリップ直径2.5cm、長さ131cm


ディスク

使用する重りは2種類あります!

金属ディスク
0.5kg(白) 1kg(緑) 1.5kg(黄) 2kg(青) 2.5kg(赤) 5kg(白)

ゴムディスク
10kg(緑) 15kg(黄) 20kg(青) 25kg(赤)


終わりに

まだ描き切れない部分がありますが
今回はなんとなくウエイトリフティングのことを
分かっていただければと思い

自分なりにまとめてみました!

少しでもウエイトリフティングに
興味を持っていただければ
嬉しいです!

こんなことを書いてほしいなどの
希望があればコメント下さい!


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