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社長通信Vol.73 事業の真ん中に社会性を

社長通信とは三星グループ代表の岩田真吾が月一で書く「オープン社内報」です。社員向けに書いていますが、いつか仲間になってくれるかもしれない採用候補の方や、お取引先様や地域の方々など一緒に価値を生み出すステークホルダー全員に向けて発信しています。

もう2月!

1月は過ぎるのが早いですね…毎年書いてる気もしますが(笑)

それではさっそく、社長通信スタート!!

TAKIBI & Co.でアフガニスタン避難民との交流会を開催しました。

昨年から開催しているベンチャー×アトツギ共創基地TAKIBI & Co.【タキビコ】の新しい試みとして、NPOとコラボして社会貢献をテーマとするイベントを開催しました!

イベントの中身はぜひ上記のリンクを見てもらいたいのですが、社長通信ではイベントの背景(なぜ三星グループが、このような活動を行っているのか?)について少し書いてみようと思います。

事業の傍らで社会貢献をするのではなく、事業の真ん中に社会性があるようにしたい

モノも情報も溢れている現代では、単にものづくりをするだけでは事業として成立しなくなっています。

一方で、環境破壊や格差拡大、国際紛争など新たな社会課題は生まれ続けています。

これからは、「事業で得た利益の一部を使い、寄付等で社会貢献をする」という考え方では足りず、「事業の真ん中に社会性を据え、社会課題の解決を通して持続可能な利益を得る」という考え方へ転換していく必要があります。

社長はもちろん全ての社員一人ひとりが社会課題を認識し、社会性を持って行動する必要がある

では、どうやったら事業の真ん中に社会性を置くことができるのでしょうか?これまでやってきたことを放り出して、まったく別の事業を始めるべきでしょうか?私はそうは思いません。

技術や信頼などお金以外も含めた「自社の本質的な資産」を見つめ直し、大きな社会変化のトレンド(方向性)に合わせて改めて事業を再定義し、日々の事業活動を変革していくことが必要だと思います。

これは、社長である私はもちろん、全ての社員一人ひとりが社会課題を認識し、社会性を持って行動しなければ実現できません。

社会課題を認識するには、五感を使って直接体験することが一番効果的

「社会課題を認識し、社会性を持って行動する」というのは、「言うは易し行うは難し」で一朝一夕にできることではありません。

またアタマでわかった気になっても、ハラオチしていなければすぐにボロが出てしまいます。

もちろんインターネットなどを通して様々な情報を得ることは大切です。興味を持った分野であれば書籍を読んで専門的な知識を身につけるのも良いでしょう。

しかしながら、やはり間接的な情報だけでなく、五感を使って直接体験することが一番効果的です。

三星グループだけでは「社会課題の直接体験」の機会を充分に作ることはできないので、今回の難民支援NPOウェルジーさんや、以前より応援しているホームレス自立支援NPOホームドアさんなど、地域内外のパートナーとのコラボレーションを通して形にしていこうと思います。

そして、ベンチャー×アトツギ共創基地TAKIBI & Co.【タキビコ】をしっかりと事業化することで、三星グループの事業の真ん中に社会性があるようにしていきたいと考えています!

2月も登壇予定が続々と。多面的に三星グループを発信してきます!

1月も3回ほど講演/登壇の機会がありましたが、引き続き2月も様々な場面にお声がけいただいています。三星グループに興味を持ってくれる仲間候補を増やす為にも、頑張っていこうと思います!

どんなところで、どんなテーマで話をしているのか、チラッと書いてみると…

ICCサミット Fukuoka2023
テーマ: 伝統工芸・1次産業に今後求められるプロダクト開発とマーケティング戦略とは?

(写真は1年前のイベント時)

東三河スタートアップ・エコシステム共創カイギ(愛知県主催)
テーマ:「アトツギ・伝統産業×スタートアップ」地域を盛り上げる共創の方程式

性的指向・性自認の多様性を理解するオンラインセミナー(岐阜県主催)
テーマ:性の多様性から考える誰もが働きやすい職場づくり

パネルディスカッションでは、自分の意見を発信するだけではなく、他の登壇者の方からしっかりと学びたいと思っています。

もし社員の皆さんから要望あれば、社内でもお話しようと思いますので、興味を引くテーマがあれば教えてくださいね(^^)

コラム:「アイディアの作り方」とリーダーシップの関係性

昨年、三星毛糸のインタビューも掲載してくれた「ほぼ日刊イトイ新聞」(ほぼ日)に、とても参考になる記事がありました。

よく「アイディアの作り方」みたいな本やら、教室やら勉強会みたいなものがありますが、これは、そんなに簡単なものじゃないとは思います。

ひっきりなしにアイディアが出ている人と、アイディアはないのになにか言える人とは、まったく別ものです。アイディアをひっきりなしに出している人というのは、代表としては、ダウンタウンの松本人志です。彼は、返事ひとつ、顔つきひとつがアイディアです。あと、絵を描いている横尾忠則さんもそういう人です。いっぱいある過去の作品を、どれでもいいから、ちゃんと見てみてください。描かれているすべてが「どうして出てきたんだろう」です。アイディアを一般的に「工夫や思いつき」と訳すと、ちょっと実用に寄せすぎになると思います。あえて、いま現在のぼくが訳すとしたら、「あたらしい質問と答え」みたいなことかなぁ。質問だけでも答えだけでもないんですよ(なんとなく松本人志と横尾忠則をイメージしましょう)。

「これはこうこうで、こういうものだから、こうですよ」みたいなことが、どんだけうまく言えたとしても、それはアイディアではありません、説明や整理です。そういう人が集まっても、その先の場面には行きにくい。

アイディアをたくさん出せるようになるために、ぼくが知っていて、言える方法がひとつあります。それは「リーダー」になること。判断し、責任をとるリーダーになること。アイディアは「おうかがい」じゃないので、じぶんで決められなきゃはじまらないのです。アーティストは、たったひとりでもリーダーです。絵描きの絵筆を動きは、じぶんで決めています。説明でも整理でもなく、それは判断で責任なんですよね。「どうしましょうかねぇ?」は「おうかがい」だけど、「こうします」はアイディアになるんです。

社長がいちばんアイディアを出す、とか言われる理由は、実は、じぶんで判断できて責任がとれるからなのさ。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。上司もお客も、まだ「正解」を知らない。あなたが問うのだ。
2022/10/7 今日のダーリン

僕も、常々「リーダー体験こそ最高の成長機会」だと思っています。

いきなり「社長になれ」と言うわけではありません。「誰かからのやらされ仕事」という意識から卒業し、「自分の仕事のリーダーは自分だ!」という小さくて身近な所からスタートしてみませんか?

三星グループは、皆さんの成長をしっかりと後押ししていきたいと思っています!

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