領事館って塩対応_2024.05.16
仕事が決まって、先方から雇用契約書が送られてきた。就労ビザを日本にいるうちに取りたいとお願いをしたところ、必要書類を帰国のついでにレターパックで(とてもうれしい)送ってくれたのだ。よし、書類を揃えて早めに申請しよう。そう意気込んだのだが、最初の壁にぶち当たる。
日本のドイツ大使館は2つある。東京と大阪だ。
雑に言えば、西日本の人は大阪に、東日本の人は東京にという分け方になっている。私は福岡に住んでいるので、大阪での申請になる。旅費がかかってしまうのは地方民の定めだが、悔しいものだ。
まずは日程を抑えなくては始まらない、と予約フォームを見に行くと、、なんと全く日程がない。なんということでしょう、、、こんな事があるのか?私が間違っているのか?と調べていくと「ドイツ大使館 予約 取れない」という検索予測が目に入る。どうやらとても予約枠が少なくて、しかもドイツ国内のほうが酷いらしい。
こういう部分は日本って素晴らしいよなあと思った。
ただ、ここで折れるわけにはいかない。私はドイツ語ができないから現地でビザ申請なんてできるはずがない。そんなのは絶対に避けたい。その思いでTwitterを見ると、毎週どこかのタイミングで予約枠が開放されるらしいという情報が手に入った。そこで、問い合わせをすることにした。
領事館からの回答は、
「確かな回答はいたしかねます」
のみだった。がってむ。
振られてしまった私は、毎日朝と昼休み、帰宅時に必ず予約枠を確認するようになった。2週間目になった木曜日の朝7:30、突然3つの予約枠が見つかった。
震える手で必要事項を打ち込むと、「その時間はすでに予約されています」のエラー。なんだか韓国のチケッティングを思い出すデジャブを感じながら2つ目を入力。すると、完了画面が出ない(笑)
え、できたのかできてないのかくらいは教えてくれよ!
不安になってもう一度予約枠を見ると残り一つ。これはもうできなかったってことじゃん!だってメールなかったもん!!とヤケクソになって入力。すると、パスポート番号の欄に赤字で「この番号は予約されています」の文字。
え?できてるんだったらメールちょうだい?
不安ながらも待っていると、30分ほどあって予約の確認メールが届いて安心した。ほんの数時間で冷や汗を書いて仕事に遅刻した。
これほど運に感謝したことは、、あるか。
でも、早起きは三文の徳というのが発揮された日だった。
無事予約は取れたものの、書類はこれでいいのか?これは必要?どういうこと?と不安になり、再度メールを送る。500文字にも及ぶ詳細な説明だったはずが、帰ってきたのは4行。
要約すると「人によって異なります」。
塩対応だなあ微妙に日本語伝わってないし。
きっとこういう問い合わせが何通も来てるんだろうけど。
福岡県の名誉領事館?では書類の相談ができるだろうか…?よくわからないビジネスビルの一角にそれがあるらしいが、うーん…
こういう塩対応に悩むこと、これから増えるんだろうなあ。
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