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10年をふりかえり、これからにむきなおる

DevLOVE Advent Calendar 2019 5日目の記事です。10年をふりかえり、これからを考えてみます。

■これまでの職種、業種とその顧客

●担った職種

・技術顧問
・プロセスのデザイナー
・PO代行
・PM / PMO
・PL
・エンジニア
・取締役
・コミュニティ運営

プロジェクトを前に進めるために、そのとき必要な職種を担っています。今後もこの振る舞い方は続けていく必要を感じています。


●新たに担った職種の数

担った職種

数年にわたるプロジェクトが多いので、3〜4年で担う職種のリズムができていました。2018年から関わる幅が広がったので、出会う局面も増えて、担う職種も急激に増えました。


●業種の種類

手伝った業種

担った職種の増加は、関わった業種の数と比べると分かりやすい相関関係がありました。時間とのトレードオフになるので、今後は数は増えず、種類が入れ替わっていくのかな、と想像しています。


●プロジェクトの顧客

プロジェクトの顧客

プロジェクトの顧客を考えると、toEな領域が軸にあり、toBとtoCが入れ替わっていた傾向がありました。2019年は関わるプロジェクトが増え、混在するようになっています。


■これまでの活動

●2009年
レストランから転職後、ソフトハウスでSIのフェーズを一通り経験して、研修事業を刷新。新しい会社の立ち上げを考えはじめた頃でした。

●2010年
会社を立ち上げ。SIでの職人芸を軸に、お客さんとの信頼関係をどれだけ強く築くことができるかに注力してきました。ビジネスモデルとして、より正しいものは沢山ありますが、9年続けられているので間違ってはいないのだろうと思っています。

●2012年
技術的なコンサルティングとエンジニアリングをワンストップで提供するアプローチをはじめました。提供する顧客体験は「ぼんやり持っていたやりたいことや課題感の根本を捉えて、実現のステップを提案してくれる。パイロットプロジェクトを選ぶと、伴走して完了させてくれる。横展開も旗振りだけで良く、他は進めてくれる。」というものです。ここで生まれたお客さんとの信頼関係があるから、請負契約でアジャイルに開発を進められている、現在の形が作れているように感じています。

●2014年
大規模なデスマーチを一緒に過ごした人たちを楽にするためのツールをつくりはじめました。この流れで今も「プロダクトに関わる全ての人達が、より楽で安全に、より早く大きな価値を提供できるようになるには?」に答えるための仮説を、反復的・漸進的に検証し続けています。サイロ化された組織間の溝を埋める活動に終わりはありませんが、スムーズにつなげていくきっかけは、サイロの外側に同じように苦しんでいる人がいることに気づくこと。自然と前後の溝の先にいる人を意識するようなしくみをつくっています。

●2016年
この頃から疑問がわき始めました。
・事業は継続できているが、つながりが閉じている。本当にこれで良いのだろうか?
・独学で学び続けているが、学びの幅が閉じている。これまでの学びは、閉じた関係の外側でも通じる普遍的なものなのだろうか?
・ヒト、組織の間に生まれる溝はどこでも同じ課題を感じていて、同じアプローチでカイゼンできるのでは?

●2018年
カイゼン・ジャーニーに出会って人生が曲がり、SRCAサイクルに共感して活動を始めました。DevLOVEThe Agile Guild にjoinして、気づきと学び、信頼関係の広がりを感じた年でした。

●2019年
個人事業を本格的に始めて、NoOps Japan にjoin。2018年にできた信頼関係が更に広がり、プロジェクトにつながった年になりました。複数の現場でのつながりと学びが、相互に価値を生み出す場に立ち会えることも増えてきました。


■これからにむきなおる

自分は何がしたいのか?にむきなおると、わたしのWhyはこちらです。

私は、業種や職種を問わず プロセスの課題と手段を紐付ける ことで 人々から、充実感と笑顔を引き出す ために、日々活動しています。

ふりかえりで見えた

・関わる業種の数は増えず、種類が入れ替わっていく
・toEな領域が軸にあり、toBとtoCが混在
・プロジェクトを前に進めるために、そのとき必要な職種を担う
・気づきと学び、信頼関係がさらに広がる

という傾向を、わたしのwhyでとらえ直すと

・より多くの分野で、共感してしまうアイデアを持つ人と仕事がしたい
・届ける相手を問わず、より楽で安全に、より早く多くの価値を提供したい
・より広い職種を担えるように、学びを広げ、深めたい
・ワクワクする学びがある関係をより広げ、深めていきたい

と、いつも自分の中心にあると感じていた ワクワクする学び が何なのか見えてきました。10年後も ワクワクする学び を探求し続けていたい、と改めて感じています。

いつも応援していただいている皆さん支えられています。