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週末農業 - 2019 年 5 月

2019 年 5 月 12 日

仕事と雨続きでずっと田舎の土地に行けず、この日も雨の予報だったが、ブダペストでは晴れ間ものぞいていたので、急遽行くことにした。しかし、到着してみると、オフロードの道が乾いておらず、車がニュルニュル滑るので、100 m ほど進んでから駐車させてもらい、1 km ほど歩いて物を運んだ(乾燥コンポストや落葉等)。飲物や道具は持って行けなかったので、ブロッコリーの苗の移植(実験)と支柱の確認だけしてから帰途についた。

ニュルニュルの道

土を棒で固めるだけの方法だが大丈夫だった支柱

雑草だと思って踏んでいた野イチゴ(VADEPER)

セイヨウニワトコ(BODZA)の花が咲き始めていた。

去年ヒマワリ(NAPRAFORGÓ)が植えられていたところに今年は麦(BÚZA)が植えられていた(ヒマワリの画像は動画からのスクリーンショットで 2018 年 7 月 8 日に撮影)。

2019 年 5 月 21 日

もう涙が出そうなほど 5 月は雨続きで、この日も怪しかったが、やらなければならないことが山積みで、居ても立っても居られず、「都会の人間が無駄なことを」と笑われる可能性もあるが、砂利を買ってオフロードの道に敷く作業をすることにした。

鹿(ŐZ)の足跡。こんなにニュルニュル。車を入口あたりに停めていて、どけなくてはいけなかったので、敷いた砂利の写真は撮るのを忘れたが、写真の下の方に少し写っている。

普段は車で通り過ぎる景色。こことその下はヒマワリかもしれない。

ポピー(PIPÁCS)。ハンガリーでは真っ赤か少しオレンジ色がかった赤しか見かけない。

青空を見ないので悔しいから撮った。運転中ながら前後に車がいないことを確認してからデジカメで。良い子はマネをしないように。

2019 年 5 月 24 日

長男と砂利を敷きに行った。作業は結構進んだものの、まだ半分しかできていないので、くじけそう。ハンガリーは平坦な国なので、貴重な「高さ」に惹かれて土地を買ったが、この道を滑ると下まで勢いよく転落するのが非常に危険。現在整備中の下の道のほうに駐車場を作るつもりだが、完成するまで上に停めないといけないので、こうするしかない。

土地の近くまで車で行けたので、適当に埋めておいたジャガイモが育っているのを確認した。

ブロッコリは食べられていた。

イチゴは足場の悪い場所に置いていたからか雑草が生い茂っているからかセーフだった。

道沿いのセイヨウニワトコ

2019 年 5 月 25 日

今日は晴天が確実だったので、ニュルニュルの道に砂利を敷く作業をしに行った。その前に、大型ゴミの収集が来週あるので、ご近所さんが仕事をしている近所の建物から板をもらってきた。いまだに魚が住めそうなぐらい深い水たまりがいくつもあり、そこに沈めるためである。その後、久々に土地全体の様子をチェックし、下の道路から停められる駐車場を作るために情報の収集と雑草の駆除をした。

もらった板は既に車の中に詰め込んだ。

細長い傾斜した土地なので、タイトル画像の 3 本のクルミの木がある側は上(ニュルニュルの道)、こちらが下で、現在整備しているので(住居がないからか私は一銭も払っていない)、ここに駐車場を作る予定である。この土地のお隣さん曰く、重機で車が入れるようにしてもらえるかもしれないとのこと。そうであれば大変助かる。ちなみに固定資産税等の土地所有に関わる費用は一切なく、雑草を刈らない場合または土地を有効利用しない場合は罰金を課せられる可能性がある。だから、この通り大量の雨で雑草が高さ 1 メートル前後生い茂っていて、フェンス設営どころではなく、焦りまくっている。

何という虫だろう。

ローズヒップの花が咲いていた。

やっとセイヨウニワトコの花を収穫できた。

陸奥リンゴは大丈夫だった。

ハンガリーでは明日が欧州議会議員選挙の日だが、私は選挙権がなく、また晴天の予定なので、明日も行く予定である。

2019 年 5 月 26 日

オフロードの道にまだ水たまりがあるので、前日に寄った近所の建物から段ボールをもらって水たまりに埋めた(それでもまだ段ボールが浮くほど深い)。あと、可能な限りアザミとイラクサを手で除去した。他の雑草は概ね無害だが、アザミ(ASZAT)とイラクサ(CSALÁN)は触ると痛いので拡散してほしくないから早目に除去しておきたかった。どちらも根は浅いようなので、かなりの量を除去できた。

途中にあるワインで有名な村(4 月にも撮影)。

巨大な農作業機械も通るのでカーブは水たまりの深さが半端ない。

アザミのコロニー。幸い他の侵入性・繁茂性の高い雑草に対する対抗力はさほど強くないようである。

イラクサを除去しているときにセイヨウニワトコを 2 つ見つけた。これはキープする。イラクサの写真は撮るのを忘れた(見ているだけで痒くなる)。

Facebook の英語のグループで知ったスズメバチ撃退法。茶色の紙袋を膨らまして(中に詰め物をしてもいい)吊るすだけ。他のコロニーの巣に見えるらしい。アメリカではフェイクの巣が販売されているそうである。半信半疑だったが、スズメバチは一匹も近寄ってこなかった。

一日中日が照る場所にキノコが生えていた。雨の多さを物語っている。

猫の手も借りたいのに猫が邪魔をしに来た。3 月に妊娠していた猫だ。お腹が空いてミルクが出ないのかもしれない。グリッシーニをあげた。

しつこい。

食べては日陰でまったりし、おねだりするを繰り返す。Jama ちゃんと名付けよう。ジャマちゃんは日本語ではストレート過ぎるので、ハンガリー語読みでヤマちゃん。

かなりの重労働で疲れ、暑かったのもあり、そろそろ帰ろうというときに、ヤマちゃんが車の下にいた。ベイビー達にミルクをあげに去って行ったのかと思いきや、こんなところにいた。そして頑としてどかない。ハンガリー語も英語も日本語も通じない。

グリッシーニは全部なくなったのでチョコロールを見せるも余裕のシカト。

しかたなくエンジンをかけるとやっと出てきた。ヤマちゃんは最後の最後まで邪魔だった。

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