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自信の恋愛に関する諸考察

1.はじめに

お見合い問題、というのを知っているだろうか。

私はこの問題に出会ったのは高校2年生の時だったと思う。

お見合い問題とは、恋愛において理想の人と出会う確率を求めよう、という数学の問題のことである。

理想の人と出会う確率は1/e(e=2.718…:ネイピア数)という結論の面白い命題なので、気になった人は以下添付のサイトで読んでいただきたい。

今回の私の記事では数式そのものには意味はないので、数学的な話はこのくらいにしておこう。

さて、この問題を取り上げた意図としては、この問題を解くにあたって定義する前提が面白いと感じたからだ。

その定義とは以下のものである。

・n 人と順番にお見合いする。
・お見合いした瞬間に交際するかしないか決めないといけない。
・交際を申し込めば相手はOKしてくれる。
・交際をスタートしたら他の人とは二度とお見合いはできない。
・一回断った人とは二度と交際できない。
・n 人の中で一番タイプな人と交際できる確率を最大にしたい。

この条件の上で、以下の戦略をとる。
k 人目まで無条件で断り,k+1 人目以降で「今までで一番いい人」が現れたら交際する。
https://manabitimes.jp/math/1226

砕いて説明すると、ある程度の人数の人をまずは断り、それ以降の人の中から(断った人たちよりも)良い人が現れたらその人と付き合う。というものなのだ。

高校生時の私は、この戦略が果たして理想の人を見つけるのに最適なのか、直感的に理解ができなかった。

しかし、今はなんとなくこの戦略がいいと思うようになった。
ではここから、恋愛の話を始めよう。

2.恋愛に関する諸考察

なぜこのような導入をしたかというと、「理想の人なんて、たくさんの人と付き合って(比較して)みないとわからない」と考えているからである。

お見合い問題と恋愛では、かなり前提が違うことはもちろん心得ているが、比較という点を今回のテーマとしたいので、あまり細かいことは気にせず話を進めよう。

「比較」なんて言葉を使うと、一部の人から反感を買う気もするのだが、恋愛において比較なんてするもんじゃない、と腹を立ててしまう人はぜひここで読むのをやめることをおすすめする。

さて、理想の人を見つけるには比較が大事だと思う理由は以下の通りである。

付き合う(好きになる)瞬間なんて盲目だから

文字の通りだが、人を好きになる瞬間なんて盲目なのだ。

「きっとこの人が僕の(私の)運命の人だ」

なんて思ってしまう。

もちろんこれ自体は否定しないし、そういうもんだと思う。
そういうもんであってくれ。

人間、付き合ったら結婚するか別れるかの二択だ。
一部例外を除いて、付き合う瞬間に別れることを想像する人なんていないと思う。
つまりみんなその人と一生添い遂げることを無意識的に想像する。

だからそんなもんなんだ。
付き合ってる(または、ただ好きだという)瞬間なんて、本当に理想の人なのかなんてわからない。

だからこそ、理想の人かの判断には少なからず「比較」が必要なのである。

先日みたYoutubeでお笑い芸人のカズレーザーさんが、恋愛相談をしてきた視聴者に向けてこんな良いことを言っていた。

「どんどん恋はした方がいい。たくさん恋をしておかないと一個一個の恋に価値があるものだと思ってしまう。(中略)たくさん恋をしないと、その人がどこにでもいるような人だと認められぬまま人生を過ごしてしまう」

本当にその通りだと思う。

そんなどこにでもいる人の中からたくさんの取捨選択(比較)をして、自分に合うところを見つけて、理想の人に出会えるのではないかと私は思う。

以上のことから(ー最初の話に戻るが)、k人目までにお付き合いした人との比較でこそ、理想の人に出会えるのではないかと思っている。

あえてここでkと表記したのは、この数字は本当に人によって違うと思うからだ。少しずるいが、ごくたまにk=0が成立するパターンももちろんあると思っている。ただし、理想の人に出会っている確率は低いのではないかと思う。
(もちろん本文章は、初めて付き合った人と幸せに暮らしている、というような事例を否定したいわけではないので、誤解しないでいただきたい。それは本当に運がいいことなのだ。)

さて、ここからは誰の得にもならない気がするが、自分の話をしようと思う。

3.自身の恋愛

ここから先は本当に興味がある人に読んでいただきたい。
(きっとここから先の文を読んでくれる人は、ある程度私を理解しようとしてくれる人だという前提で話を進める。)

私はこれまで、本当にありがたいことに数名の方とお付き合いをさせていただいた。一年以上お付き合いさせていただいた人も何人かいる。

そんな中でやはり、いろんな人と付き合ううちに「自分に合う人」の考え方はずっと変わってきている。
失礼なことかもしれないが、やはり色々な点を「比較」して、次はこんな人がいいだなんてことを考える。

先ほどから述べているように、この方法はやはり理想の人を見つけるには先的な方法のように思える。
しかし、それと共に自身の理想を高くしてしまうリスクも含んでいるように思う。

現状、理想的で魅力的だと思う人が、私の周りにはいない。

これはおそらく「比較」による弊害だろう。

これだけ比較の話をしてきたが、本当は比較なんてせずに、自分の思うままに盲目に恋愛をした方が幸せなようにも感じる。
しかし、今の私にはそれができない。




ここまできて、このパートで自分が何を書きたいのかがよくわからなくなてしまった。

たくさんの人と付き合うことと、その人たちを比較してしまうことを肯定的な文章で書き表したかっただけなのかもしれない。

そんな文章をここまで読み進めてくれて、本当に感謝する。

4.終わりに

なんだか気持ち悪い感じの締めくくりだが、今回の文章は終わりにすることにした。

さて、これは蛇足な気もするが、今回の記事のヘッダー画像は私が描いたものなので、ぜひこの絵を題材に皆さんも執筆してみてはどうだろう。

絵を使ってくれると私に通知がくるので、とても楽しいのだ。

時間のある人はぜひ、書いてみてね。





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