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しりとり最強は「ず」だと思う話

私は小学生の頃、よく親としりとりをしていた。

祖父母の家に行く時、遠くに遊びに行く時など、車の長時間移動があれば、車の中では必ずと言っていい程しりとり大会が開催されていた。

私が小学校低学年の頃から、親は容赦なかった。

父は常に「る」攻め、母は常に「り」攻めをしてくる。
この攻撃に何度負けたかわからない。

しかし負けを重ねるうちにまた、私も「◯」攻めを覚えるようになった。

「る」や「り」以外の攻め方もたくさん試したが、結局どれもあまり強くなく、当時の私は「る」が1番強いと思い込んでいた。

しかしある日、「る」よりも強い文字に出会う。

それは「ず」だった。

”濁点攻め”


盲点だった。

「ず」は本当に強い。
ズッキーニとずんだもちくらいしか浮かばない。
しかもこの二つは、小学生ではなかなか知らない言葉なのである。

こうして私は、親との攻防、自身の研究の末
しりとりにおいて、かなり嫌な小学生になったのだった。

もしこれを読んでいる中で、「ず」より強い文字が思いつく強者がいれば、是非コメントしてほしい。



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