なぁさん

ゆる〜く始めてみました🧘‍♀️ 都内でOLやってます〜

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最近の記事

病気のわたしから見えた世界(後編)

さて、ここからは入院中について。 前編を読んでいただくとお分かりの通り、私の頭は既にだいぶカオスな状態だった。 そんな状態だったにも関わらず、精神病棟に入院すると、さらにおかしな人達がたくさんいた。 異常な周りを見て、若干の冷静さを取り戻した私だったが、入院してからもしばらくは幻覚、幻聴、妄想は続いた。 (今考えると、病気が回復するにつれて、病棟内でも普通に会話が出来る友人も増え、普通の生活に戻っていったので、自分もおかしくなっていた為に感じた異常だったのかもしれない。

    • 病気のわたしから見えた世界(前編)

      統合失調症、という病気をご存知だろうか。 ストレス社会の現代において、著名人からの適応障害のカミングアウトが増えたり、メンタルヘルスの特集が盛んに組まれたりするなど、精神疾患の存在は徐々に認知され始めているように感じる。 うつ病や双極性障害、上記の適応障害などはよく耳にするが、統合失調症という病名についてはあまり馴染みが無い方も多いかもしれない。 しかし、実は約100人に1人の確率で発症するという意外と身近な病気なのである。 大学1年生の秋、私はこの病気を発症した。

      • 何者でもない私

        価値っていうものは、価値がある所に入っていく。 YouTubeで億万長者に、印税でがっぽがっぽ、なんてのもそう。誰にでもチャンスはある、それはそうなのだけれども、その前にもっと自分というものを、せめてちょっとは手を動かして努力なり、じっくり思考するなりして手に入れた意味のある"何か"に仕上げない限り、そう簡単な話ではないと思う。 こうして今、私は書いている。けれど世の中に見てくれる人なんて1人か2人いるだろうか。いれば上出来、その程度だと思って書いている。だって、私は有名

        • 考えろ

          考えろ。考えて、考え抜け。どうすれば、一番いいのかを。 これは映画『青の炎』で、主人公秀一が養父の暴力から家族をいかにして守っていくかを血眼になって模索しているときの台詞である。 彼は考えに考え抜いた末、父親を殺す完全犯罪を企てる。彼はまだ17歳で、あどけなさすら残る少年だった。 犯罪、ましてや殺人は紛れもない重罪であり、とても許されるべきことでは無い。けれども極限に立たされた少年が、ただ平凡な幸せを得ようと下した決断は、あまりにどうしようもなく切ない。 どうにもならな

        病気のわたしから見えた世界(後編)

          自分をさらけ出すこと

          昔サークルの先輩に、そんなに自分のことをさらけ出して大丈夫なの?と言われたことがある。 賢い人は、深い考えだとか思想だとかをそんなに公に話さない、みたいなニュアンスのことを言われたと思う。 別に私はその先輩のこと好きだったし、引退してからもご飯とか行くほどだったから仲良かったと思う。だから、多分それはそれで未熟な後輩を思っての貴重な一意見であり、その先輩の考え方なのだろうと思ってありがたく聞いていた。 "自分をさらけ出す"なんていよいよ恥ずかしいタイトルだけど、実のとこ

          自分をさらけ出すこと