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バレンタインデー

母が東京へ戻る前にご挨拶に行きたいと言うので昨日お世話になっているご夫婦のお宅へ

ご夫婦のことはこちらでの母と父と思っている。とても素敵なご夫婦で、東京の母にも会ってもらいたいけどその機会はないだろうなと思っていた

西日本豪雨災害の時たくさんの友人がわたし個人に支援金を寄せてくれた。炊き出しをする人、古民家再生をする人、支援物資の運搬をする人などこちらで出会った友人たちへとつなぎ

東京の母から送られた支援金はこちらの母に使ってもらうことにした。ボランティアの方の宿泊や食事提供を無償でされていたから

母と母がつながった氣がして嬉しかった

それがまさか、こうやって直接おしゃべりしてるなんて。人生ってつくづく不思議だなぁと思う

ここで暮らせるのは本当にお2人のおかげだ

無職で生後1ヶ月の赤ちゃんと犬を連れて、夜逃げみたいなことになってる人間なんて受け入れてもらえるんだろうか。やっぱりシェルターしかないのか。全てを打ち明けに行った日顔面蒼白だったのかもしれない

物件を決めたけれどまだ大家さんの許可が出るかどうか不安でたまらないと言ったら、知り合いの不動産屋だから電話しとくわねと言って下さった

地元の保証人が必要ならうちがなりますから、信頼出来る子だから大家さんを説得して絶対そこに入れてあげて!とおっしゃって下さったそう

不動産屋さんが、あのご夫婦がそこまで言うんだから大丈夫ですと大家さんに言って下さり、大家さんはあんたが言うなら大丈夫だろうと心良く受け入れて下さった

幸い保証人は両親で大丈夫だったけれど、その一言でどれだけ救われたか分からないと母は言う。中々言える一言ではないし自分の娘をそこまで受け入れてくれる人がいるということに涙していた

信頼で人はつながっていくことを教えてくれた母その横でいつも飄々と全てを受け入れてくれる父

その2人を中心にあたたかい人達がつながる場所

ここに来られてほんとに良かったねぇ。安心して帰れるよ。と心から喜んでくれる母

むすめさんも終始ご機嫌で笑顔ふりまいてたね。あ、お父さんにちょっと遅め目のバレンタインチョコをプレゼントしたんだ。むすめさんからってことで

人生初のバレンタインだったね

ここでしっかり生きていこうね

頼りない母ですが、2人の母のように70代になる頃には少しはマシになっているやもしれません


















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