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tomokosan.s
2023年6月9日 23:33
あんなに大きな声で顔を真っ赤にして叫んでいる。ちょっと面食らいながらも俺は断わる理由もなくOKをした。携帯と鍵だけをポケットにしまい、ビーチサンダルを履く。「とっておきの場所があるの。凄く夕陽が綺麗なんだよ。大好きな場所なの。あなたもきっと元気になるよ。」そう言うと、並んで歩き始める。長い髪が揺れる度に、ほのかな香りが漂う。短めのTシャツから、腰に青いバタフライのタトゥーが見えた