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#編集 #ライター 記事まとめ

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編集、ライター、コンテンツ、メディアなどに関する記事をまとめていきます。
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2021年1月の記事一覧

編集者って何をしてるの?|#01

年明けと同時にイースト・プレスに入社しました、書籍1部のKです。前職では、主にビジネス書や実用書を発行する出版社で働いていました。 新しい環境にワクワクしていたのですが、入社早々、「できるだけ在宅勤務!」ということになってしまいました。僕は出社しているのですが、何をすればいいものやら、とりあえずウロウロしています。 そんな様子を見かねたのか、上司が「イースト・プレスでは誰でも自由にnoteの記事を投稿できる」と教えてくれました。入社したばかりであまりやることもないので、「あい

料理を作ることを含めて「はらぺこめがね」という仕事~『みんなのおすし』はらぺこめがね~

子どもの頃に読んでいた、あの懐かしい絵本。 今お子さんに読み聞かせている、そのおもしろいお話。 これを作ったのはどんな人だろう? どんな生活をしているんだろう? と気になりませんか。 この連載では、そんな子どもの本の作家さんに「日常生活に欠かせないもの3つ」をテーマにお話を伺っていきます。 -------------------------------------------------- 連載の第2回目は、めくってびっくりのしかけ絵本『みんなのおすし』の作者、はらぺこ

やさしい人は、きっと伝わる文章を書ける

最近よく社員に言っていることがあります。 それは「読まれる文章を書きたいなら、ブラウザの向こうにいる人を想像するといいよ」ということです。 こちらがツイートするとき、noteを公開するとき、ブラウザの向こう側の人は何をしていて、どういうことを考えているのか? そこをいったん立ち止まって想像しましょう、と。 「仕事がイヤだなあ」と思っているかもしれない。「飲みに行きたいなー」と思っているかもしれない。親の介護で悩んでいるかもしれない。人間関係で悩んでいるかもしれない。お

お金になる文章とはなにか?

今日は「お金になる文章とは何か?」についてお話ししたいと思います。 世の中にはいろんな文章がありますが、お金を払ってもらえる文章とそうではない文章があります。 いちばんわかりやすいのは「本」ですよね。 本というのは紙に文字が書いてあるだけなのですが、みんな1300円なり1500円なりを払ってくれます。 なぜ、この世には「お金を払ってくれる文章」と「払ってもらえない文章」があるのか? そこを読み解いていくことで、価値ある文章を書くためのヒントが見えてくるかもしれません。

「がんばって書いてるのに読まれない!」という人は、これが足りない

「一生懸命書いているのになかなか読まれない……」 「がんばっていいことを書いてるのになぜか伝わらない……」 そういう悩みを聞くことがよくあります。 たしかに拝見するとすごくよく書けているし、おもしろいことや役立つことが書いてあります。でも読まれない。 そんなとき、たいてい共通しているのが「誰が書いているのか」がよくわからないということです。 今日は「何を書くか」よりも「誰が書くか」をまず明確にしましょう、という話をします。 見知らぬ人にマネジメント論を語られても……

ひとつ上の文章にするために「ツッコミ」を入れよう

ぼくは一人で文章を書くときは「著者」と「編集者」を一人二役でやるといいよと言っています。 考えてみれば「推敲しなさい」と言っているだけなのですが、、、まずは著者の気分でとにかく書きまくる。その後、「編集者」になって「著者」が書いた文章を冷静に直していきましょう、ということです。 「まあ、それはわかるんだけど、編集者として直すとき、どうやって直せばいいの??」という疑問が残ります。 ぼくがいつもイメージしているのが「ツッコミ」です。 自分の文章を読みながら「なんでだよ」

「読まれるnote」を書きたいなら、おさえておきたい3つのポイント

基本的にnoteは楽しく書くのがいちばんです。 ……ただ、ビジネスにつなげたいときや「ここぞ!」というときは「読まれるnote」を目指したいもの。 そこで最近はnoteの書き方について聞かれることも多くなったぼくが「読まれるnote」の3要件をサクッとご紹介したいと思います。 ①発見があるあたりまえですが、読んで発見のあるnoteは読まれます。 「え? そうなの??」「なるほどね〜」「そういう考え方があったか!」みたいなnoteは読まれます。 「発見とか言われても、

編集者とライターの違い

編集者とライターはどう違うんですか? という質問をもらったので書こうと思ったんですが、ちょっと困ったなーと思っています。 定義は人それぞれですし、業界とか会社によっても、その役割は違うと思うからです。 「編集者はそうあるべきじゃないと思います!」とか「そもそもライターというのはですね……」というご意見をいただきそうなので、躊躇しながら書いています。 ただ、学生さんの中には「編集者」を目指せばいいのか「ライター」を目指せばいいのかわかんない人がいるかもしれないので、とりあ

おもしろい文章は取材が9割

ぼくの持論は「おもしろい文章は中身がおもしろい」というものです。 どんなに頑張って上手に文章を書いても、中身があまりおもしろくないと、なかなか読んでもらえません。もちろん文章のスキルが高くてエッセイが書けるような人なら話は別ですが、ふつうの人は中身で勝負するのが正攻法だと思います。 逆に言うと中身さえおもしろければ、それを素直に伝えるだけでおもしろい文章になるはずなのです。 というわけで、今日は「中身」の話です。つまり取材です。 取材でどんな質問をすればいいのか? 質

PV至上主義は悪なのか

PV至上主義は蛇蝎のごとく嫌われています。 コンテンツの価値は無機質な数値では評価できない、質より量を追求するとモラルハザードを起こす、など様々な理由でPV至上主義は忌避されます。しかしながら、Webメディアは広告収益をもたらすための主たるドライバーであるPVを追い求めざるを得ません。そんな板挟みの中で戦略を決めあぐねているWebメディアの皆様、ぜひこのnoteでPVとの付き合い方を再考し、戦略を立てるヒントを探してみてください。 私は、文春オンラインで1年間にわたりPV

発信を躊躇している人へ「最後のひと押し」

SNSでの発信を躊躇している人は、こんなことを考えています。 「『こんなことしか書けないのか』とバカにされそう」 「思考が浅いのがバレるのが恥ずかしい」 「頭がよくないと思われるのがイヤだ」 ぼくも「公開」ボタンを押す前によくそう思います。記事を読んで笑われたらどうしようって。 でも、そこでこう思い直すんです。 発表しなかったからといって、思考が磨かれていくわけでも、頭がよくなるわけでも、文章がうまくなるわけでもない。 考えてみれば当たり前のことです。 自分の思考

それでも文章力を磨いたほうがいい理由

最近は、音声メディアや動画メディアも増えてきました。 「伝えたい」と思ったときに声や動きで伝えることができるようになったのはいいことだなーと思います。 一方で、やっぱりテキストは便利だし、テキストにしかできないこともまだまだあるなーと思ったので、今日はそのあたりをまとめてみようかなと思います。 テキストの便利なところ① 一瞬で伝わるまずは「一瞬で伝わる」ということです。 道路の標識や街中の看板、電車の広告も、テキストは一瞬で脳に入ってきます。おそらく1秒かからないうち

書きはじめる前に「地図」を描こう

「書いてるうちに何を書きたかったのかわからなくなる」というお悩みをいただきました。 たしかに書いてるうちに迷ってしまって「はて、これはどこに行き着くんだろう?」となったり「いちおう書いてはみたけど、いったい何の文章なのかがイマイチわからないな……」ということはよくあります。 こんなときの解決策はひとつ。 それは「ひとつの文章で言いたいことはひとつだけにする」ということです。「この記事で言いたいことは、ひとことで言うと何なのか?」。そこをまず明確にすることです。 そし

30分で2000文字の原稿を仕上げる方法

2000文字くらいのnoteなら、30分から1時間ほどで完成まで漕ぎ着けられるようになってきたので、今日はその方法を共有します。 手順は3ステップです。 ①言いたいことをざっくりメモするまずは「書くテーマ」を決めます。で、そのテーマにもとづいて「言いたいこと」を箇条書きでメモしていきます。 このnote原稿だったら、こんな感じのメモです。 書くテーマ:30分で2000文字の原稿を仕上げる方法 ・言いたいことをメモする ・音声入力する ・文字おこしをコピペして編集 ・話