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#写真 記事まとめ

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写真や撮影テクニック、写真に関する記事をまとめていきます。
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2018年7月の記事一覧

【無いよりマシ】写真を完全消去してもLightroomのプレビューがある!プレビュー画像を抽出する方法

こんにちは、横田裕市(@yokoichi777)です。 4月にバズったRAWデータを消し飛ばした事件から3ヶ月が経ちました。 この事件の際に どう頑張っても救えなかったRAWデータが一部あったんですが なんとかJPEGデータとして救う事ができたのでそのお話。 どうしても画像を復元・復旧したい!そんな時に最終手段の助け舟を出してくれるのが 実はAdobe Lightroom Classic RAWデータを失ってしまった場合、 Adobe Lightroomが最後の切り札

お店の魅力を引出す 4つの撮影テクニック

お店の写真を撮るときのコツ、ぼくが意識していることを紹介するこの記事。前回は、3つのシーンを軸に書かせていただきました。 今回はもう少し具体的な撮り方や技術的なことを。 引き続き、いろんなお店を巡るのが好きな方はもちろん、ご自身でお店を運営されている方にも役に立つような記事になれば嬉しいです。 今回紹介するのは、この4つのテクニック。 ・ボケ感を生かす ・手前ボケを試してみる ・人気(ひとけ)を感じる写真 ・シーンを作る **ボケ感を生かす** まず、全般的にオスス

「町角のかぐや姫」 第5詩

「 町角のかぐや姫」 第5詩  詩・益山弘太郎 / 写真・齋藤陽道 愛と眠りに着く   善良き人々よ   朝 目覚めてみる   自らを信ずる   素晴らしき日々よ           憎しみと目覚める   懲りなき人々よ   今日も執着してみる   迎える夕べも   煩悶するだけだ           さあ出かけよう   町の中へ   竹藪にも似た町の中へ   かぐや姫は   きっとそこに居る   絶え無き月の世界から   喜びと悲しみを

「ホタルイカの身投げ」を撮って後悔している話

深夜の海岸線が青白く光る―毎年、春になると富山湾で「ホタルイカの身投げ」という現象が見られます。ホタルイカはふだん深海に生息している生物ですが、3月~5月頃にかけて水面近くまでやってきて、産卵します。その後また海深くへと戻るのですが、月明りのない新月の夜、方向を見失ったイカが誤って浜に近づき、波につかまって浜に打ち上げられるというのです。自らの意思に反して死を遂げるのに「身投げ」と呼ばれるのですから、ホタルイカとしてはやるせない気持ちでいっぱいでしょう。 さて、これまでの話

PHOTOSHOP/複数枚の写真を合成し映画のようなワンシーンを作る方法(恐竜編) 《第1回》マスクを利用した背景のベース作成

こんにちは。 札幌を拠点とし活動中のNORD WORKSレタッチャーのオオタニです。 ついにnoteでもこのシリーズをやることになりました。 この企画はtwitterでレタッチテクニックの「note更新しました〜」という、いつもの告知ツイートをした時に起きた、ある出来事がきっかけです。 まずはやり取りをご覧ください。 なんとTHE GUILD 深津 貴之 様からこんなメッセージをいただいたのです。 即答したら「わーい」と喜んでいただいたので。笑 早速今回から数回

天空の草原、毛無峠が最高だった

樹木のない緑の山肌に点在する古びた鉄塔。なんて、ノスタルジックな光景なんだ……。 改めて、自分で自分の写真を見て、ため息をついてしまうくらい、素敵な風景が広がる場所。それが、群馬の毛無峠です。 「ハードな山登りをせずに森林限界の世界に触れることができる場所はないものか」と、以前調べていた時に見つけたこの場所。なかなか足を運ぶ機会がなかったのですが、先週末(7月中旬)ようやく行ってきました。 毛無峠とは 毛無峠って、こんなところ。群馬と長野の県境にある、峠なのですが、草は

大人になってよかった。旅を愛している【イスタンブール・トルコ→日本】

まっさらな白い紙に、カタカタと文字を打ち込んでゆく。知っている部屋、知らない内装、私を迎える、夏の家。 久しぶりに歩く世田谷の街。思っていたよりも強い日差し、まるで昔恋い焦がれた東南アジアかのような湿度、聞き取れる言葉たち、顔を見るだけでご機嫌か不機嫌かどうか分かるような、私の知っている人々。 帰ってきたのだ、という感覚を噛み締めていた。こうやって東京を歩いていたら、昨日まで違う大地を踏んでいたことを、忘れてしまいそうになる。そうあれがまるで、夢だったかのように。 けれ

フイルム写真よ、さようなら#5「食は自然光で撮る。絶対にだ。」の巻

ズバリ、美味しい写真の秘訣は1、自然光 2、そして逆光 3、目で見た以上にアップ この3点のみ! 先日発売された前田まりこさん著「ブッダボウルの本」(通称マリデリでふるまわれるベジボウルのレシピ本です。)はこの3つを踏まえ、撮影しました。 僕はかれこれ8年毎年断食をしていて、食に対してはとっても気にし〜なので、この撮影のお話をいただいた時には勝手に運命を感じたのです。 そもそも僕が会社にいた時には、食撮影のチームでアシスタントをしていました。社歴の長い中島敏夫さんの撮影

鈴木心流!?「どうする、デジタル写真データの保存:ストレージ編」

撮ったはいいけど。溜まるデータ。とりあえず写真を初めて15年。全く変わらない保存方法をお伝え致します。本当にこれでいいのだろうか!この方法で15年で撃沈したハードディスクは30台中わずか3機。リスクは1割。どう考える?バックアップ環境! まず、現状考えられる保存先はこちら 撮影したスマートメディア(SDカード) ローカルHD(取り込みパソコンの) 外付けHD 自家サーバー クラウド 作業中の仕事は上記のうち3つ 作業完了した仕事、個人的な撮影は1〜2つに保管しています。

鈴木心流!?「どうする、デジタル写真データの保存:ファイル名編」

ようやく書けます。このことが。気づけば、写真の仕事をはじめて12年。一度も変わらなかった写真のファイル名管理。 一番大事なこと。 絶対にカブらない、絶対に見つけられるだから、時系列です。そして、 アプリケーションに頼らないデスクトップで管理します。 うちのデータはまず、バルクHDで管理しています。(サーバーも合わせて使用しています)が外からはなんのこっちゃわからないので、カタログを作ります。 ここに6桁日付、案件名でリネームして保存されています。撮影日がわかれば絶対

滝澤エリカ/ミスセブンティーン2018最終候補