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「隣の人を二人、サッカーファンにする」ために意識するべきこととは。 第1回 #noteサッカー勉強会 イベントレポート

5月27日(金)に開催した「#noteサッカー勉強会 今、世界のサッカーはどうなっているのか。欧州サッカーの現状と日本のこれからの立ち位置」を視聴いただき、ありがとうございました。

今回は会場観覧として約70名の方に観覧申し込みをいただき、まだまだ制限がある状態ではあったものの、とても熱気に包まれた会場となりました。

アーカイブをYouTubeで公開中です

今回のレポートでは、イベント中に出てきた数々の言葉を「隣の人をサッカーファンにするためには」という視点でご紹介していきます。

倉敷保雄さん「隣の人を二人、サッカーファンにする」

カタールで行われるワールドカップを11月に控える日本代表。4年に一度のビッグイベントに向けて、コアなサッカーファンだけでなく、多くの人にどのようにしてその魅力を伝えていくべきなのでしょうか。

サッカー実況で大人気の倉敷保雄さんは、このような思いを口にしました。

倉敷さん「僕が今一番問題だなと思っているのは、こうして僕たちが楽しくサッカーや代表について話していることを、多くの人は分かっているのかということです。パッとみて、この選手はこういう表情をして、こういうプレーをする、ということを僕らの代表はもっとプロモーションしないといけない。日本代表はこういうチームで、こういう戦い方をするので、こういうところを見てくださいというのが伝わらないと、もう一つ上の段階にいけないと思います。」

「以前のトルシエ監督(2002年の日韓ワールドカップ)の時は、いくつかのキーワードがあって、それをみんなが楽しめた。今はタイムパフォーマンスが重視されるがあまり、ディティールが分からなくなってしまう。でも、ディティールが面白くないとダメなんで、それにどう気づいてもらうのかを考えなければいけないと思います。」

「サッカーファンも含めて、こういう形だったらもっとサッカーを楽しめるとか、キーワードを発信していただいて、『隣の人を二人、サッカーファンにする』ということをやっていきたいです。」

倉敷保雄さん、小澤一郎さん

日本代表やサッカーの魅力を伝えるための方法を聞かれたフットボールジャーナリストの粕谷秀樹さんは、

粕谷さん「他のジャンルの意見を聞くというのは大切だと思います。マニアックに見ることも大切だと思いますが、『全てのジャンルはマニアが潰す』という言い伝えもあります。あまり専門的な見方ばかりをしてしまうと、どうしても肩が凝るというか、聞いてる方が思考停止に陥ってしまう。その辺を簡略化して、わかりやすく伝えることが大事だと思います。」

また、フットボールジャーナリストの小澤一郎さんは、

小澤さん「SNSがこれだけ発達すると盛れない、偽れないんですよ。(どれだけ誇張しても)わかる人には分かってしまうので、もっとその選手の等身大のリアリティを伝えていった方がいいんじゃないかと。真摯に真実を伝えていくのが一番なんじゃないかと思います。」

粕谷秀樹さん、中山淳さん

記事は「書きたいことを1つに絞る」(中山さん)「結論から入っても面白い」(粕谷さん)

イベントの終盤には、記事の書き方・アウトプットの仕方についてもお話をいただきました。フットボールジャーナリストの中山さんは、

中山さん「記事を書く時のコツとして、色々な物を見てしまうと色々なことを書きたくなるんですけど、まず最初は書きたいことを1つだけにして、それをどう伝えていくかとした方がいいと思います。どうしても色々書こうとすると、結局何が言いたいのかが分からなくなってしまう。一番言いたいこと、伝えたいことを決めると、いい記事をかけると思います。」

さらに粕谷さんからも、

粕谷さん「最初に結論から入っても面白いですよ。結論を決めてしまって、書きたいことを書いていくと、絶対に結論に戻ろうとするから意外とストーリーがまとまりやすいと思います。」

と、文章を書く上での秘訣を教えていただきました。

世界一のスポーツイベントを全員で楽しむために

サッカーのワールドカップは、今や世界で一番盛り上がるスポーツイベントと言われています。この"サッカーの祭典"をサッカーファンだけでなく、全員で楽しめるようにするために、何を伝えていきべきなのか。

今回の #noteサッカー勉強会 は第2回、第3回と続いていく予定です。この勉強会が、みなさんがサッカーを楽しむヒントになればと思っています。

アーカイブ動画も公開中です。ぜひご覧ください!


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