マガジンのカバー画像

ファジアーノ岡山 記事まとめ

927
運営しているクリエイター

2023年7月の記事一覧

【ファジサポ日誌】66.哀しき完全燃焼~第28節清水エスパルスvsファジアーノ岡山~

※カバー写真はいつかの静岡鉄道、新清水駅付近です。 今、出せる力は出し尽くしたのかなと感じたアウェイ清水戦でした。 全体的にみましてチームはよく戦えていたと思います。 そう思いますので、精一杯戦った結果に寂しさも感じました。 振り返ります。 1.試合結果&スタートメンバー結果は0-1の敗戦でしたが、正直なところ点差以上の差を感じましたし、秋葉体制の清水が案外これまで取りこぼしてきたことを考えても、その隙を突ききれなかった点に岡山の力不足を感じました。 岡山としては前半0

ヴィヴィくんの豪快なファジフーズ探訪っぷりに勇気を貰う

ヴィヴィくんがついに岡山に来た。 5月、ファジ丸が長崎に電撃訪問したのは記憶に新しいところです。 ファジ丸の九州初上陸と、ヴィヴィくんのおもてなし : Jリーグマスコットのことばかり考えるブログ(旧館) (livedoor.jp) これまでマスコット交流の気配すらなかった岡山と長崎の間に縁ができ、「もしや…?」と思われたところで、ヴィヴィくんの大阪ファンイベント翌日に岡山訪問が決定。 岡山と長崎が同カテゴリーになるのは今季で実に10シーズン目ですが、とうとうあのヴィヴィ

【ファジサポ日誌】65.覚悟の戦い~第27節ロアッソ熊本vsファジアーノ岡山

※カバー写真は天皇杯湘南戦より(32)福元友哉 なぜ月曜日? この試合についてはまずこの不可思議な日程に触れざるを得ません。 ファジアーノ岡山の立場としては、次節清水戦(7/29アウェイ)まで中4日となり、中6日で臨む清水エスパルスとはコンディションに差が出る可能性は高いといえます。 このような日程になってしまった以上、多くの選手が酷暑の中走り切った前節長崎戦からの回復期間に充てられたと、無理矢理にでもプラスに考えるしかありません。 おそらく、他競技との兼ね合いなのだろう

2023ファジアーノ岡山にフォーカス38『 人と空間との先に~継続と自覚~ 』J2 第27節(A)vsロアッソ熊本

 いつか得点を決めて欲しい。そう願っていたが、その願いはなかなか叶うことなく、長期離脱を強いられる大怪我を何度も経験し、ファジが新たな選手を獲得するために、怪我の間に登録を抹消されることもあった。期限付き移籍も経験して、本当に苦しみに苦しんだ選手。それが、この試合の主役(ヒーロー)となった。  本稿では、その主役については、もちろん触れるが、メインは「両チーム」にフォーカスを当てていくことを本論としたい。岡山と熊本のサッカースタイルの違いやその中で、繰り広げられた両チームの

有料
100

2023ファジアーノ岡山にフォーカス6『 選手名鑑23~Next challenge~(MF編-中編⑧20井川 空) 』

 選手名鑑になかなか着手できず、終盤戦に入ろうとしている。岡山が、最後まで頂を目指して戦っている中で、不完全のまま終わる訳にはいかない。そういった想いから残り期間で、私も完成を目指して行く。この前までの選手名鑑は、開幕前の情報から作られたもので、ここから作って行く選手名鑑と、時系列や趣旨こそ異なるが、私も最後まで完成を目指す。 ⑧20番 井川 空(22シーズン) 『 苦悩の日々も雪解けを信じて~北(上)に向けて~ 』  開幕前のチーム編成を考える上で、当初の想定としては、

【ファジサポ日誌】64.初めてユースの試合を観てみた~第47回クラブユース選手権グループステージC 鹿島アントラーズユースvsファジアーノ岡山U-18

※カバー写真は岡山U-18出身MF山田恭也選手 今週のファジアーノ岡山のゲームは異例の週明け月曜ナイター(アウェイ熊本戦)という事もあり、シーズン中にしては珍しく余裕のある日曜を迎えました(土曜ゲームの場合もレビューを作成しているので余裕がない)。 そんな日曜の朝(7月23日8:45キックオフ)に開催されました第47回日本クラブユース選手権(U-18)大会にて、我らがファジアーノ岡山のU-18チームがグループステージ初戦を迎えましたので、YouTube無料配信にて観戦しま

【ファジサポ日誌】63.紙一重の若さ~第26節ファジアーノ岡山vsV・ファーレン長崎

人間が浴びることができる紫外線の量にも限界があるのであれば、当にその許容量は超えているのではないか?と思わせるような、強い夏の陽射しが照りつける中で行われたホームゲーム。 屋根が有っても無くても西日は射し込むのかもしれませんが、スタンドの一部でも屋根で覆うことが出来れば、サポーターも避難できます。 試合開始2時間前のバックスタンドでは、スタッフさんがバックスタンドに長時間いると危険なので外に出るように勧めていました。 とはいえ、スタジアムの外も暑さは一緒。こんな時にスタジア

2023ファジアーノ岡山にフォーカス37『 交錯する思惑~流儀~ 』J2 第26節(H)vsV・ファーレン長崎

 岡山に携わるファジアーノ岡山ファミリー一帯となって戦っている。それでも一度も届いたことのない「頂」のリーグへの挑戦。可能性を信じて戦っていても、結果がでていない以上は、厳しい声が一定数でてしまう事は、仕方ない。ただ、そこと向き合いつつも、オーエムグループさんのように、最後はサポーターと共に前を向いていくしかないという結論に至ってしまうのもまた事実。それでも、筆者もレビュアーとして、これからもファジアーノ岡山と共に喜怒哀楽を経験しながら歩み続けたい、後押ししていきたい。

有料
100

ファジアーノ岡山について思うこと

 クラブ最高成績となるJ2リーグ3位で終えた2022シーズンのファジアーノ岡山。さらに主力の大半の慰留や将来有望な新戦力の獲得に成功。クラブもJ2優勝を目標に掲げ、今シーズン開幕前はかつてないほど悲願のJ1昇格を果たす機運は高まっていたと思う。しかし蓋を開けてみればシーズンの半分以上となる25試合を終えた時点で自動昇格圏はおろか、昇格PO圏内とすら7ポイント離された9位。当然開幕前に思い描いたようなシーズンにはなっていない。そこで低迷するクラブの現状に関して思うところが多々あ

2023ファジアーノ岡山にフォーカス36『 リーグ戦に向けて~継続~ 』天皇杯 3回戦(H)vs湘南ベルマーレ

 リーグ戦で勝ち切れない試合の中、勝ち進めば強いチームと戦えるという夢のある大会。ジャイアントキリングの夢に魅せられた岡山のサポーターが集った。平日の水曜日の試合ということで、断念された方も多いことは間違いないが、北九州戦より多い、約3000人サポーター。両チームが見据える目の前の4回戦、そして、その先の「頂」を目指す戦いは、シティライトスタジアムで、火蓋は切って落とされた。  ファジフーズは、2回戦よりも出店は多くなったものの入場予測も含めて、僅か。筆者は、千屋牛丼をチョ

有料
100

【ファジサポ日誌】62.J1との差~第103回天皇杯3回戦 湘南ベルマーレvsファジアーノ岡山~

現在J2リーグ・10位、6位清水エスパルスとは勝点差7をつけられているファジアーノ岡山。徐々に試合内容の向上はみられながらも、上位との差は確実に開いていっています。 希望と失意が混じった感情の中で迎えた天皇杯3回戦、筆者が個人的に観たかったのはここまでリーグ戦での出番が限られた選手たちの躍動と、まだクラブとして成し得ていない初のJ1勢撃破&16強進出でした。 勝ち上がればC大阪vs大宮の勝者と対戦。 もしファジとセレッソの対戦が実現するのであれば、上門知樹との対戦が待ってい

2023ファジアーノ岡山にフォーカス35『 中位相応の隙~復~ 』J2 第25節(A)vs徳島ヴォルティス

 各地で雨が激しく降っている中で、岡山の地から天候を気にしながら徳島へと向かう。早めにでて目標としていた「活魚料理 びんびん家」は、長蛇の列であったため断念して、その近くの「北灘漁協直送 とれたて食堂」にて鮮度の良い美味しい刺し身を腹ごしらえして、決戦の地であるスタジアムに向かった。  雨は上がっていて、やや湿度の高い状態であったが、比較的過ごし易い気候であったが、やはり暑いので、その色彩と2種の味の魅力に惹かれてヴォルティスカラーのカキ氷を食べて、クールダウンした。ファジ

有料
100

ユースに興味を持ち始めたファジサポを更に深みに誘いたいので座談会をやってみた

みなさん、当noteのこちらの記事はご覧いただけましたでしょうか? 当noteの運営メンバーでもある瀬戸のおさしみ氏がユースに興味を持ち始めている…!? これは黙ってはいられない、なんとしても彼にユースウォッチャーとなる醍醐味を知ってもらい、さらなる楽しみを知ってもらおうではないか! そう思って彼を沼に沈めるユースに関する知識を深めてもらうべく、Web座談会を開催しました。 3人の座談会(今回もLINE上で行いました。)を通じ、ユースの魅力についてみなさんに知ってもら

【ファジサポ日誌】61.ファジは前へ進んでいる~第25節徳島ヴォルティスvsファジアーノ岡山~

※カバー写真は以前に訪ねた際の徳島駅より徳島線の特急「剣山」 ファジアーノ目線に立った時、このゲームの捉え方は今のファジアーノをどのように認識するかによって変わってくると感じた一戦でした。 そこでまずは、今のファジアーノの立ち位置について、筆者の認識を先にお示ししたいと思います。 藤枝戦の拙レビューの一部です。 整理しますと、プレーオフ圏内進出の条件として、 ①各対戦相手との再戦で前半戦以上の結果を上積む ②上位陣との6ポイントマッチを複数得失点差で勝利 ③劇的な試合内容