マガジンのカバー画像

読売ジャイアンツ 記事まとめ

1,004
運営しているクリエイター

#野球

2024年 プロ野球シーズンを振り返る セ・リーグ編

1位 巨人 9月頭の時点で巨人が首位で終わるとは到底思わなかった。広島が逃げ切るか阪神が上がってくると予想していた。2位で終えれば大満足くらいの戦力だろうと。 何故なら固定されているスタメンが丸、吉川、岡本しかいなかったから。他は調子次第で流動的に動かしていた印象。この3人の安定感のみで流石に優勝できるわけなかろうと見ていたらあれれれれ? という感じ。 なんといっても菅野の完全復活を誰が予想できたか。投手守備陣が巨人史上最高レベルの結果を残せたこと、去年大きく負け越した阪神広

【エッセー】「音楽なんて聴かない」ってえらい言われようやな

記事の本題と関係の無い部分に口を挟むのは、僕自身、本意では無いのだが、どうしても、引っ掛かる言い回しがあって、記事を読み終えてからも、頭の片隅で、そのフレーズが繰り返し流れて来て、気になって仕方が無かったので、記事のネタにすることで、昇華させようと思う。 ▶イヤホンで音楽なんて聴かない。 一読して、「阿部慎之助さんが監督になってもランニングを継続してるのは知ってたけど、無音の状態で走ってたんだな。それは初耳だった」と、新たな情報が知れたことへの感謝の念が生まれるとともに、

読売ジャイアンツ3軍vs茨城アストロプラネッツ(10/1)観戦記

今回は10/1(火)に観戦した読売ジャイアンツ3軍と茨城アストロプラネッツの交流戦(ジャイアンツ球場)について記します。 異例の時期の交流戦 (私も内情は詳しくないですが)独立リーグの選手は通常9月末が契約期限となっており、10月に入ってからの対外試合は異例です。 ※フェニックス・リーグの選抜チームを除く。 色川冬馬GMもXで書いていましたが、「最後までアピールの機会を」という意図で試合が実現したようです。 ジャイアンツもフェニックス・リーグを控えており、この時期に

チャレンジするのに遅すぎることはない。まもなく35歳。巨人・菅野投手がメジャー挑戦か。米国メディアが報道。4年ぶりのセリーグⅤに貢献。めざせ、オールド・ルーキー!

チャレンジするのに遅すぎることはない。まもなく35歳になろうとする巨人の菅野智之投手に伝えたい。米国メジャーリーグに挑戦するとの報道が現地メディアから発信された。今季は15勝を挙げ、チームの4年ぶりのセリーグ優勝に貢献した右腕。年齢は関係ない。巧みな投球術で、メジャーのオールド・ルーキーをめざしてほしい。 菅野投手は巨人一筋12年。通算136勝を挙げた巨人の「顔」ともいえる存在。緻密なコントロールを駆使して、白星を積み上げてきた。 今季はセリーグトップの15勝(3敗)をマ

阪神と巨人の間にあった「失点抑止力の差」

 9月28日、巨人が広島に8-1で勝利し、4年ぶり39度目の優勝を決めた。就任1年目で優勝に導いた阿部監督の涙はとても印象的だった。  今年の巨人は、本当に強かった。その強さの根底には走塁面での意識改革や、データ班の知られざる努力など様々な要因があったように思う。だがその中でもここでは「失点抑止力」について語りたい。  ちなみに、今年3月に書いた順位予想はこちら。ぜひこちらも参照していただきたい。 ① 守備力  今年の阪神と巨人の最も大きな違いはこの「守備力」だったの

自分のことよりチームのことを最優先できる強さ。ロッテ・佐々木朗希投手が自身初の二ケタ勝利。チームをポストシーズン進出へと導いた

自分のことよりチームのことを最優先できる人は強い。ロッテの佐々木朗希投手(22)のことだ。チームの勝利のことを思い、自分にとって最重要のことを考えてマウンドに上がった。チームのポストシーズン進出がかかる大一番。「あの日以来」となる約2年半ぶりの完投勝利を挙げた。チームをクライマックスシリーズ(CS)進出へ導いた右腕をたたえたい。 1日にアウェーの仙台で行われた楽天戦。この試合の結果次第でロッテのCS進出が決まる大一番だ。 朗希投手の立ち上がりは良い部分と悪い部分がそれぞれ

9月28日、巨人がリーグ優勝した日記

今年は一層、野球をわかるようになってしまった気がします。「なってしまった」と表現しているのは、私は勝負事を見ていると穏やかではいられず、おおい!と大声を出したり、勢いに任せて太ももを叩いたりしてしまうのです。流石にプレーに関してぐちぐちいうおじさんのようにはまだなっていませんが、私に野球を吹き込んだ恋人の穏やかさとは一転、私はめちゃくちゃに感情的になってしまうのです。 そして、彼が応援しているチームは巨人。あのオレンジの球団です。私は父がうっすらと巨人ファンだったこともあり

キャッチャー「三本の矢」が優勝の原動力。巨人が4年ぶりのセリーグⅤ。捕手出身の阿部監督の光った采配。捕手3人の使い分けでチームに安定感

キャッチャー「三本の矢」というのがふさわしいチームだ。巨人が4年ぶりにセリーグ優勝を果たした。捕手出身の阿部慎之助監督が就任1年目にして名門チームを復活させた。その名采配は捕手の使い分けにあったと思える。小林誠司選手(35)、大城卓三選手(31)、岸田行倫選手(27)の捕手3人を巧みに起用することで、チームに安定感が生まれた。 28日にアウェーのマツダスタジアムで行われた広島戦。巨人は優勝マジックを「1」として、優勝目前の試合だった。先発投手はエースの菅野智之投手(34)。

【プロ野球】巨人・石田隼都投手、代木大和投手が自由契約 トミー・ジョン多発時代にダイヤの原石を輝かせる方法とは ~9/30~

巨人の石田隼都投手、代木大和投手が自由契約となったと報道がありました。 両投手ともトミー・ジョン手術を受けており、育成契約の可能性は残されています。しかし、かつて甲子園を沸かせた選手の現状は、ダイヤの原石を磨く難しさを表しています。 ドラフト成功例として期待も・・・ 2021年のドラフト会議。巨人は先日胴上げ投手になった大勢投手を1位指名し、下位に甲子園を沸かせた選手達を指名しました。 4位で石田投手(東海大相模)、6位で代木投手(明徳義塾)、7位で花田侑樹投手(広島

苦しむことが良い経験となる。セリーグ首位の巨人が3試合連続のロースコアゲーム。1点をめぐる攻防はポストシーズンを戦う経験値となる

苦しむことが良い経験となる。セリーグ首位を走る巨人が3試合連続のロースコアゲームとなった。いずれもスコアは「1-0」。1点をめぐる攻防だ。まさに「ヒリヒリした9月」を戦っている。ポストシーズン進出を決めている巨人にとって、「その先」の戦いで貴重な経験となるはずだ。 25日にアウェーの横浜で行われたDeNA戦。巨人は今季12勝とリーグ4位タイの戸郷翔征投手(24)を先発マウンドに送り込んだ。 戸郷投手は二回に無死満塁のピンチに陥ったが、併殺打などで切り抜けた。三回に1死三塁

試練のとき

 22日の天王山ダブルヘッダーは雨で流れた。ニューヨークメッツとの日米試合の関係で日本シリーズ開催は第一戦10月16日と公示されたが、既に日程は直前まで埋まっており、事と次第によっては日本シリーズ延期もあり得るという。セ・リーグ鈴木龍二会長は後楽園を直々に視察。審判団の強行不可能という進言にも首を縦に振らず、グラウンドを見て回ったうえ選手たちにも意見を聞いてようやく中止の決断をした。 「試合? そりゃ、もちろんやりたかったさ」と与那嶺監督。昨夜はV9戦士の執念に足をすくわれ

ソフトバンクは王朝を築けるのか。4年ぶりにパリーグⅤ。投打に圧倒。4月4日以来首位を渡さずに奪冠。強すぎることが仇になるかも

ソフトバンクは王朝を築けるのだろうか。4年ぶりにパリーグ優勝を果たした。今季は投打で圧倒し、4月4日以来首位を明け渡さずに奪冠した。ただ強すぎることが仇となるかもしれない。過去には強すぎるチームが日本シリーズであえなく敗退した歴史もある。ホークスは日本一となれるのか。なれないのか。それが問題だ。 ソフトバンクは今季、戦力補強や役割変更が奏功した。まずは、西武で活躍し続けた山川穂高選手をFA移籍で獲得。今季32本塁打、94打点でパリーグの打撃2部門でトップに立っている。攻撃力

巨人入り報道マレク・フルプ選手について

始めまして。Xでチェコ野球について発信しているウリムー(@CzechBaseballJP)です。 9月25日、報知スポーツにて巨人軍がチェコ代表マレク・フルプ外野手(25)の獲得に向け最終段階に入っていることが報じられました。育成選手契約が予定されており、実現すればチェコ人として初めてのNPB入りとなります。🇨🇿 このnoteではフルプ選手のプロフィールや選手としての特徴について解説します。 【追記】正式に獲得が発表されました! https://www.giants.j

失敗したって、きっと未来の糧になる。巨人の2年目、浅野選手。積極的な守備が裏目に出て後逸。逆転負けの一因に。うなだれることはない。まずは自分の持ち味を生かして

失敗したって、きっと未来の糧になる。ミスを恐れてはいけない。19歳のプロ2年目、巨人の浅野翔吾選手に伝えたい。優勝争いを繰り広げる一戦で、積極的な守備が裏目となって打球を後逸。逆転負けの一因となってしまった。しかし、うなだれないで。まずは自分の持ち味を生かして、課題を克服していけばいい。 21日にアウェーで行われた広島戦。八回表を終えて、巨人が4-1とリード。このまま逃げ切りを図りたいところだ。 ただリリーフ投手が捕まり2点差に詰め寄られる。なお2死二、三塁のピンチ。ここ