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中日ドラゴンズ 記事まとめ

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2022年7月の記事一覧

岡林勇希選手の内野転向における疑問点と気になる点

こんにちは。 突然ですが、自分は普段noteは滅多に書かないのです。なぜなら個人的に文字にして伝えることが苦手だと感じているのもありますが、口で話した方が全然早いなと思いますし、noteや課題もなども一気に書ききりたい、一気に終わらせたいという思いもあります。ですがなかなか時間もなかったりすることが多く、途中で頓挫したり、最初から書かなかったりすることがほとんどでした。今回はちょうど夏休みに入るタイミングで時間もあったため書いてみようと思います。 今回のテーマは「岡林勇希選

中日ドラゴンズ2022年前半戦の振り返り~選手編~

 こんにちは、ドリーです。  前回の記事に続いて今季の中日ドラゴンズの前半戦の振り返りをしていきます。今回は「選手編」で、データも使いながら見ていきます。 采配編はこちら↓ ①投手 チーム防御率は3.57でリーグ4位と心配されている投手陣ですが、掘り下げてみていきましょう。 (1)全体  防御率は悪くなっていますが、指標上はそんなに悪くありません。奪三振率は少し落ちたものの与四球率は減り、被本塁打も大きな変化はありません。ただ、相対的に見ると与四球率がリーグ平均に近

ファンサービスをしない監督 落合博満は野球ファンに何を与えたのか 第44章

ただ1人打ったからって勝てるものでもない 今年から落合は、YouTubeで『【公式】落合博満のオレ流チャンネル』を開設して、野球を様々な角度から語ってくれている。 これまで公表されていなかった現役時代のトレード話や監督時代の逸話が聞けてありがたい。 最近、ネット上に事実でない情報が数多く上がっているため、自らが事実を語ることにしたのだという。 その中で、私も、印象に残る言葉がいくつも出てきている。 その1つが、インタビュアーから、ヤクルトの村上宗隆が本塁打王と打点王を

中日ドラゴンズ2022年前半戦の振り返り~采配編~

 こんにちは、ドリーです。   前半戦は相手チームのコロナ集団感染というまさかの幕切れでしたが、中日ドラゴンズは38勝50敗1分で借金12、最下位に低迷しています。前回は5月にそこまでの戦いぶりを出す記事を書きましたが、そこには「良い部分に気づいてそれを継続し、悪い部分は改善していくという流れを作らなければ5月以降失速ということも今の戦力では十分あり得ます。采配も選手のプレーも反省点はここまでいくつも挙がると思います。そこを詰められるチーム、同じミスをしないチームが強いチー

緊急事態!チーム編成を見直す時【中日ドラゴンズ】

 またも緊急事態発生です。16日の阪神戦で主力の高橋周平選手、A・マルティネス選手が相次ぎ故障。翌日、出場選手登録を抹消されました。今シーズン甲子園初勝利の代償はあまりにも大きく、さらなる苦しい戦いを強いられることは確実です。故障者が投手、野手共に続出している状況で、改めてチーム編成を見直す機会に来ているのではないでしょうか。 次々と離脱。。 今季の中日は石川昂弥選手や梅津晃大投手、勝野昌慶投手など期待の選手が次々と離脱し、苦しい戦いを強いられました。そこに追い打ちをかける

ファンサービスをしない監督 落合博満は野球ファンに何を与えたのか 第43章

 落合が『嫌われた監督』の著者にかけた衝撃の別れ言葉 『嫌われた監督』の著者鈴木忠平氏は、落合の監督退任と時を同じくして中日の担当記者を外れている。 鈴木が落合にそれを伝えに行ったとき、落合は、こんな言葉をかけたという。 鈴木は、そんな別れの言葉に衝撃を受ける。これまで「俺の話はしない方がいい」と言った取材対象者に出会ったことがなかったからだ。 きっと鈴木は、当時から今までもそんな取材対象者に出会わなかったであろうし、これからも出会う可能性はかなり低いだろう。 インタ

支配下登録おめでとう!ルーク・ワカマツの軌跡

こんにちは、ばやのりです。 離脱者続出、連敗続きで苦しいシーズンが続く中日ドラゴンズにとって、明るい話題が久しぶりに出てきました。 「ルーク・ワカマツ支配下登録」 今回はそのワカマツ選手についてまとめていこうと思います。 1.経歴ワカマツ選手は2015年にガーディアンズ(当時インディアンス)から指名を受けてケラー高等学校からドラフト20位で入団しました。 その後は5球団を渡り歩きマイナーで298試合に出場しましたが、打率.206 OPS.611と思うような結果が残せま

2022年、京田って一生懸命な中日ドラゴンズの選手

コブ山田です。 ようこそいらっしゃいました。 今回は、プロ野球中日ドラゴンズ京田陽太選手について、記します。 「戦う顔をしていなかったら言ってください」 これは、2022年06月17日(金)に京田が発した言葉です。 2022年、成績が大きく伸びない中で監督が与田剛から立浪和義に代わり、京田は新しい上司のもとで活躍しようと奮闘します。 開幕戦は8番ショートで出場。ホームランを打ったことはあったものの打撃の調子が上向かず、そのうちにエラーもしてしまいます。 指名打者が

よみがえれ!中日・京田陽太選手

 中日の遊撃手・京田陽太選手が11日、出場選手登録を抹消されました。2017年、新人王を獲得し、不動の遊撃手として活躍することが期待された京田選手。大きなケガもほとんどなく、入団1年目から試合に出場していましたが、年々成績が降下。立浪新体制となった今季も不振が続き、再び2軍落ち。このまま京田選手は終わってしまうのでしょうか。 再び打撃不振  7月11日現在、京田選手は41試合に出場、打率1割7分6厘、3本塁打、8打点と苦しい成績が並んでいます。自慢の守備でも5失策を記録し

ファンサービスをしない監督 落合博満は野球ファンに何を与えたのか 第42章

落合が監督就任時と監督退任時に残した全く同じ言葉 これは、落合が監督就任時に選手たちを前にして話した言葉だ。 そして、8年間の監督生活の最後、2011年日本シリーズ終了後に選手全員を前にして、落合は、こんな言葉を残している。 驚くべき一貫性である。 落合は、監督就任時、選手たちに個の成熟を求め、それが実を結んで退任するとき、その継続を求めたのだ。 そんな落合の理念を読みながら、私は、選手落合を知って以降、落合が毎年、目標を聞かれて、常に答えていたのが「三冠王」だったこ

後藤駿太さん加入による化学反応【中日ドラゴンズ】

 中日は8日、オリックスとトレードが成立したと発表しました。中日・石岡諒太内野手、オリックス・後藤駿太外野手のトレードで、野手同士のトレードとなりました。石岡選手の今後の活躍を祈りつつ、新たに中日に加入した後藤選手が生み出す新しい風に期待が高まります。 経験豊富な後藤選手  中日からオリックスへと移籍する石岡選手は今季、プロ初打点をマークし、11試合の出場で打率3割6分と好調でした。主に一塁を守っていましたが、主砲・ビシエド選手が復帰し、中々出番に恵まれていませんでした。

【コラム】ふと、思ったこと⑥〜投手的な職業

◇中日の立浪監督の嘆き 私の応援している阪神タイガースもたいそうな貧打線だが、それでもドラフト1位野手の居並ぶクリーンナップや俊足の1-2番など、それなりに見どころはある。機能すると得点力も……それなりにある。しかし、6番以降の打者があまりにも貧弱で、やはり勝ちきれないゲームも多い。 しかし、それに匹敵するほど打線が弱いように思われるチームがある。そう、中日ドラゴンズだ。 阪神と中日の試合は共に本拠地が広く、なおかつ投手力は充実しているため、基本的に落ち着いた(無抵抗な

中京のエースから中日のエースへ。髙橋宏斗を育てた「まぜそば屋」聖地巡礼

 名古屋市営地下鉄名城線・八事駅から徒歩五分の場所に、知る人ぞ知る聖地がある。  その名も「歌志軒やごと店」。まぜそば(汁のないラーメン)を主に提供するチェーン店だ。お手頃な値段と多彩なトッピングで根強い人気を博している。名古屋圏の学生で知らない人はいないだろう。かく言う私も、高校時代によくお世話になった。  数ある歌志軒の中でも、やごと店は一際異彩を放っている。何とこのお店、とあるドラゴンズ選手と深いゆかりがあるのだそうだ。  店の前にはドラゴンズ仕様の自販機がある。青色

ファンサービスをしない監督 落合博満は野球ファンに何を与えたのか 第41章

第41章 情を捨て、理知を貫いた選手起用がもたらした栄光 これは、荒木雅博が落合に、使う選手と使わない選手をどう測っているか尋ねたときの答えだ。 落合が監督時代の8年間、掲げ続けた中日のスローガンは『ROAD TO VICTORY』。何があっても、一切変えようとしなかった。 情より理知。 リーグ優勝という栄光への道を歩むために、戦力として必要かどうか。それだけを基準に、選手を起用し続けたのだ。 学校や職場を見れば分かると思うが、教師や上司は、好き嫌いや親密さという感