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オリックス・バファローズ 記事まとめ

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2022年9月の記事一覧

「ここで長くプレーしたい」。舞洲で育ったオリックス・バファローズ 池田陵真が抱く『感謝』と『誓い』

舞洲Voiceでは、3つのプロチームが拠点を置く舞洲ならではのインタビュー記事をお届け。『#舞洲での思い出』と題し、舞洲で長くプレー経験のある選手にお話を伺います。 今回登場するのは、オリックス・バファローズ(以下、オリックス)の池田陵真(いけだ・りょうま)外野手です。大阪出身の池田選手は、大阪桐蔭高校時代に主将として甲子園に出場。2021年度ドラフト会議にてドラフト5位指名を受け、オリックスに入団しました。2022年5月には1軍デビューを果たし、初安打を記録。1軍定着を目

惜別野球人【嶋基宏、坂口智隆篇】

 球界再編直後から、その中心となった楽天、オリックスの両球団を支えていたパ・リーグの生き字引とも言える選手が同じ球団でユニフォームを脱いだ。今回は、そんな2人に個人的な思い出を織り交ぜて回顧することとした。 嶋基宏に野球の底力を見た 11年前、東北大震災の起きた年のことだ。少し遅れた開幕セレモニーで、楽天のチームリーダー的な存在であった嶋が「見せましょう、野球の底力を」と言ったことを鮮明に覚えている。当時はまだ小学校3年生だったのであまりどうこう思うことは無かったのだが、2

心を揺さぶるストーリーのコツ、宗選手の涙で再認識しました。

ディレクターから構成の相談を受けたとき、今ひとつ感情移入できない場合に使うアドバイスがあります。 心を揺さぶるストーリーにしたいなら……、 〝高低差〟をできるだけ激しくすることだよ。 一体、どういうことなのか? 今回は教材を用意してみました。 ハイ、おとといの試合ですね。 僕は久しぶりに叫びました。泣きそうになりました。 実はこの試合、宗佑磨という選手を主人公として見ていくと〝高低差〟の効果がわかってくるんです。 では、なにが起こったのか説明していきましょう。お

初代天皇様の神通力(?)

今日は早番勤務で、夕方の早い時間に自宅へ着き、スマホのLIVE中継で、ひいきのオリックス・バッファローズの試合を観る。ちなみに、相手は首位ソフトバンク・ホークス。この試合をモノにすると、バッファローズはゲーム差ゼロで明日を迎えることができる、ホーム京セラドーム大阪での、極めて大切な試合だった。 で、中継を見だした時点で、9回ウラ4-5。相手ピッチャーは守護神モイネロ。このモイネロを前にランナーを置き、ツーアウトから、主砲吉田正尚選手のタイムリーで、同点に!しかし次のバッター

日本シリーズが他人事じゃなくなった瞬間【プレイバックゲーム】

両チームのファン以外は面白い日本シリーズ― いずれも試合も接戦が続く2021年の日本シリーズをこのように称する人もいる。出場していない10球団のファンは白熱した試合を見られて純粋に楽しんでいるが、スワローズ・バファローズの両ファンにとっては気の休まらない試合が続いている。心臓が持たないのも無理はないだろう。 無論僕も同じような気持ちで日本シリーズを見ていた。どっちに転ぶか全く予想がつかない試合の連続を、ひとりのプロ野球ファンとして楽しんでいた。 が、6戦目にしてそのよう

惜別野球人【糸井嘉男、能見篤史篇】

 福留孝介に続き、平成末期の阪神を支えた2人が引退を発表した。それぞれ晩年は代打の切り札、救援と全盛期の活躍はなかったものの、不惑となってからもここ一番の勝負強さは光るものがあった。今回は、そんな2人にハイライトを当て、前回同様に思い出に浸ろうと思う。 「パテレ」で見た衝撃の身体能力 この選手はパリーグ公式のYouTubeチャンネルで日ハム、オリックス時代の映像を見ていて、その突出した身体能力からうまれる大リーガーのような守備、走塁はいつか球場で彼のプレーを見たいと思ってい

投手が輝く、オリックス・バファローズ8月の振り返り

オリックス・バファローズの8月を振り返ります! 目まぐるしい活躍を見せる3投手27日に行われたライオンズ戦で、宮崎大弥投手が初の完封勝利を達成!8月度「大樹生命月間MVP賞」を受賞しました!おめでとうございます!! 14日のソフトバンク戦で来日初先発となったビドル投手は、5回2安打無失点の好投で、初勝利をあげました! 山崎颯一郎投手が、28日の西武戦で自己最速の157キロをマーク!あまりの速さにファンからも驚きの声が上がっています。

僕の心に火を灯した、オリックス中嶋監督〝覚悟の采配〟

昨季、25年ぶりに優勝したとはいえ、長く暗黒期にいたオリックス。 しかも、今季は主力が相次いで離脱したり、不調だったりで「連覇だなんて、おこがましい」なんて思っていたんです。 しかし……、 そろそろ期待してもよろしいのでしょうか? 9月8日時点での順位表を見てください。 シーズン最終盤にもかかわらず、首位とのゲーム差はなし! なにより、きのうの西武戦における勝ち方が素晴らしかった! 僕の心に火を灯してくれたのは、中嶋監督の采配です。 話はおとといに遡ります。

【No.44】頓宮裕真の「体・技・心」

夏といえば、色々ありますよね。 例えば、花火大会やグランピング、BBQ、海などなど、異性と一度もデートしたことのないぼくにとって、決して縁のない "リア充" が躍動する季節です🎇 🌊 この2022年の夏に、1番攻守に躍動している選手が 頓宮 裕真(26)でしょう。 故障離脱中の杉本 裕太郎(31)やTー岡田(35)ら、実績のあるスラッガーを押さえて4番に座る姿は、正に多くのオリックスファンが待ち望んだ姿です。 なぜ彼はここまで打てる選手になったのか、今回はこれを掘り下げてい