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高校・大学・社会人野球 記事まとめ

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2021年7月の記事一覧

高校野球で完全燃焼しきれなかった全ての球児たちへ

君は、高校野球で、完全燃焼できた?最後の夏を終えて高校野球を引退した君に、1つ聞いておきたいことがある。 君は、高校野球で、完全燃焼できた? この問いに自信を持ってYESと答えられなかった君はいま、2つの宝物を手にしている。 ひとつは、野球の世界でもう1回リベンジする権利。そしてもうひとつは、燃え尽きずにくすぶっている君のその熱量だ。 コロナのせいで、君の高校野球人生は苦難の連続だったと思う。自分たちの力ではどうしようもない状況に、やるせなさやいらだちを感じたことも1

【詰】ポテンヒットは美しい

金属バットの鈍い音。舞う打球。『静寂』もしくは『戸惑い』にも似た歓声。そして選手達の思いが交錯した打球がフェアゾーンに落ち、大歓声に変わる。 そんな高校野球でのポテンヒットに心を動かされる瞬間がある。今回は特に印象に残っている甲子園で放たれたポテンヒットと共に、その魅力を言葉にしたい。 ポテンヒットを定義する正式名称はテキサスヒット。緩く上がった打球が内野と外野の間に落ちるヒットの事でプロ野球では全安打の約2%がこれに該当する。(NHK『球辞苑』より) 『緩い打球』つま

球場の星—県立川口高校野球部のこと

「公立校でも甲子園に行けるんだ!」、 というような希望を抱き、埼玉県立川口高等学校に入学した生徒がいた—という話を、テレ玉の「高校野球ダイジェスト2021」という番組で耳にした。 川口高校はこの夏、全国高等学校野球選手権埼玉大会で、準決勝まで進み、私立昌平に4- 7で敗れたのだった。 高校野球関連のサイトを眺めていると、川口高校に対し「県立の星!」なんてコメントを残している方もいらっしゃった。他にも「限られた環境の中、よく頑張った」的なコメントがあったり、川口高校野球部

日大三高、準決勝へ!──高校野球西東京予選 準々決勝観戦記

(文と写真:ぜぶら) どんなときでも選手を信頼する 西東京予選 準々決勝 日大三VS創価(7月28日 スリーボンドスタジアム八王子) いよいよ準々決勝まで来た日大三高。 ほぼ毎試合観戦してきたように感じたものの、冷静にカウントするとこの夏の西東京予選の観戦はまだ2試合目という事実…。 どれだけ夏の大会が長く、そこを勝ち上がるのが過酷なことか……少しおわかりいただけるでしょうか(まったくわからないですよね…)。 ※今日も毛筆が達筆です ここまでの日大三高の試合を振り

【part3】偏差値30の落ちこぼれ高校球児が難関国立大学に現役で合格した方法

はじめまして。 沖縄県の野球チーム、琉球ブルーオーシャンズでプレーしております加藤徹です。 僕が筑波大学体育専門学群に現役合格したときのお話を書いています。 今回はpart3ということで 僕のオススメの予備校 受験勉強の1日スケジュール について書いてみました。 見ていただいて損はないと思います! よろしくお願いします😊 ・ここに通えば間違いない!! 「今でしょ!!」 でお馴染みの林修先生が所属されている東進ハイスクール、東進衛星予備校はご存知でしょうか?

兵庫の黄金カード

明日の準決勝、神戸国際大附 対 報徳学園の兵庫の黄金カードについて考察してみた。 まずは、兵庫を代表するこの2チームの過去の対戦成績を振り返ってみた。 国際が頭角を表し始めた2000年以降で両チームの対戦は18度もあった。 01春 準決勝 ◯国際 6-5 02夏 決勝 ◯報徳 5-0 04夏 準決勝 ◯報徳 1-0 07春 準々決勝 ◯国際 4-2 07夏 決勝 ◯報徳 10-6 08夏 4回戦 ◯報徳 2-0 10春 決勝 ◯報徳 3-2 10夏 準決勝

【活動報告】2021年7月19日(月)〜7月25日(日)|川崎宮前ドリームス

お世話になっております。 川崎宮前ドリームスです。 先週1週間の活動報告をさせていただきます。 2021/07/20 火曜日 @市内グラウンド→ドリームス事務所(宮前区鷺沼) AM OP戦(学校が休みのメンバーのみ) PM 勉強 2021/07/22 木曜日 @ドリームス事務所(宮前区鷺沼)→市内グラウンド 8:00〜10:30  事務所で勉強 13:00〜 市内グラウンドにて練習 ウォーミングアップ キャッチボール 14:10〜 ランダウンプレイの練習 14:

戦術論第1回 「送りバントの有効性」

おはようございます、こんにちは、こんばんは。 ジャーナリストの氏原です。 今日から新しいテーマでお送りします。もともと予定していたものは4本ですが、今回は5本を用意できると思います。テーマは「戦術論」。甲子園や各府県大会で面白い企画があったら、そちらの方もリポートしていきたいと思います。 いくらジュニア世代は「育成」が大事とはいえ、試合をする以上は勝敗を競います。勝つを目指すのは当たり前なので、その中で、どういう戦術を取るといいのか。世間ではこういう考え方が当たり前になっ

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決勝、タイブレーク、サヨナラ満塁弾。こんな試合撮ったことない。楽しすぎた。

昨日、全国高等学校野球選手権千葉大会が幕を閉じました。 全国初の決勝タイブレークを制し、優勝したのは専大松戸。マンガのような幕切れでした。 3塁カメラマン席から、優勝を決める満塁弾を放ち、泣きながらダイヤモンドを回る吉岡選手、彼をホームベース付近で待つ仲間たちを納めた写真の数々は紙面に掲載こそされなかったものの、私の今大会ベストショットであることは言うまでもありません。 (権利の関係で個人記事に写真を載せられないのが非常に惜しい) 無料公開の記事です。記事内、3枚目の

日大三高・夏の戦い──高校野球西東京予選4回戦観戦記

いよいよ始まった甲子園への道。投資家にして野球マニアの編集者「ぜぶら」による観戦記も動き出しました。しかしこの観戦記、続けられるのか? 球児たちの熱い夏を、最後まで伝えきれるのか? 早くも不安が……。ともあれ、ホームランも飛び出した4回戦のレポートをご一読ください。 (文と写真:ぜぶら) 7月21日 日大三高VS都市大等々力(スリーボンドスタジアム八王子)3回戦の明学東村山戦では打線が爆発せず、関係者並びにファンをヤキモキさせた日大三高。3回戦では打棒爆発となるか? な

最速146㌔右腕!秋田高校・石井夢沙士の現在地。

1 .話題となった風間球打投手との投げ合い風間球打投手が157km/hを記録して話題となった7月18日の明桜ー秋田(秋田県甲子園予選)。 同時に、その風間投手を擁する明桜を延長戦1点差まで追い込んだ秋田高校の粘り強い戦いも感動を呼びました。 秋田高校のエースとして風間投手と熱い投手戦を見せたのが石井夢沙士。 試合前から2人の投げ合いに期待の声が上がっていました。(引用:増村一成(スポーツ報知)さん @kazunari36136 ) 試合後、各メディアで熱投が讃えられていま

阪神タイガース 2021年ドラフト戦略 7月版

結論 ドラフト1位では即戦力の大学、社会人投手を、2位以下で将来性の高い高校生投手の獲得を狙う ポイント① 今のチーム状況 今の阪神タイガースの最大のウィークポイントは、安定しない中継ぎ投手陣である。  現状信頼できる中継ぎ投手のスアレスと及川だが、スアレスは来年メジャーでの契約の可能性があり、及川は先発での調整になると考えられる。よって、来年の中継ぎ投手陣は今年よりも手薄になると考えられる。  他の投手の成長にも期待したいところだが、即戦力投手の獲得は必須だろう。 ポ

高校野球の現在地 ~「Liga Futura」のリーグ戦導入に対してわたしが思うこと~

わたしが高校野球から離れて、早4年の月日が経とうとしている。 それでもいまだに、夏の地方大会の結果が目に留まって、4年前のような興奮や緊張を感じずにいられないのがわたし。 照りつける太陽の下で、銀色に輝くskybeat、アフリカンシンフォニーの響き、人工芝の蒸した匂い... そんなことを思い出しながら久々に高校野球関連の記事を読み漁っていると、その中にある記事を見つけた。 「甲子園のアンチテーゼ」を行く高校野球の凄み | 日本野球の今そこにある危機 | 東洋経済オ

爪あと残した負けチーム

高校野球が始まっています🎊 娘の通う高校の野球部を基本、応援しています。なかなか強いので、夏休みどこまで行けるかわくわくなのです。当事者の選手のみなさん、監督さん、そして親御さんたちはそんなどころではないでしょうけど、わたしのような、ひたすら応援を楽しむ保護者たちは、かなり盛り上がります! ハラハラドキドキこの週末も試合がありました。地方大会です。 まだはじめのほうの段階なので、あまり強いところと当たるわけでもなく、こちらがまあ勝つだろう、というのが大半の予想でした。