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MLB 記事まとめ

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2023年1月の記事一覧

【MIL】1月の補強まとめ

ブルワーズ担当のあなんです。 今回は1月に行われた補強について一気にお話しします。 ○ Bryse Wilson獲得現地1/4、パイレーツから25歳の右腕Bryse Willson(ブライス = ウィルソン)投手を金銭トレードで獲得しました。 これに伴いTrevor KelleyがDFAされ、後日FAになっています。 Wilsonは2016年ドラフト4巡目でブレーブスと契約。マイナーを順調に駆け上がり、20歳の2018年にMLBデビューしました。しかしMLBでは定着せず

【CIN】未来のシティアイコンElly De La Cruz

 みなさんこんにちは❗  MLB30球団合同note、CIN担当の中山です。  今回はCIN期待のプロスペクト、 エリー・デラクルーズ(Elly De La Cruz)  を紹介したいと思います。 経歴選手としての特長  まず見て分かることは足がとんでもなく速いです。  2022年の盗塁数は47を記録しています。  スカウトいわく、彼は4歩で90feet(約27m)進むと言われる程の脚力です。 これはさすがに盛り過ぎだと思いますが笑笑  他にもCruzは相手の隙を見

Weekly Mariners (2023/1/23-1/29)

備忘録的な感じで、たまにマリナーズ関連の気になった情報等を1週間分まとめます。(随時更新) 先週↓ 1/28 今季マイナー各層のコーチ陣(発表日に記載するのを忘れていた) 今季のマイナー各層のコーチ陣が発表。AA監督がマイク・フリーマン、AA打撃コーチがショーン・オマリー、A監督がザック・ビンシーなど少し前のマリナーズで見た面々も名を連ねる。 1/27 MLB公式のプロスペクトランキング発表マリナーズからはハリー・フォード(49位)、ブライス・ミラー(98位)がランク

【PIT】2023年のキーマン【1】

気付けばSTの実戦開始まで約1カ月・開幕まで約2ヶ月に迫りました。1年前の今頃はまだまだロックアウト真っ只中でしたから、指折り数えて待てるのが嬉しく感じますね。 さて、今回からPittsburgh Pirates(PIT)に在籍する「今季チームのカギを握る選手」もしくは「今季がキャリアの分岐点になる選手」を紹介していきたいと思います。 1回目(これが最後になる可能性も否定出来ない)の今日は、昨季途中に加入して、今季はセットアッパーとしてフル回転が期待されるColin Ho

【MLB】バイオジェネシス・スキャンダルから10年【Short】

2013年シーズンといえば,いまやアメリカン・リーグ最強球団に君臨しているヒューストン・アストロズがリーグ再編によって初めてアメリカン・リーグでプレーした年。それまでナショナル・リーグ中地区に配属されていたため,ALWは4球団,NLCが6球団という歪な編成となっていました。この出来事について当時コミッショナーのBud Seligは「歴史的」と評価。 しかし,この年のSeligは”そんなこと”よりも対処にあたるべき重大事案がありました。 2013年1月29日,マイアミ・ニュ

【OAK】ヘスス・アギラー獲得

まだまだ補強は終わらない…! 補強しても良かったポジションをちゃんと補強藤浪の獲得によってオフの投資がおよそ25M(!)に上り、流石に補強はこれでおしまいかと思われましたが、まだまだ補強は終わりませんでした。 アギラーの契約は1年3Mと言われており、これによってオフの補強総額は27.25Mと過去に類を見ないレベルとなっています。 アギラーが埋めるとみられる1B/DHのポジションは、明確なレギュラー格のいないポジションでした。 主砲のセス・ブラウンが1Bを守れますが、ブ

[エンゼルス]プロスペクト情報②

こんにちは! ジョナDです! 今回は、前回の記事の続きで、エンゼルスのプロスペクトについて、PipelineのTOP30Prospectのなかの5-8位の選手を紹介します。以下に前回の記事、Pipelineのプロスペクトランキングのリンクを貼っておきますので、こちらも併せてご覧ください。 5. デンゼル・グズマン A SS グズマンは2021年インターナショナル・ドラフトで獲得した18歳のショートで、エンゼルス5位のプロスペクトです。ソリッドなアベレージヒッタータイプで、

WBC日本代表メンバー発表

MLBとアメリカ文化をつなげるラジオ「MOBYのベースボールは歌う」 22回目の放送は・・・? ①「ここんとこのMLB」はWBC日本代表30人が決まり、あらためて強豪国のメンバーをチェックします。 ②「シカゴバウンド」今回はお休みです。 ③SCOOBIE DOのナガイケジョー&MOBYによる「最近DO?」今年最初のテーマは「ツアー中の入浴」です。みなさんはホテルに宿泊したらお風呂派? シャワー派? 「MOBYのベースボールは歌う」 第22回放送日程 ※パソコン、スマ

【PHI】4.フィリーズのTop Prospect

こんにちは、ハリガネです。先日mlbから今年の Prospect Rankings Top100が発表されました。フィリーズからは2人がランキングに入りました。今回はその2人のことについて書こうと思います。 Andrew Painter P まず1人目は6位にランクインしたAndrew Painterです。 Painterは2021年のドラフトにて全体13位指名を受けた19歳右腕、アメリカ出身です。昨年はA・A+・AAの3階級で合計103.2イニングでERA1.56として

MLB選手紹介 vol.7 ボビー・ウィットjr

今回は2022年、AL新人王投票4位にランクインしたロイヤルズ再建のキーマン、ボビー・ウィットjrについて紹介していきたい。 ・ボビー・ウィットjrのプロフィール ロイヤルズ所属の遊撃手。背番号は7。 2000年6月14日生まれ。 →根尾昂、吉田輝星と同世代。 185cm/86kg 右投げ右打ち 2019年のドラフト1巡目指名(全体2位)でロイヤルズに入団。 2022年シーズン開幕戦のガーディアンズ戦でメジャーデビュー。 ウィットjrは2019年ドラフトでラッチマ

【TOR】ザック・トンプソン獲得は手堅い補強

大分時期が経ってしまいましたが、ブルージェイズはPITからDFAとなっていたザック・トンプソンを獲得し、見返りにチャベス・ヤングを放出しました。ヤングはバハマ出身で走力に優れた外野手。40人ロスターには入っていませんでしたが、走力とそれを活かした守備、加えて選球眼には定評のある選手です。 そのヤングを放出してトンプソンを獲ったブルージェイズですが、その価値は十分にあると言えます。何と言ってもブルージェイズは先発のデプスが手薄でした。マノア、ゴーズマン、ベリオス、バシットは確

【OAK】プロスペクト紹介〜メイソン・ミラー〜

 MLBのオタクをやっているとお気に入りのプロスペクトの一人や二人できることもあるわけですが、それがあまり有名じゃない選手だったりするとちょっと寂しいですよね。そんなわけで僕の好きなプロスペクトを皆さんに知っていただこうという記事を書くことにしました。もしシリーズ化したら記念すべき第1回ということになる今回は速球派投手のメイソン・ミラーを扱います。 選手としての特徴 ミラーは身長6フィート5インチ(約196cm)、体重200ポンド(約90kg)の体格から最速103マイルのハ

【MLB】International FA(国際FA)ってなに?

皆さまこんばんは。BAL担当のもくろーです。 表題の通り、本日はInternational FA(以下、「国際FA」という)についてお話しできればと思います。 自分自身、国際FAの存在は知っていましたが詳細までは理解できておらず、この機会に理解を深められればと思っております。 国際FAとは?国際FAとは、その名の通り国際的なFA(Free Agent=自由交渉)であり、 MLBのドラフト対象外となる国(ドミニカ共和国など)の選手に対して、各球団が自由に交渉して有望選手と契約

[TB]その跳ね様、バネの如く「Jeffrey Springs」

モンスターハンターのクエストの様な見出し 静かなオフシーズンも終わりかけていた頃1月26日(日本)にTB RaysはLHPのSpringsと4年$31Mで契約延長しました。 どんな選手? 2015年ドラフトでTEXに30巡目(全体888位)で指名され2018年にメジャーデビュー。 2020年にBOSへトレードされるも16試合7.04と活躍できず2021年澤村の加入に合わせてDFAされると翌日TBにChris Mazza(現在SEA傘下所属)と共にトレードで加入しました。