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北海道日本ハムファイターズ 記事まとめ

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2022年4月の記事一覧

[野球][北海道日本ハムファイターズ観戦日記 2022]4/30 上沢の問題点は何か

 上沢の調子が上がってきません。何が悪いんでしょうか。本人、監督、投手コーチそれぞれの談話からわかるのは「なぜ悪いのかわからない」ということだけです。登板間隔が一定しないことによる調整の難しさ、未だ白星なしという結果がもたらすプレッシャー……どれもありそうな理由だし、しかしそれだけでは説明がつかない気もする。もちろん上記の談話はあくまでもメディア向けの表向きのものですから、公には言えない事情があるのかもしれない。この際、一度登録抹消してローテを飛ばして、ファームで再調整しては

[野球][北海道日本ハムファイターズ観戦日記 2022]4/28 今川、ついに覚醒か?

 ナマ観戦3試合目にしてやっと初勝利。チームの連敗も4で止め、対オリックス戦もやっとひとつ勝って、なんとか一息つきました。もちろん今日の試合のヒーローは4打数4安打2HR3打点と大活躍の今川と、7回無失点と先発の役割を果たした伊藤です。  今日の打線は近藤が1番、今川が2番でした。実はこの2人、昨日の無死満塁で凡退した2人なんですね。昨日猛打賞の今川は肝心のあの場面で打てず「ああいう場面で打たないといい選手にはなれない」と悔しがっていたようですし、近藤も再三のチャンスで凡退

やっぱり自由の喜び〜何年ぶりかの東北は、青空で迎えてくれた。春爛漫の旅日記 その1、杜の都は西川遥輝!西川遥輝でございます!

 わたしの人生の楽しみ。ファイターズ・ビジターゲーム観戦を兼ねての観光旅行は、2008年ごろから始まり、友達と連れ立って各地に出かけることが恒例になっていた。かれこれ10年が過ぎた2019年は、東京に2回行き、名古屋に初遠征し、そして韓国ソウルへも初めての海外旅行に出かけていた。 2020年の年明けにも、もちろんお友達と計画を立てていた。オープン戦で甲子園に行こうかとか、5月に秋田のこまち球場に行こうかとか。すでに義務のように毎年出かける札幌ドーム開幕戦のチケットも買ってあ

[野球][北海道日本ハムファイターズ観戦日記 2022]4/27 連敗

 待ちに待った東京でのゲーム。2日続けて通いましたが、力及ばず連敗。いずれも終盤までもつれるゲームでしたが終盤に突き放され接戦を落としています。これで2点差以内の接戦は4勝9敗。今季全勝敗が8勝18敗ですから特に良くも悪くもないですが、9敗のうち先行しながら逆転されたのが4敗、先制され追いつけずそのまま負けたのが4敗。今日は一旦は同点に追いつきながら突き放されて負けたというパターン。つまり半分以上がリリーフが打たれて負けたわけで、ブルペンでもっているチームとしては重い。今日は

[野球][北海道日本ハムファイターズ観戦日記 2022]4/26 今季初生観戦

 久々に東京ドームで生観戦でした。惜しい試合でしたね。ダブルスチールが見事に決まって2点先制。しかし好投を続けていた加藤が8回に紅林に一発を浴びて同点に追いつかれてしまいます。加藤の代え時が遅かったという意見はあるでしょうが、現地で見ている分には全く危なげがなかったし、球数も90球行ってなかったですから、続投は(当然とは言わないまでも)、特に悪手だったとは思いません。やはり4回の先制点のあと、4,6、8,9回と再三得点圏にランナーを置きながら追加点がとれなかったのが痛かった。

河野竜生の先発には何が足りないのか?

(フォックストロットの野球語りたいラジオ4/9原稿) 今日も、と言っていいだろう。 河野竜生は先発で五回を投げきれず、三回で7安打1四球5失点の内容でマウンドを降りて負け投手になった。 2019年にドラフト一位で入団してからというもの、河野くんは先発で試合を作れずに苦しんでいる。 昨年見せたリリーフでの内容は文句のつけようがない完璧なものだっただけに、そのポテンシャルは決して低くない。 ではなぜ河野くんの先発はいまいち安定しないのか。今日はそのことについて考えてみたい。 河

[野球][北海道日本ハムファイターズ観戦日記 2022]4/24 今季ワーストゲーム

 ひどい試合でしたね。スコア的に惨敗というだけでなく、これ以上なく明白に采配ミスで負けたという意味で、間違いなく今季ワーストゲーム。そして今の監督が采配を振るい続ける限り、同様の酷いゲームはこの先何度でも起こりうる。その意味でこれは始まりに過ぎないのではないでしょうか。なんせその采配を下す人は今年の新監督ですから。へたすりゃあと3年、こんなゲームに付き合わなきゃならないわけです。  問題にしたいのは2点リードされての3回裏の攻撃です。先頭の近藤がヒットで出塁、次打者中島の時

[野球][北海道日本ハムファイターズ観戦日記 2022]4/22 課題は投手陣

 今季最多得点で勝利。しかしヒットの数は13本と17本で、ホークスの方が4本も多い。ホークスはチャンスを多く作りながら攻めきれなかったとも言えますが、やはりハムはホームラン、それも走者を置いたところで効果的な一発が3本も出たのが大きい。これでハムのチーム本塁打は19で、パ・リーグダントツの1位です。そりゃ若い選手があれだけブンブン振り回していればHRも増えるでしょうが、打者が力をつけてるのも確かでしょう。近藤のバッティングスタイルもボールの下を叩いての長打狙いのものに変えて、

[野球][北海道日本ハムファイターズ観戦日記 2022]4/21 これが現在の実力。そして清宮の現状。

 昨日今日と見せ場を作りましたが、結局は突き放されて連敗、カード負け越し。今日など3回の6失点で勝負アリかと思えば一時は一点差まで追い上げたんですから頑張ってはいますが、最終的には首位を行くチームと最下位のチームの地力の差がはっきりと出ました。つまりこれが現在のチームの実力です。  先発立野はせっかく2点のリードをもらっておきながらその裏、先頭打者を歩かせてしまいます。バントのあと炭谷の一二塁間の鋭いゴロを清宮が後ろにそらしてしまい(記録はヒットでしたが明らかにエラー)、こ

感謝しても感謝しきれない「もう一人の田中」【田中幸雄 連載#1】

次の話へ  新庄ビッグボスで盛り上がりを見せている日本ハム。現役時代「ミスターファイターズ」と称され、今もファンに深く愛される野球人がいる。元日本ハムの田中幸雄氏だ。1986年のプロ入りから引退まで22年間、ファイターズ一筋で2007年に通算2000安打を達成。球界屈指の名遊撃手としてゴールデン・グラブ賞5回、ベストナインにも4回輝いた。だが、順風満帆な野球人生だったわけではない。持ち前の闘争心と謙虚な心を両立しながら戦い続けた半生を振り返っていく。(運動1部・三島俊夫)

[野球][北海道日本ハムファイターズ観戦日記 2022]4/20 無抵抗で完敗 (追記あり)

 最終回、2点とって松井裕樹を引っ張り出したのは良かったですが、抵抗もそこまで。結果的には僅差の試合ですが、内容的には完敗です。  来日初先発のポンセは5回被安打8,与四球2、失点4と、結果だけ見れば合格点にはほど遠いですが、審判の判定に泣かされた感もあり、ランナーを出しながらも粘り強く投げていた印象があります。3打点の浅村よりも西川に2本打たれたのが痛かったですが、いずれも決して失投ではなく、打ったほうが巧すぎた、という感じ。次の先発のチャンスは普通にあるでしょう。今日に

点を取られなければ負けることはない

4月17日。 ファイターズファン以外は佐々木朗希の2連続観戦試合を期待して戦況を見つめる中、ファイターズのエース上沢が気迫のピッチングを見せた。 野球は三振の数を競うスポーツではないし、ヒットの数を競うスポーツでもない。 点を取らなければ勝てないが、点を取られなければ負けない。昨日、それを誰よりも考えていたのが上沢だったのではないだろうか。 先発 上沢直之 試合後に出た記事によると、ブルペンではあまり調子が良くなかったという。悪くても悪いなりにまとめるのがエースとも言える

野球とは物語のスポーツである

 佐々木朗希二試合連続完全試合の夢は打ち砕かれた。  日本ハムファイターズと投げ合って八回、ここでロッテは投手を変えた。それがそのままチームの敗戦となってしまうとは誰が思うだろうか。  万波中正の10回表に打った値千金のホームラン。それが投手一人では野球が勝てない事を改めて証明したいい試合だったのではないだろうか。 1,野球は一人でもできるのか「野球は一人でもできる」  その言葉を発したと言われるのは江夏豊だ。著書においては自分自身が言ったものではなく、コメントの「野球は

[野球][北海道日本ハムファイターズ観戦日記 2022]4/17 野球はこれだから面白い

 まさかこんな結末が待っていようとは。野球はこれだから面白い。  佐々木の二試合連続完全試合があるか。そんな世間の期待感ばかりが膨れあがっていたゲーム前、もし万が一ハムに勝機があるとしたら、なんとか投手陣が踏ん張って相手をゼロに抑えて、佐々木が降板したあとのリリーフを攻略するしかないと思ってましたが、まさにその通りの展開。でも佐々木がパーフェクトを継続したまま8回で降板するとは予想できなかったし、決勝点が万波のHRというのも想定外。今日みたいな投手戦はホームランで決着が着く