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『ハミ出る思い』漫画家・仲曽良ハミさん #noteクリエイターファイル

noteで活躍するクリエイターを紹介する #noteクリエイターファイル 。今回は漫画家の仲曽良ハミさんをご紹介します。

ハミさんは、「第一回コルク×noteマンガコンテスト」でnote賞を受賞し、cakesで思い出漫画『ハミ出る思い』全10回を連載。noteでは、『ハミ出る思い』を中心に、漫画の制作過程やイラストエッセイを投稿してくださっています。

はじめてのSNSは、noteだった

3年前にnoteで漫画を描き始めたハミさん。当時は、TwitterもFacebookもやっておらず、いわゆるSNSにはじめて投稿したのがnoteだったそう。本が好きで、よく行く本屋で「noteで大人気!」という本の帯を見つけて、noteに興味を持ったと言います。

「SNSに興味はあったんですが、いまさらやってもなあ、入りづらいなあと思ってやらずにいました。本屋でnoteを知って、見てみたら、デザインもシンプルでかっこよくて、面白そう!やってみたい!と、何の抵抗もなく、noteを始めていましたね」

はじめはイラストエッセイを中心に投稿していたハミさんは、「紙からインターネットへ、漫画の発信の仕方も変わってきているんだな」と感じ、漫画の投稿を始めます。そうして描き始めた思い出漫画『ハミ出る思い』は第3話にして、「第1回コルク×noteマンガコンテスト」でnote賞を受賞し、cakesでの連載もスタート。

「ちょうど漫画を描き始めた頃にコンテストが始まったので、せっかくだからと応募してみたら、賞をいただけて。その後、すぐにnote編集部の方から連絡をいただいて、cakesでの連載も決まって、編集部と距離が近く、展開が早いことに驚きました。インターネット上で連載できて、お金もいただけて、すごく嬉しかったですね」

cakesでの連載をきっかけに、ハミさんは、TwitterやFacebook、InstagramといったSNSも始めたそう。そのやり方もnoteにある記事も参考にしたのだとか。

「SNSはズブの素人だったんですが、noteに全部やり方が書いてあったので助かりました。note内のノウハウ記事を読んで、自分に合うものを取り入れてやっています。特に役に立ったのは、深津さんの漫画家の販売促進に関するnoteで、その通りにやってみたら、本当に読んでくれる人が何倍にも増えました」

noteは自分の創作に集中できる場所

noteがメインの活動場所になっているというハミさんですが、更新頻度など、特にルールは設けていないそう。

「締切に追われることなく、自分のペースでできるのがいいなと思っています。お金が発生する仕事はそうはいかないかもしれないけれど、noteは自分のペースで更新できるので、創作を楽しむことができます」

ハミさんにとって、noteの魅力とは?

「noteは、ほかのSNSと比べて始めやすくて、寄せる必要もなく、僕にとって、そのまま描ける場所。緻密にエンジニアやデザイナーの方が設計してくれているおかげで、特に僕が意識しなくても、投稿するだけで、かっこよくなるので、創作に集中できるんです。作品がアーカイブされるので自分の作品集がつくられているみたいで、嬉しいですね」

作家が創作に集中できる環境をつくるというのは、まさに編集者の仕事のひとつとも言えます。

「作品をピックアップしてくれたり、仕事を紹介してくれたり、Twitterで直に来た仕事の依頼についてnote編集部の方に相談をしたこともあります。自分ひとりでは心配なことを解消してくれるので、安心して創作活動ができます。noteにはクリエイターを支援してくれる環境があるので、ありがたいです」

ハミさんには、味の素冷凍食品株式会社とnoteで開催したコンテスト「チャーハンnote」のお手本として、チャーハン作品を描いていただきました。

会社員として働きながら、漫画を描く

20代の頃に漫画雑誌の新人賞(講談社『週刊モーニング』第19回MANGA OPEN さだやす圭賞)を獲得したものの、編集者との厳しいやりとりに挫折し、会社員として働く道を選んだというハミさん。以来、ずっと描いていなかった漫画をnoteで描き始めます。3年が経つ今は、会社勤めが終わってからの時間と休日にひたすら漫画を描くことが習慣になっていると言います。

「昔は漫画家になるには、30〜40ページ描いて雑誌の新人賞に応募して、そこから編集者との厳しいやりとりを重ねてようやくデビューするというリスキーで狭き道しかなかったけれど、今は10〜20ページでもnoteに書けば、誰かが読んでくれて、拾ってくれることもある。今は会社勤めをしながら、漫画も描けるので気持ちが楽ですね」

noteで再出発を果たし、一度は諦めかけた漫画家の道を自分のペースで着実に歩んでいるハミさん。

「今は漫画家1本で、とは考えていないけれど、有料化にも挑戦したいですね。書籍化できたら嬉しいですし。いずれ漫画が生活の基盤を支えるものになったらいいなあと思っています」

今後は、noteで『ハミ出る思い』シリーズを描きつつも、中でも人気が高い「お姉ちゃん」目線でのスピンオフ企画も考えているそう。モリヤンやお姉ちゃんのファンの人はもちろん、そうでない人もこれからの『ハミ出る思い』をおたのしみに!


■クリエイタープロフィール
仲曽良ハミ

漫画家/専門学校講師。思い出漫画「ハミ出る思い」/漫画制作過程/イラストなどをUPします。皆さんんにもあったであろう懐かしいあの頃を漫画に描きますので是非読んでみてください!cakesにも描かせていただきました。https://cakes.mu/series/3652
note:https://note.mu/tiwawa55
Twitter:https://twitter.com/nakasorahami


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