マガジンのカバー画像

note デザイナーマガジン

127
noteのデザイナーが考えるデザインについて書き綴ります。 noteのお仕事の裏側などについて発信します。 https://note.jp/n/nf1a45fb051de
運営しているクリエイター

#UIデザイン

AIとブランドを作る。UXライティングにAIを活用する方法

今回のテーマは、「どのようにブランドを守りながら、UXライティングでAIを活用しているのか。」というところです。 note社では、社内のさまざまな領域でAIを活用しています。 これらAIを活用していますが、AIで全自動で作成してはおらず人とAIが協業しながらやっています。 色々この辺り試している中で、個人的に考えているAIとうまく協力するポイントである「できることを分類しておく」ということと「ブランドを守る」の2点について今回はまとめたいと思います。 1 分類して使い

クリエイターの声を聞き逃さない。現場から生まれたnoteの印刷表示カイゼン裏話

こんにちは。noteのデザイナーの松下です。 先日、noteの記事を印刷した際の改善施策がリリースされました! 多くの人は、noteを印刷して使うことはないかもしれません。 ですが、実は「これは待望!」という声もかなりの数聞くことができた改善でもありました。 この改善は、普段noteがどのような基準で施策を選定しているかを示す良い例でもあります。 今回は、この施策を行うまでの流れや裏側について紹介します! クリエイターと共に成長するための取り組み前提として、noteで

PRベースのビジュアルリグレッションテストをStorybookとPlaywrightで実装する noteUIDev#3

前回はPlaywrightでスクリーンショットを撮ってアーカイブする話をしました。 今回はPlaywrightのスクショ撮影を、Storybookに登録したStoryにおこなって、ビジュアルリグレッションテスト(VRT)をPull Request(PR)に対して実行して、コメントとして変更を通知する話です。 はじめに新しい機能の追加や既存のコードのリファクタリングなど、開発の過程でUIに予期しない副作用が発生することがあります。VRTはそういった副作用のうち見た目上の変化

爆速でAIアシスタント(β)をリリースするために、デザイナーがしたことのすベて

今日、noteの新機能として「AIアシスタント(β)」をリリースしました! このプロジェクトでわたしはデザイナーを担当したのですが、開発チームとしては4,5人ほど、発足から3週間、開発開始から2週間でリリースするという爆速プロジェクトで学びも多かったので、リリースのためにやったことをまとめてみます。 提案するまで(1週目)最初はまだAI機能を組み込むことが決まっていない時にお話をいただいて走りだしました。この頃はリリースの目処ももう少し先に立てていて、まずは「AI機能をno

専任PMがいない環境で、プロダクト成長を加速させるためにデザイナーが取り組んだこと

note社でプロダクトデザイナーをしている木村です。 去年の12月に入社させていただき、noteアプリのデザインを担当しています。 入社して約半年間は、アプリチームに専任PMがいなかったこともあり、施策の検討フェーズからガッツリと入らせてもらった期間でした。 備忘録がてら、そこで実際何をしていたのか振り返ってみます。 正の増幅と負の解消を両輪でまず施策検討をする際、2つの視点を持つようにしました。 特定シーンの体験向上により、正を増幅させる 使いづらい機能やUIをな

デザインにデザイナー以外の職種を巻き込むと幸せになれる。

こんにちは。UI/UXデザイナーの kotani (こにたん)です。 先日、デザイナーあるあるをつぶやいたところ、共感してくださる方が多かったので「早い段階から周りを巻き込む」と単に軌道修正がしやすいというだけではなく、もっと良いことあるよという話を少し詳しく書いてみようと思いました。 そもそもなぜ完成間近に周りに見せるとつらみが深いのか「良いものを作って1発OKをもらってやる!」この意気込みを、デザインを仕事にしている人の多くが一度は持ち、それゆえに失敗するかと思います。