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#映画 #ドラマ 記事まとめ

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テレビや動画配信サービスのドラマ・映画に関する記事をまとめていきます。
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2020年1月の記事一覧

連続テレビ小説「スカーレット」 戸田恵梨香(ヒロイン・川原喜美子 役)インタビュー Part2

“陶芸家”として生きていく 喜美子が15歳のときから長い時間、真摯に役と向き合い成長を表現し続けてきた戸田恵梨香さん。陶芸家として本格的に歩みだす30代の喜美子への思いや、「スカーレット」という作品に込めた思いを、まっすぐなことばで語る。 「スカーレット」の放送も後半に入り、描かれる内容に変化が出てきました。これまでは、喜美子を演じることが楽しくてしかたがなくて。次はどうなるかな? どんな話かな? と、わくわくしてばかりいたんですけど、八郎さんとのすれ違いが描かれるようにな

連続テレビ小説「スカーレット」 戸田恵梨香(ヒロイン・川原喜美子 役)インタビュー Part1

“情熱的な人生”を生きる「スカーレット」のヒロイン・川原喜美子を演じる戸田恵梨香さん。ひとりの女性を長期間にわたって演じることへの思いや、「進化し続けたい」「立ち止まりたくない」という強い願い。役者として飽くなき挑戦を続ける戸田さんに話を伺った。  2018年の8月、30歳の誕生日を迎えた私は、20代のなんだかモヤモヤした気持ちと決別すべく「断捨離」をすることにしました。大事なものだけを持ち続けながら、余分に持ち過ぎてしまった「物」や「思い」を捨ててみたんです。やってみると

大河ドラマ「麒麟がくる」 長谷川博己(主演・明智光秀 役)インタビュー

人や物事に感化され 成長する姿を見てほしい 明智光秀の前半生は史料に乏しいそうですが、ドラマはそこから描かれます。  若き光秀は、美濃で頻発する戦乱に悩み、他国の事情をもっと知りたいと、主君・斎藤道三に願い出て各地を旅します。僕は光秀に対して〝智将〟というイメージを持っていたので、旅する光秀がとても腑に落ちるんです。真に知性のある人というのは、書物の知識だけでなく、実際に見聞きして多くの情報を得ている人だと思うからです。写真などない戦国時代ならなおのこと。あちこち見て歩き、い

ドラマ「麒麟がくる」を1.2倍楽しむ方法

いやあ、「麒麟がくる」面白いですね。2回目の視聴率も上々だったようで。なんというか、面白さがわかりやすい。 歴代の大河ドラマ視聴率でも戦国時代モノは総じて高視聴率です。戦国時代って「天下統一」というミッションに対して、多種多様なキャラクターが競い合う世界だから、どこか自分の仕事と重ね合わせちゃうのかな?とも思ったり。 そんなこと考えてたら、「あ、登場人物とキャラが近い同僚を当てはめて観てみると面白いかも」と思いつきました。 実直で上司から振り回されがちな光秀、豪胆で戦略

『SHELL and JOINT』 劇場公開決定!

私が初めて作った長編映画『SHELL and JOINT』が、遂に劇場公開されることになりました。 3月27日(金)から、シネマート新宿とシネマート心斎橋で始まります。新宿はレイトショーで2週間、心斎橋はレイトショーで1週間です。まばたきしてるうちに終わっちゃいますからね。よそ見しているうちに終わっちゃいますよ。流れ星って見ようと思わないと見れないじゃないですか。「え?やってたんだ?」じゃなくて。まずはGoogleカレンダー開いて、スケジュールに入れてしまって下さいね。ほぼ

ドラマ「教場」に思う、自分のインサイトを引き出す難しさ

フジテレビ開局60周年を記念したスペシャルドラマ「教場」を見ましたが、久々にテレビに釘付けになりました。 木村拓哉の新たな代表作との呼び声も高く、これまでどちらかというと「動」「熱」の役柄が多かったのとは対照的に、「静」「冷」の新しいキムタクが見られたのもよかった。 “教場”と呼ばれる警察学校の教室で、冷酷無比な教官・風間公親と警官を目指す生徒たちの間で繰り広げられるドラマを描いた作品。原作は「週刊文春ミステリーベスト10」(2013年)第1位、「このミステリーがすごい!

グランメゾン東京〜料理人達の系譜〜

日本に帰国してやっとグランメゾン東京の最終回とグラグラメゾン東京を見ました。今までも多くの事に触れてきましたが、最終回は料理人の受け継がれる系譜についてお話ししたいと思います。 料理人は自分の料理を作るために多くのシェフの元で修行をし、多くの素材や料理を食べ、その全てを血肉とし、一定レベルの技術と知識を身に付けた上で、初めて自分の個性というものを知り、お皿の上に表現できるようになります。 シェフになりたての頃は、自分が働いた店の料理のオマージュ(似せたもの)を作ることが多