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#6 ヴィーガン、ルッキズム、ジェンダーや人種について

引き続き、ロンドン(イギリス)の考え方系の投稿です。こちらに何年か住むと、日本と違う考え方に刺激を受けますね。

一つは最近よく聞く、ヴィーガンやベジタリアンについて

先日飛行機の中で、フルーツバーが出た時に、隣の外国人が「私ヴィーガンなので、私の分あげるわ」と言ってきたんです。

「え、でも肉入ってないよ」と言ったら「牛乳が入ってる」と。

区別が曖昧だったのですが、ヴィーガンは、肉はもちろん牛乳や卵も食べないらしいです。何も知らずにお恥ずかしい。

こちらでは、環境負荷や動物愛護の観点からヴィーガンやベジタリアンは結構います。

日本でヴィーガン・ベジタリアンは大変でしょう。飲食店のヴィーガンメニューってまだそこまで浸透していない気がするし。

某ユーチューバー曰く、ヴィーガンは栄養が足りなくて、老化が早いのだとか。それを聞いて私自身は肉食は重要なのだなと実感しました。

続いて、ルッキズムについて。

海外では多様な人種がいるから、見た目に触れるのはあまり良くないです。外見については、「素敵な洋服ね」とか、「素敵なまゆげね」とか言ってるの耳にしました笑

こちらで企業に提出する履歴書には、顔写真もないし、年齢も書いていないそうです。学歴は書いてあるから、何年に卒業したとわかれば年齢もある程度は割り出せますが、これすごくないですか。

CVを見て、いいなと思う人は面接で実際に会うという感じらしい。

日本的な感覚だと、顔や表情でいいなと思う人を採用するということは、特にサービス業とかでは重要な気がするんですけどね。こちらは徹底しています(個人情報保護の観点もあるのかな?)。

実際は見た目で判断するということは、知らず知らずのうちに行われていると思いますが、表立ってはしないということです。

最後に、人種やジェンダーについて。

これもルッキズムと関係しますが、人種についてもそれによって差別することは多様なロンドンでもちろんタブーとされています。

(ただし、これも実際は建前的なところもあって、実際には人種によってつける職種が限られてしまうとか、そういう話も耳にします。)

人種についてロンドンは本当に敏感で、ロンドンのMuseum of the Homeというインテリアのミュージアムの名前が変更してしまうほど。長年「ジェフリー・ミュージアム」として親しまれてきたのですが、このジェフリーさんが、かつて奴隷貿易に従事して財を成したという理由で、BLM運動の影響を受け、最近名前が変更されたのだとか。。

「美白」とか化粧品等に使われている文言もこちらではもちろんNGでしょう(そもそも美しいの価値観は人それぞれだし)。

ジェンダーについては、こちらではLGBTQの人々と支持者の運動(パレードなど)が定期的にやっていることは有名ですね。

日本での、「〇〇さんってそっち系なの?笑」とか「肌白くて羨ましい」など何気ない発言が、注意すべきことだったのだと知りました(後者は言われて喜ぶ日本人も多いのだろうけど)。

多様な人々がいるロンドンは、特に色々なことに配慮しないといけないですね。日本でも、最近は多様性を意識しつつあるように思いますが、こちらはとにかく徹底してます。

私自身は、多様な人々や考えが世の中にはいる、ということを意識して、これから行動や発言に気を付けたいと思いました。

日本に帰ったらこう感じたこともいずれ忘れてしまうかもしれないので、備忘録として。

以上でした。  






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