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『10年後の仕事図鑑』読了。これからどう生きようか。


私は今まで堀江貴文さんや落合陽一さんのような方を勘違いしていた。彼らのように頭の切れる人は時代の先端にいて、私のような人間を置いてけぼりにしていると思っていた。でも全くもって違った。彼らは自分自身が楽しむと同時に社会全体が良くなることを考えているのだ。私にも手を差し伸べてくれていて、現にこの本は私を明るい方へと導いてくれた。

なぜこんな勘違いをしていたのだろう。私は自分がとても恥ずかしい。だからこそ、この本で得た事を自分の血肉にしたい。

そのために、まずはこの本を読んでこれからどうすべきと考えたか、何を思ったかを掻い摘んで書き留めることにした。
是非多くの方にこの本を読んでほしいと切望しているので、要約はしない。そのため幾分読み辛いかもしれないが、大目に見てくれると嬉しい。


目次
✂︎これからの生き方
✂︎私自身が感じてきた教育
✂︎まとめ・私が今やるべき事


✂︎------これからの生き方------------------------------

未来のことなんて誰もわからない。でも一つだけ確かに言えるのは、


自分に正直に生きる。


この一言に尽きるのではないか。

自分に正直に生きるためには、自分のやりたい事・好きな事をやり続ける。やりたくもない仕事を我慢してやる意味がわからないと堀江さんは言う。
そもそも、やりたくない事=仕事という考え方は改めた方が良い。なぜなら、これからの時代やりたくない事はAIや機械化によって代替されるし、ベーシックインカムのように働かなくても暮らせる基盤が構築されるかも知れないからだ。


では、自分のやりたい事・好きな事とは何か?

そんな疑問が浮かんだところ、興味深い文と出会った。

多くの人は、好きになってから没頭するものだと思いがちだが、現実は違う。他のことを何もかも忘れて、『没頭する』。この境地を経てはじめて、『好き』の感情が芽生えてくるのだ。(本著、p56より引用)


なるほど。何かの作業にハマっていて、気づいたら好きになるのか。気になる女の子がいてチラチラ見ていたら恋をしていたみたいなことに近いのかも知れない笑。


思えば、私にも好きなことがあった。

それは手芸だ。幼少期から母が子供服を手作りしているところを見て育ったので、いつしか私も服を作れるようになりたいと考えるようになった。生まれて初めての夢だった。

そして7・8歳頃にミシンの使い方を習い、簡単なものから作り始めるようになった。当初どれ程手芸が好きだったかは覚えていないが、完成したものを母に褒めてもらうことが嬉しくて、色んなものを作るようになった。特に12歳頃が一番ハマっていて、楽しくて仕方がなく小学生が夜更かしして、朝まで手芸に没頭していた。この頃にはすでに、私は手芸が大好きだった。

(ちなみに、私はこの『没頭』している時間を
アドレナリン大放出』タイムと呼んでいる。)

確かに自分の経験からみても、初めから好きという訳ではないのかも知れない。
とにかく興味を持ったことには手を出してみて、まずはやってみる事が"好き"を見つけるファーストステップなんだろう。



自分を信じろ。

手芸は大好きだった。でも私は服飾の道には進まなかった。自分を信じてあげられなかったからである。

『私には才能がない。』
『アパレルでは食べていけない。』
『趣味を仕事にして嫌いになりたくない。』

と、つまらない言い訳をして四年制の大学へと進学した。大学へ進学した私はどうだったかというと、極々楽しかった。新しい環境で新しいことにも挑戦したし、友人も多く出来た。
しかし、結局頭の中にあるのは、手芸や洋服への愛であった。


人は好きなことからは逃れられない。そう実感した。だから、
どうせ、ついついやってしまうんだから、思いっきりのめり込んだ方が良い。
何か好きなものがある自分を、信じてあげて欲しい。無駄なことに囚われている時間は、永遠にかえってはこないんだ。



1/100×1/100×1/100=100万分の1人になれ

これからの時代を生き抜くのに必要なことは、AIに代替されないレアな人材になること。しかし、『100万分の1』なんて無理だと思ってしまうことだろう。
だが、堀江さんによると
『100分の1』を3つ掛け合わせれば、あら不思議。『100万分の1』の完成!である。

これなら案外出来そうではないかと、私は目から鱗だった。

一番はじめに述べた"好きな事"を複数持って組み合わせることによってブルーオーシャンが生まれ、唯一無二の存在をつくれる。『専門バカ』は強いぞ。


✂︎----私自身が感じてきた教育-----------------------

本著では教育についても述べられている。落合さんは大学教授を、堀江さんはオンラインサロンで講師をしており、お二人の話は面白い。

学校はいらない』というフレーズがあったが、私もほぼ同意する。というか、私は学校があまり好きではなかった。


学校は、『やりたくない事をやらせ続けて→耐性をなくして→"社会の歯車"を作る場所』だと
義務教育や高等教育を受けて感じてきた。特に私が不満を感じる点は3点だ。

1つ目に、協調性について。学校で身につく『協調性』なんて本当につまらない。目的を持たない組織における協調性とは、北朝鮮の軍隊や美女応援団と一緒だ。

2つ目は、人間関係について。『かけがえのない仲間』とほざいているが、私は小中高の友人で今でも大切にしている友人は2人しかいない。(私が悪いのかもしれないが。笑)私のように友人が少ないタイプではなくとも、同年代とばかりつるんでいては視野が狭くなる。老若男女問わず幅広い人との交流を持つべきである。

3つ目は、授業の進め方について。これについては2つ話したいことがある。1つ目が、学校は成績という一つの指標でしか生徒を判断していないこと。一番はじめに『自分の好きなこと』を極めることについて話したが、好きなことを見つけるために成績が絶対必要とは限らない。いや、必要ないかもしれない。それなのに、成績というものさしで低く評価されたり、反対にそれを恐れて、好きなことに気づく間も無く勉強に没頭する人もいるかもしれない。なんだか、不幸ではないか。
2つ目は、テストの点数に気をとられてしまい、学ぶ事の本質を理解したり、アウトプットを前提にしたインプットが出来ていない点である。要は、歴史が暗記科目になっているといったことだ。学ぶ意義は是非教えてあげてほしい。また、アウトプットする場所を設けた方が、学習内容の吸収率が上がるので、そういった環境を作る必要性も感じている。


とにかく挙げたらきりが無いほどに、教育に対する不満はある。私の不満が全員の不満とはならないだろうが、少なからずこのように感じてきた人間がいる。これらが解消するような未来を、教育を変えたいと志す者によって変革されていくことを願う。(が、もちろん環境を言い訳にするだけではただのクレーマーであって、私自身は残りの学生生活も自主的に学ぶことを忘れずに過ごしていきたい。)




✂︎-----まとめ・私が今やるべき事--------------------


彼らは、非常にシンプルな考えで人生を生きている。多くの人がそれを出来ずにさまよっている中、彼らは自分のやりたい事に正直だった。

私も、彼らのように生きたい。そのためには、本著にもあるがまずは自分で考える力をつける事だ。考えて、考えて、考え抜け。

この本を読んで私がこれからやろうと思ったことは、大きく下の二つである。

*考えている事の発信
*好きなことを見つけ出す

一つ目に、アウトプットをする事。考えていても、言葉にできなければ考えていないことと一緒である。発信をし続けることで、共感してくれる人が必ずいるはずだ。私はそんな人に出会ってみたいので、稚拙でも一所懸命何かしらの形で表現をしていきたい。

2つ目に、好きなことをやり抜く・見つけ出す事。今、私には『これだけは負けない!』とか『なぜかこれだけは上手くいく!』といった確固たる自信のあるものは、ほとんどない。これからの課題は、それを見つけ出して掛け合わせること。そして100万分の1を目指す。

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この本は、どこを読んでも面白かった。この本を読んで悲しくなる人はいないのではないだろうか。
すぐに自分を大きく変えることは出来ないが、日々少して意識をすることで、10年後の未来は予想もつかないような自分になれるはずと、私は期待を寄せる。

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