第一話 絆のカスタードプリン 続き
これは、創作大賞用に改めて投稿したものです。
前編はこちらです!
では、どうぞ!!
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パフェといちごは、”スイートツリーハウス”の中に入りました。
「わぁっ!ツリーハウスの中、すごっくきれい!」
「さあて・・・いちごは、おばあちゃんにどんなお菓子を
作ってあげたい?」
パフェは、いちごにこう聞きました。
「えぇと・・・幸せな気持ちになれるお菓子が良いな!」
「う~ん、それなら、カスタードプリンなんてどう!?プリンを食べると、ほんわかした気持ちになるでしょ?愛情をこめて作れば、幸せな気持ちになれるプリンになるはず!」
「・・・わかった!”カスタードプリン”、作ってみよう!」
*********
「よし、早速作っていくよ!」
パフェは、キッチンにたくさんの材料を並べました。
キッチンには、チャッチャッチャ、材料を混ぜる音が響きます。
「違うわ!いちご、もっと優しく混ぜて!!」
「・・・こ、こう・・・?」
「う~ん・・・優しいけど、素早く・・・」
*********
二人が、キッチンへ向き合うこと二時間・・・
「でっきた~!」
「パフェ、早速食べてみて!」
「うん!いただきまーすっ!」
「う~んとねえ・・・これは・・・ちょっと固いかもね。あと、愛情がこもってない気がするよ。初めてだから、作るのに精いっぱいだったのかもね」
「・・・・私、明日も来るから。」
「わかった。一緒に頑張ろうね!」
*********
それから時がたち・・・
~三日後~
「おいしい!最高のプリンだわ!」
「やった!」
「あとは、おばあちゃんにお出しするだけね!」
「うん!」
*********
ついに、おばあちゃんが、家にやってくる日がやって来ました。
「いちご!ひさしぶりだね。」
「・・・あのね、おばあちゃんに、私が作ったプリンを食べてほしいの」
「本当に!いちごの作ったプリンが食べられるなんて、うれしいな。」
「はい・・・食べてみて!」
「いただきます」
部屋には、静けさが拡がります。
「!いちごの作ったプリン、世界一美味しい!」
「あ、ありがとう!」
*********
その翌日、いちごは、スイートツリーハウスに遊びに行きました。
「いちご!どうだったの?」
「おばあちゃんに、世界一美味しいって、言ってもらえたよ!
パフェ、本当にありがとう!」
こうして、パフェといちごの絆は、芽生え始めたのでした。
《おわり》
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