今日のまーし #97 健康診断

こんな自分が言うのもおかしな話だけど、「知らないうちに年ってとっているんだなあ」と感じる事がある。

って言うより、「年を取るのは嫌だな」とか、年を取れば嫌な思いをする事がある、と言う話だ。


嫌な思いをするものの中の一つに、健康診断ってのがある。

健康診断の前になると、人生の先輩たちがみんな決まって嫌な顔をしたり、弱音を吐くのだ。


全然なんの問題もないし、心配する必要がないんだけど、ボクもだんだん嫌な気持ちになってきた。

前日の朝から絶食を強いられるのだ。


普段から朝ごはんはあんまり食べないけれど、「食べるな」なんて言われると、自然に食べたくなってしまう。

空腹は本当に慣れない。



前回の健康診断では、「心臓の動きに異常がある」みたいなことを言われて、ちょっと心配した。

それで、大きな病院に行って、丸一日機械を取り付けられた事を思い出した。

結果は何もなかったんだけどね。

はじめは結構心配した。

周りが「大丈夫?!」とあんまりにも心配するもんだから。ボクも不安になった。


健康診断は「〇〇が少し悪いですよ」なんて言われると、それに無肩対策なんかを考えて生きていかないといけない。

それができなければ、どこかの病院に行って、治療をしてもらわなくてはいけない。

車の車検に似ているなあと感じる。

定期的に検査して、ダメなところの部分を変えないといけない。


日頃からなーんにも悪いことをしているつもりはないんだけど、いきなり「あなたの生活習慣が悪いんです」と通告されるのだ。何にも悪ことはしていないのにね。



今まで当たり前だった事が当たり前じゃなくなってくるのだ。

当たり前のようにあったものを、失う訳だから、誰も喜ぶ人はいないだろう。



心は20年ぐらい前から変わっている気がしないのに、身体はそうやってだんだん古くなっていくのだ。

本当に不思議な事だなあ。




今日も読んでくださってありがとうございました。


自分のもののようで、案外自分のものじゃない。

それが人間の身体なんだろう。

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