高校卒業して県庁職員へ③

初めまして。28歳のフルゆとり世代です。

これまで自己紹介から公務員になったきっかけ、初めての所属での話をしてきました。

今回は初めての転勤でのお話です。
このあたりから僕が変わってきて今の自分が形成され始めていたと感じます。

僕が初めて転勤となったのは、中心部から離れた地方の庁舎でした。
新しい環境、新しい顔ぶれ、そして新しい課題。
僕は自分のスキルとキャリアの成長に絶望しており、
意図的にこの挑戦的な環境を選びました。
そこで出会った課長は、
以前の職場での知り合いでしたが、
僕の能力には厳しい目を向けていました。
日々の業務での書類処理は一筋縄ではいかず、
課長の厳しい指導のもとで、何度も心が折れそうになりました。

しかし、そんな時でも、僕の内に秘めた反骨精神が、
過酷な残業と複雑な業務を乗り越える原動力となりました。
細かいことにこだわる課長代理との関係も、
僕の忍耐力を試すものでした。
あの人らが僕の書類を意図的に遅らせているように感じ、
時には彼らに対して強い怒りを覚えることもありました。

新しい配属先での最初の1年間は、
自分自身の成長を実感することができませんでしたが、
2年目に入ると、僕の考え方に大きな変化が訪れました。
仕事への取り組み方が変わり、能力も向上し、
それに伴い周囲からの評価も変わり始めました。

以前の僕は、向上心はあるものの、
具体的な行動を起こす方法がわからず、
試みたことが裏目に出ることがしばしばでした。
この最悪な状況から逃れたい一心で、
環境の変化を切望していました。
しかし、自分の考え方に問題があることには気づいていませんでした。
それに気づける人は中々いないはずです。

それでも自分を変えるためには、
根本的な考え方を見直すことが必要であり、
僕にとっての転機は、転職を真剣に考え始めた時でした。
仕事に対する不満と、車の営業への憧れが相まって
転職したいと強く感じるようになっていましたが、
高卒という背景から、
その夢を実現することは難しいと考えていました。
しかし、大学を卒業した友人が車のディーラーに就職して、
高卒の中途採用を募集していると知り、
採用される可能性があることを知りました。
その情報を知った僕はすぐに人事部の人と繋いでもらい、面接の段取りをしてもらいました。
振り返ると、
ここですぐにその行動を起こせていたのは
自分の強みだったなと感じてます。
実際転職したいしたいと言うが、
行動に移さない人がほとんどだと思う。
主観ですみません(笑)

話は戻り、
転職を考えていることを職場に伝えたところ、
予想外の強い反対に直面しました。
公務員という安定した職を離れ、
厳しい営業の世界に飛び込むことに対する懸念からでした。
毎日のように辞めないよう説得され、
最終的には転職を断念しました。

しかし、
この一連の出来事が僕にとって大きな転機となり、
仕事に対する姿勢が大きく変わりました。
仕事を辞める覚悟で臨んだことで、
仕事に対する柔軟性が生まれ、
より主体的に取り組むようになりました。
また、労働組合の活動にも参加するようになり、
仕事だけでなく人間としても成長することができました。

人生において、何かきっかけがあれば、
変わりたいという気持ちがあればおのずと変われると思います。

僕には
・変われるきっかけが出来たこと。
・今の状況を変えたいと思っていたこと。
・そのチャンスが来た時に掴もうとする気持ち。
これらがあったから成長するきっかけを手に入れたと思います。

結局、きっかけが舞い降りてきたとしても動かなかったら変わらない。
今の状況を変えたいと願っていない。
チャンスが来ても気づかなかったり動けない
これだと当然何も変わらないですよね。

もしどれかでも,気持ちがあればこのノートがそのきっかけになれば嬉しいです。

この話はまだまだ続きますが、
同じように変わりたい。転職したいなど思っている人に届いて
背中を押せるノートになればと思います。

以上、よろしくお願いします。

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