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「スパイダーマン:イントゥ・ザ・スパイダーバース」の好きなところ!


・リープオブフェイスの話。
「早く本物のスパイダーマンになりたい!いつになったら本物と言われる?いつになったら準備ができている状態と言える?」という問いの答えとして、そんな状態は来ないから、もうその状態になったと信じて踏み出すしかない。そこから段々本物に成り始める。

っていうこれがね…。誠に人生訓だと思う。わたしに刺さる。いつになったら自分の人生の主人公になれる?いつになったら大人と言える?なんて疑問を抱えがちなわたしに刺さる。

余談だけど、映画「マトリックス」のネオとかもそう。
救世主になろうとするんじゃない。弾丸を止めようとするんじゃない。自分はもう救世主で、弾丸も止められると知っている状態になることから本物の救世主になる。
余談IIだけど、キラっと☆プリチャンとかもそう。
まず一歩踏み出すことの重要性を色んな歌で説いている。レディー・アクション!も「変わることってむずかしいけれどカンタン」って言ってる。そういう人生訓が好き。



・対比
スタン・リーっぽいおじさんからスパイダーマンのコスチュームを買うとき、It alwaysl fits, eventyuallyって言われる。

マイルズが自分でスーツを作って初めてスイングするとき、メイおばさんからThey fit perfectly.って言われる。

マイルズがスパイダーマンのコスチュームを買って初めてビルの間を飛び越える時、失敗して転んでビルから落ちて、棒でバウンドして落ちてAAAAA!が下に流れていく

マイルズが自分でスーツを作って初めてスイングするとき、平気でビルの間を飛び越えて棒でクルクル回って上に飛んでWOOOO!が上に流れていく。

この台詞的と視覚的な対比が好き。


・自分でスーツを作って初めてドックオクと対面する時、Spider-man?って言われるところ。何より敵にスパイダーマンって認識されるのが一番スパイダーマンになったんだなって感じる。

・グウェンが初めてスパイダー・グウェンとして出てくるところが最高にカッコいい。


・リープオブフェイスに次ぐ人生訓。
How many hits I take, I always find a way to come back.
って、冒頭で最初に死ぬピーターが言ってた。マイルズも最後キングピンと戦う時、何度殴られても立ち上がってた。
アメイジングスパイダーマン2(実写映画)でも、ピーターは一度スパイダーマンを辞めてもまた戻った。

確かにスパイダーマンはスーパーパワーを持っている。公式の設定によると1トンの物を持ち上げられるらしい。だけど、敵も敵で怪力や特殊体質や止められないようなハイテックを持っている。だから、能力としてはスパイダーマンとヴィランはほぼ対等として見ることができる。一般人が一般人に立ち向かってる構図と同じ。

だから、ヒーローがヒーローたらしめてるその理由は精神的なものになる。
何度挫折しても必ず立ち上がるその強さ、自分と同程度か時にはそれ以上の存在の前に立ち塞がる勇気。それがスパイダーマンにはあって、誠に恰好がいい!

それが最後のキングピン戦でマイルズにも表れてて、本当に芯からスパイダーマンになったんだなと感じさせるところが好き!

余談Ⅲだけど、アメイジングスパイダーマン2の最後でライノの前に立ち塞がった子供も同じ理由で、彼もそれをした時点で精神は既にスパイダーマンと同等だと言えると思う。



・ペニーがオーバーライドキーの修復が完了したところで、スケート付きのスニーカーで滑ってくるのがかわいい。

・ぺ二-がスコーピオンを壊れたSP//drの脚で殴る時、背景のオノマトペがカタカナで「バキ」なのが良い。

・3人のスパイダーマンとマイルズ達が地下の基地で会った時の会話で、誰かが加速機を壊すために残って犠牲にならなくちゃならないってシーンで全員がI’ll do it.って言うのが良い。全員スパイダーマンだから全員それを真っ先に言う心を持ってる!


・キングピン捕まえた後の、Let’s do this one last time…でピーター・B・パーカーと同じでドローンに撥ねられてるのが、受け継いでるな…って思わせて好き。


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