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HiOLIという会社

こんにちは。平岡です。
今回は、私が現在いるHiOLIという会社について、簡単にご説明しようと思います。
まず、社名についてですが、

HiOLIは、『Hi』『O』『L』『I』の文字を組み合わせたオリジナルの造語です。

Hi: 自然の恵みを育むおひさまの陽(ひ)
O: 笑顔を囲む輪(O)
L: LINK
I: Incubation

わたしたちの織りなすブランドやプロダクトが、①日々の暮らしを太陽のようにやわらかく照らし、②自ら足を運び出会った、たしかな素材と生産者の想いをのせ、美味しさを追求した独創的なプロダクトによって、③お互いの想いを共感・リスペクトしあえる多様なブランド・事業と有機的なパートナーシップを構築し、④人々の心に長く刻まれるブランドに育てるべく、このような社名にしております。


会社紹介

解決したい社会課題

2018年8月に西尾氏と共同創業者の玉井氏によって、設立されたクラフトスイーツカンパニーです。わかりやすく言うと、アイスクリームと焼き菓子を製造販売している会社です。

ビジョン:『MAKE HAPPY TIME MORE THAN EVER』
パーパス:『乳の価値をアップデートし、やさしい社会生活を創造する』

当社は、事業を通じて、ビジョンを実現し、後世にわたって笑顔が続く、サステナブルな社会環境を残すために『乳の価値』に焦点を当てて、事業運営並びにブランド開発を行っています。

日本における酪農の課題、その解決策

皆さんはあまりご存じではないかもしれませんが、いま、日本の酪農業界は危機的水準まで来ていることをご存じでしょうか。
このままだと、日本産の牛乳、バター、チーズなどが食べられなくなる可能性があることを。

簡単にご説明すると、日本は高度経済成長を契機に、人口も増え、国力も強くなっていく中で、日本の第一次産業も自給率を高めるべく、国からの助成金・補助金など支援を受けて、潤っていた時期があります。

一方、現在は、皆さんご承知の通り、人口減少局面あり、かつ安価な海外製品が増え、日本産の牛乳の消費量がだんだんと減ってきている状況です。
そうなると、牛乳が余ってしまいます。
乳牛を減らせばという声も聞こえてきそうですが、牛にも命があり、倫理的に問題があることや、それぞれの酪農家にも生活が懸かっているため、そう簡単な問題ではありません。

それでは、余った牛乳を現状どうしているかというと、牛乳自体の賞味期限は短いため、加工乳に回すことになります。しかし、新たな問題が発生します。
バターなどは皆さんに馴染みのある食材だと思いますが、バターの加工過程で副産物として生成される脱脂(粉)乳が問題となります。
簡単に言うと、バターは牛乳の油分を固めたもので、残った液体が脱脂乳です。脱脂乳は、液体のため、賞味期限を延ばすために乾燥させて脱脂粉乳に変えます。また、厄介なことにバター約1kgを生成すると、脱脂粉乳が約2kgが生成されます。なんとバターの約2倍なのです。

その時に問題になるのは、バター自体は利用用途が多いため消費されるのですが、脱脂粉乳は、あまりに馴染みなく、現状では利用用途もバターに比べて限られています。(私たち一般消費者としては、戦後の牛乳の代わりに脱脂粉乳を溶かして飲んでいた話は親から聞くぐらいです。)
そのため、振り切った表現ですが、バターを作れば作るほど、脱脂粉乳が在庫となり、積み上がって行きます。また、脱脂乳並びに脱脂粉乳は産業廃棄物に指定をされているため、自由に廃棄できず、処分んもお金がかかるという八方塞がり状態です。

つまり、脱脂粉乳の過剰在庫が日本の酪農業界の根本的な課題となっているのです。

現状、政府が生産量を調整し、過剰在庫が少し減っている部分はありますが、根本的な課題解決にはなっていません。
そのため、HiOLIは日本の酪農の課題解決を進めるべく、大きく二つのアプローチを取って、脱脂粉乳の消化を促しております。

  1. 飲む牛乳が減っているのであれば、食べる牛乳を増やすことです。そのために、アイスミルクやミルクを使った焼き菓子などのクラフトスイーツの開発・製造・販売などを進めています。

  2. 脱脂粉乳の特性をうまく活用し、当社商品の原材料の一つに採用し、使用用途を拡大させています。

株式会社HiOLIは、ただ単においしいお菓子を作っている会社ではありません。日本の酪農の課題解決をするために、設立されたのが株式会社HiOLIです。

HiOLIのモノづくりについて

HiOLIにおけるモノづくりは、大企業のような大量生産を志向しているわけではなく、あくまでも当社でしかできないモノづくりを志向しています。
大きくは下記ポリシーを守りつつ、モノづくりを行っています。

■ 素材を大切にする
野菜やフルーツに旬があるように、牛乳も夏と冬では味が変わります。そんな素材そのものの味を生かしたプロダクトづくりを行っています。生産者と直接つながり、大量生産では生まれないストーリーがあって、美味しい素材を使うことで特徴のあるプロダクトを作ります。

■ 丁寧に少量ずつ作る
素材が良いだけでは美味しさは生まれません。職人の腕も大事です。季節やその素材に合わせて少量ずつ丁寧に作ること。厳選した素材選びやフレーバーごとに製法を変えるなど、素材×製法によって特徴のある味が生まれます。

■ 顔が見えるモノづくり
生産者や作り手である私たちを含め、顔を見せるということは消費者に安心感と親しみやすさを与えます。全ての作り手の想いを背負い、お客様に届けることでより深く知っていただき、ファンになってほしいと考えています。

このようなモノづくりの考え方を各ブランドに波及させつつ、それぞれのブランドを育てております、
それでは現在、運営している3つのブランドについてご紹介します。

HiO ICE CREAM(ヒオアイスクリーム)


2019年4月に東京自由が丘で創業のクラフトアイスクリームブランド。
創業者自身が70か所以上の生産者を歩き回り選んだ素材をもとにアイスクリームに仕立てた商品
日本ではあまり見かけない卵黄を使用しないホワイトベースのアイスクリームで、イタリアンジェラートの様な製法で仕上げています。
今は、自由が丘に工房兼店舗と日本で一番古い百貨店である日本橋三越店の2店舗を出店しております。その他自社ECやコンビニなどの流通向けに販売をしています。

コンビニなどの流通向けには、徐々に拡大中ですが、現在は自社店舗ECのほか、ナチュラルローソンや成城石井などで販売しています。(一部、店舗で取り扱いがない場合もあります。)お近くで見かけた際には、ぜひ、お試しください。味は保証します。(どれを食べておいしいです。)

また四季ごとにアイスクリームのフレーバーも変えており、その時期にしか味わえない多様なフレーバーを楽しんで頂けます。一年を通して飽きずに食べて頂けるのも当社商品の特徴です。
ちなみに、私はレモンシャーベットが一番お勧めです。(私が広島出身で広島産のレモンを使っているということもあるかもしれないですが。。。

Buttes(バターズ)


2020年4月にオンライン販売でスタートしました。
店舗としては、同年8月に新宿駅構内に3坪の工場直売店をオープンしたのを皮切りに、現在は、全国に常設店が8店舗まで増加しています。
メインプロダクトであるクラフトバターケーキは3層構造が特徴的なケーキです。
JALのファーストクラスの機内食にもご採用頂いた実績もあるぐらいです。
今となっては、ButtersはHiOLIの稼ぎ頭にまで成長し、これまでの成長を牽引してくれたブランドとなりました。

2023年11月にクラフトバターケーキの包材のアップデートと新商品(バターミルクケーキ)の販売を開始しました。結果として、クラフトバターケーキはさらに上質な商品としてご提供できるようになり、また、バターミルクケーキは今では当社の主力商品にまでに成長しました。
これからも皆さんに愛される商品、ブランドにすべく、様々な挑戦を行っていきます。

山ノチーズ(ヤマノチーズ)


2022年11月、
つながりを紡ぐ北海道素材のサスティナブルなチーズスイーツブランドとして、誕生しました。
コロナ過での不自由さが、人のつながり、人の先にある豊かな日本の自然がもたらす素材の魅力、その素材を育てられる方々への感謝を再認識するきっかけとなり、山ノチーズはそんな思いを込めて作りました。
自然の恵みと人々の知恵によって進化してきたチーズを北海道の素材との組み合わせで楽しめるチーズスイーツです。

2024年4月に正式ローンチし、これから姉妹ブランドであるButtersのように育てるべく、出たばかりの芽に、水や肥料などを適切に注ぎながら丁寧に育てていきたいと思います。
また、正式ローンチと合わせて、新宿イイトルミネにも初出店しましたので、お近くにお越しの際にはお立ち寄り頂き、商品をご購入ください。

これからのHiOLI

HiOLIはただ単に日本の酪農の課題を解決するだけでなく、
地方の農産物や地方の銘菓ブランドとのコラボなどを通じた地域活性化にも取り組んでおります。そういった企業との連携の強化も進めていきたいと考えておりますので、もし、いまピンときた方がいれば、ぜひご連絡又はご紹介ください。

当社の各ブランドの認知度はまだまだ発展途上ではありますが、多くの皆さんに知っていただき、食べて頂き、共感して頂くために、店舗だけでなく、より多くのお客様に笑顔になってもらうべく、事業を成長させていきたいと思っております。

また、日本は少子高齢化ということもあり、やはりグローバル、特に東南アジア地域への展開は必ず挑戦したいと考えております。日本食という強みを生かし、海外の方に日本のモノづくりの良さを体感してもらいつつ、外貨を稼ぎ、それを日本の酪農家、農家、取引先等へ還元していきたいと考えてます。

最後にただいま、絶賛採用強化中ですので、ご興味ある方は、まずはエントリーください!!


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