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親心と子供心

親に言われたことがあって
今も腑に落ちていないことがある。

「〇〇はいつから親の気持ちがわからなくなったの」

ちょっと意見が合わなかったときに
LINEで言われた。

言われた瞬間から
違和感しかなかった。

私、親になったことないから
親の気持ちなんてわからない。
逆に私の親は今日この日まで
私のおじいちゃんおばあちゃんの子供をやっているのに
どうして子供の気持ちがわからないんだろう。

って。
口には出せなかった。

生意気とか、屁理屈って片付けられてしまう気がして。

でも、私は不思議で仕方ない。

子供が親心を理解できないのはわかるけど
親が子供心を理解できないのはわからない。

実際、しっかり向き合って話し合わないと
その人の本当の気持ちなんて、親子に限らず、わからないものだけど。

そういうことじゃなくて、
なんていうか、世間一般的に
「親心をわかってないよ」って子供に言う事
それ自体が、変な話だなと思ってしまって。

子供は親心はわからないけど
子供なりに考えて行動する事はよくあると思う。

物心ついてから、人によっては成人してからも
ずっと親の期待に応えようとしている人は
意外といるんじゃないかな。

勉強頑張っていい成績をとれば親が自分のことを自慢してくれるとか
スポーツを頑張れば親がもっと喜んでくれるとか
習い事を頑張れば親が褒めてくれるとか。

親は
「子供の将来のために」
「本人が好きで自主的にやっている」
とか言うことが多いけど

子供は
そうすれば自分のパパママが喜んでくれることを知っている

っていうのが一番大きい気がする。
もちろん本当に好きで勉強なり、スポーツなりしている子供もたくさんいるんだろうけど。

親の気持ちを察して子供が行動をすれば
「良い子」ができあがり、
親の期待とは違う理解できない行動をすれば
「親心がわからない悪い子」になる。

子供は親の心なんて親にならない限り
わかることなんてない。

常に
自分のことを自慢の子と思ってほしい
自分が親を喜ばせたい
っていうのが
ほぼすべての人が抱いたことがある子供心なんじゃないかなって。

でも、親になると
親心が勝ってしまい、子供心は忘れてしまうみたい。


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