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うつ病の社会復帰の難しさ

私は約5年前にうつ病になりました。

原因は色々とたくさんあるけど
身内の心無いたくさんの言葉が引き金となり
外に出られず、毎日泣き、不安に襲われ、
胸が苦しく呼吸ができなくなり…その他たくさん
そんな日々を数年過ごしました。

本当に少しずつだけど良くなっていって
ご飯の買い物くらいであれば外出できるように。

そんな私の今というか、だいぶ前からの課題は
社会復帰。

うつ病の社会復帰はハードルが高すぎる

社会復帰とか
仕事をしないといけない、
外に出て働かないとと考えるだけで
漠然とした、でもすごくすごく大きな恐怖で
頭も心もいっぱいになる。

経済的な理由

社会復帰をしないといけない理由は
やはり経済的な理由が一番多い気がする。

うつ病になる人は他人に頼るのが苦手で、
うつ病になった時点で
家族からも孤立している人が多いのではないかなとも思う。(私もその一人)

だから、休養をすればどんどんお金はなくなり
金銭的にも不安で精神的に追い込まれる。

だから、やむをえず働かなきゃいけない人が多いと思う。

履歴書の空白

企業側からしたら
うつ病を患った人を雇いたいと思わないのは
普通かもしれない。

だけど、患った私たちからしたら
それでも
生きていかないといけない、
働かなきゃいけない、
それだけでも疲れ果てるほどきついのに
履歴書の空白期間がうつ病であれば
仕事はなかなか見つからない。

「うつ病でした」と正直に言うわけにもいかないけど
隠すこと自体も良くないことのような、
採用になった後、自分が困るのではないかという
葛藤に苦しむ。

無職、ニートという言葉から逃れたい

働いていないというだけで
自分がとてつもなくどうしようもない人間に思えて仕方ない。

親から、周囲から
「どうしようもない人間」と思われているのではないか、
恥ずかしい、迷惑な存在なのだろうと
生きているのが辛くなる。

本当はバリバリ働きたかった

うつ病になる人は真面目で
学生時代、勉強もできて、親とか先生から
将来を期待されることも多かったのではないか。

私も
社会に出たらいっぱい働いて
かっこいい女性になりたかった。

でも、うつ病になった現実は
きれいに真逆をいった。

バリバリ働くどころか
「1日3時間バイトしてみる」
これすら恐怖でできないのだから。

理想と現実のギャップに疲れ果ててしまう。

恐怖

まだ回復していない証なのかもしれないけど
最後は単純に恐怖で頭いっぱいになる。

またダメだったらどうしよう
何かやらかしたらどうしよう
また外に出られなくなったらどうしよう
よくわからないけど、怖くて怖くて仕方ない


うつ病は
他の病気と違って、怠けてるように見られることも少なくないから
他人に頼れば「甘えてる」と傷付けられることもいっぱいある。

傷ついてしまうとその傷を回復するのに
またいっぱい時間がかかってしまうのを
知っているから
自己防衛、自己防衛になって
他人とも社会とも壁ができてしまう。


うつ病の人の再就職を支援する事業よりも
求人情報に
「#うつ病の方の仕事復帰歓迎」とか言ってくれる企業が増える方が
いいんじゃないかなと思ったりする。
無理かな笑


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