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「友達はあなたの鏡よ」|friends are the mirror of yourself

8年前の中学1年生の頃、僕には大好きな先生がいた。

綺麗で、僕に優しくて、たくさん褒めてくれた英語の先生。

そんな先生が僕に年賀状をくれた。

そこにはこんな言葉が書いてあった。

friends are the mirror of yourself

「友達はあなたの鏡よ」

直訳したらこんな感じだけど、13歳の僕には何のこっちゃ分からなかった。

当時お風呂の中でその意味を考え出した答えが、自分が友達にしたことがそのまま自分に返ってくるというもの。

優しくすれば優しくしてくれるし、無愛想に接したら相手もそういう態度を取る。

だから、自分の行動には気をつけてねっていうメッセージだったのかなと当時の自分は考えていた気がする。

ただ、今はその言葉を少し違う風に捉えている。

「友達への振る舞いは、自分が求めているもの」

自分がされたくないことは、基本的には友達にもしないと思う。

喧嘩がしたくない人だったら、喧嘩にならないように穏やかな口調で話すとか。

僕の場合は褒められ願望が強いから、相手のことを褒めるようにしている。(ある意味下心じゃん笑)

あとは、自分が好きな人ができて惚気たい時に「ねー、最近お出掛けとかしたー??」とかわざとらしく言ってしまったり笑

そんな風に、人は無意識のうちに自分が欲している行動を相手に伝えているんだと思う。

もっと言うと、自分が相手にしている行動は声無きメッセージだと思う。

寂しくなると相手のことを気にしたり。

相談したくなったら、相手に悩みがないかどうか聞いてみたり。

相手に気づいてほしい。

もしかしたら自分でも気づいていないかもしれないけど、心では助けを求めているのかもしれない。

自分のことをわかってほしい。

無意識的に相手へそのような行動を取っている姿に気づいた瞬間に、自分の知らなかった自分が知れるのかもしれない。

自分、疲れてたんだ。

私って、実はこんな風にしてほしかったんだな。

だからこそ、「友達はあなたの鏡」だと思う。

ありのままの自分を映してくれる大切な存在。

そういった意味があの言葉にはあると、今は思う。


p.s.

その先生は僕が卒業すると同時に退職された。

子供がいて普通に忙しかったのもあるんだろうけど、今思い返すと好きが故に、気づいていない部分でたくさん迷惑をかけてたのかもしれない。

僕には華やかな笑顔を見せてくれてたけど、どこか疲れてた様子もあった気がする。

いつか、同窓会に来て頂けるのかわからないけど、会えたら嬉しいな。

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