喫茶店の豆菓子

この世で1番好きな豆……
それは「喫茶店でもらえる豆菓子」だ！

子供の頃、いつも父と喫茶店へ行った時は
コーヒーについてきた「豆菓子」をもらうのが
とても楽しみだった。
少し塩気の効いたピーナッツや
カリカリとした食感のえんどう豆
あられや柿の種などと一緒に入ったもの…
どこのメーカーが作ったかもよくわからないが
可愛らしい小袋にはいった豆菓子たち。
僕は父の向かいに座り、アイスココアを飲みつつ
その小袋を開けて、一気に口へ注ぐように
食べるのが定番だった。

コーヒーの横に豆菓子
それだけで画がバッチリと決まる

そんな私が大人になり、愛知から横浜へ引っ越して
気づいたのだが、喫茶店でコーヒーを注文しても
何も付いてこず、モノ足らない気持ちになったのだ。

「コーヒーに豆菓子」

これは愛知周辺の文化であり、他の地域では
あまりみられないということを初めて知った。


そんな愛知が発祥であり、全国で展開している
「コメダ珈琲店」はもちろん豆が付いている。
ステンレスでキンキンに冷えたアイスコーヒーと
大好きなシロノワール。苦いと甘い。
今はその間に一粒ずつ食べて楽しんでいる。
あの頃は一気に食べてたのになぁ…なんて
自分がほんのちょっとだけ大人になってることを
実感した気がする。

キレイに化粧をされたシロノワールの横にも
豆菓子が添えられている

余談だが、コメダの豆菓子はレジ横でも買える。
小袋を買って、職場の人に配るぐらいなんだから
本当に好きなんだと我ながら思う。