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stand.fm|音楽を流したい!(サーフィンの魅力が完璧に歌いこまれた一曲を紹介させてください!

今日はArioさんと歌をテーマにトークをしました。その曲は「Def Tech|High On Life」。この曲にまつわる甘くて淡いエピソードもあって楽しかったです。

▷ stand.fmに思うこと(音楽を流したい

僕たちのチャンネル名は「波待ちラジオ~海に行く車のBGMに~」ということで、海に行く車の中で聞いてもらいたいと思っています。ということで、トークの最後に歌なんかを流せれば、聞き流しにはちょうどいいかなと思っています。

有名人は著作権等、いろいろ対応しないといけないことがあるので、サーフ系ミュージックで活動している駆け出しのバンドがあれば、その楽曲を流すことで、WinWinになれるんじゃないかなと思っています。

ちょっと真剣に探してみます。皆さんのお知り合いで、いい方々がいれば紹介して貰えると嬉しいです!

▷ 台本

/// オープニング ///
[トモ]
「波待ちラジオ」、みなさんこんにちは、トモです。
このチャンネルは、波待ち中の 他愛もないトークのように、サーフィンの話題で盛り上がろう!という、ゆるい番組です。海に向かう車の中なんかでね、BGMとして聞いてもらえると嬉しいなと思います。
トークテーマが僕たちがnoteで制作しているwebマガジンの記事がベースになっているという、noteとの連動型コンテンツ、すなわちテキストと音声のメディアミックスになっているので、興味を持って頂いた方は、この放送の概要欄にnote記事のURLを張り付けておきますので是非チェックしてみてください

/// アイスブレイク ///
[トモ]
今日のお相手はArioさんです。よろしくお願いしまーす。Arioさんはご家族でシドニーに移住されてるので、ホームポイントはシドニーから15kmぐらいのところにある「マンリービーチ」なんですね。「マンリービーチ」のサーフィン事情を聞いてみたいんですが、海の中のルールってあるんですか??

[Ario]
実は特殊なルールがひとつありまして。サーファーの、というより、ビーチのルールなのですが、ビーチには「ここの間は海水浴ゾーン」っていうフラッグが立つんですよ。そんなに広くない50mぐらいの間隔なんですけど。
日本でも海水浴場規制はもちろんありますけど、大体全面サーフィン禁止じゃないですか?
近い距離で波乗りと海水浴客を共存させるあたりが面白いなと。
で、サーファーはそのゾーンに食い込んだらいけないという。カレントがきついとき、知らず知らず海水浴ゾーンに流されてることもあるんですけど、そうするとライフセーバーからスピーカーで怒られますw ウェットと板の特徴とかで名指しされて、「北へ移動するように」みたいな感じで。
海水浴エリアの方が波が良さそうな時もあるんで、「うー」って思う時もありますw
で、ボディボードはそこで波乗りできる、っていうのも面白いところですね。「ボディボードはフラッグ行けるから」みたいな言い方をするんですけど。
で、ゾーンを分けてはいても、オージーは海水浴っていうよりガチで遠泳している人が多いので結局アウトで入り混じっちゃうんですけどねw

[トモ]
/// トーク ///

[トモ]
本日のテーマは、僕たちが作成しているnoteのwebマガジン「海に向かう時の一曲」の中から、Arioさんにとっての「心の一曲」を紹介してもらおうと思います。
さてArioさん、もとになっている記事は「サーフィンの魅力が完璧に歌いこまれた一曲」ということなんですが、今日紹介してくれる曲はなんでしょうか?

[Ario]
はい、今日はDef Techの「High On Life」を紹介したいと思います。

[トモ]
はいはい、Def Techはボーカルのmicroさんがサーファーなんで、歌詞がめっちゃ共感できるんですよね〜。それではArioさん、この曲の良さを紐解いていきましょうか!
Arioさんはどうやって曲に出会ったんですか?

[Ario]
はい、この曲に出会ったのは、2005年のことでした
・それまで乗ってた車が壊れまくってて、そろそろ買い換えるかということで、Hondaのスパイクという車を買った(スロットで勝っていた利益を頭金にしたんです。ちょっとした自慢です)。
・で、新車で海に行くときに、仲間が車内でサーフィンDVDとか見られたらテンション上がるだろうなと思って、東雲のスーパーオートバックスにナビの映像が運転中でも映るようにするパーツを買いに行ったんですよ
・そこで、デフテックのファーストアルバムがなんと900円で売ってたんですよ
・当時はデフテックなんてほとんど知らなかった、せいぜい東洋タイヤのCMソングだった「My Way」ぐらいしか聴いたことがなかった
・でも、ボーカルのマイクロさんがサーファーっていうことは聞き齧っていたので、「あー、海に行くとき車でかけるいい感じの曲としていいかもな」と思って、ついでに買ったんです。
・結果的に、全曲捨て曲なしの最高のアルバムだったんですけど、中でも、アルバム2曲目の「High On Life」が僕の心を鷲掴みしたんですよ。

[トモ]
どんなところが良かったんですか?

[Ario]
まず、メロディですね。アゲアゲの早い曲というよりは、ゆったりとしたミドルテンポで、イントロのギターから独特のメロディで、他の曲に全然似てない感じがいいんですよ。「あ〜マザーアースを感じるー」っていう壮大さもあってw

[トモ]
はいはい、僕もまだこのころ、サーフミュージックってあまり聞いたことがなかったんで、ミドルテンポなのに心が踊る感じが心地よかったのを覚えています。

[Ario]
あとはなんと言っても歌詞が最高なんですよ。さすがサーファーというか、のっけからサーファーによるサーファーのためのサーフィンソング感がビシバシ出ています。
サーファーが海に向かうときのワクワク感とか、海にエントリーするときの高揚感とか、仲間と波をシェアする幸福感とか、サーフィン後の充足感とか、とにかくサーフィンの魅力を、1ミリも余すことなく凝縮して1曲に詰め込んでいるなと。

[トモ]
歌詞がサーファーの共感をめちゃくちゃ呼ぶ、ということですね。ちょっとどんな歌詞か見ていきましょうか。

[Ario]
はい、特にマイクロさんの日本語パートの出だしから全サーファーが「わかるわかる」と頷きまくる歌詞で埋め尽くされてますよ。ちょっと読みますね。歌わないですよ、下手なんでw
アラームが鳴る前起き出した
寝ぼけ頭 体 浴びたシャワー
朝日が出るまで1時間
友達迎えにいざ出発
どうですかこれ。トモさんも都内からの週末通サーファーの身として。

[トモ]
いや〜分かりますね。まだ真夜中のうちに出発するというね。
音楽かけながらトークしたいですねー

[Ario]
真夏なら2時半とか3時に起き出すという、サーファーじゃなかったら「おかしいんじゃない?」と思うような時間から活動するのがサーフジャンキーの世界観ですよね。
続けますよ。
昨日ダビったMDサウンド抜群
この道をひたすらまっすぐ
行く先は誰もいないプライベートビーチ
始まったばっか暑い夏の日
これもね。僕ぐらいの世代だと「わかる〜」っていう感じなんですけど。

[トモ]
もしかしたら若い世代の方だと「ダビったMD」って何?っていう感じかもしれないですね。
今でいうとプレイリストに入れとくみたいな感じですかね。

[Ario]
そうですね〜。昔は今みたいにサブスクで音楽聴き放題みたいなのはなかったですから、車内で音楽聞く場合、前もって自分で選曲してCDからミニディスク、つまりMDに録音したミックステープを作っておいたものですからね。自分の車を出すサーファーにとっては、それもホストとして大事なタスクだったというか。このデフテックのアルバムを買ったときの僕がまさにそういう心境でしたし。
このあとがまた最高なんですよ。聴くと毎回、サーフィンしたさマックスになるパートです。
Let’s surf
ショート ロング ボディボード Any kind you want
Let’s surf
沖に向かってさあ漕げ ドルフィン パドルアウト
Let’s surf
波待ち 友達と ハイファイブ 握手交わす
Let's surf
Sets coming, catch the wave
Go ride going off
もうこの16小節にサーフィンの魅力がすべて詰まっていると言っても過言ではない感じがしませんか?

[トモ]
確かに!サーフィンの理想の世界観ですよねw 争いもなく、いろんなボードで、みんなで波を分かち合うという。

[Ario]
ちなみに、僕、この曲を奄美大島へトリップに行ったときにずーっと聴いてたんで、そのときのイメージがまた、すごく歌詞とリンクするんですよ。
浜から見えるviewもいいけど
海側から見えるこのロケーションすげえよ 
スケールでけえよ テキエロ
イエロー to レッド 変わるサンセット
特にこの「海側から見えるこのロケーションすげえよ」っていうところ、奄美大島ですごい感じたことですね。で、その先が
嬉し楽しかったはずなのに
今は胸の奥がぐっと切なく痛む
なぜかもっとここにいたく
痛く君を引き寄せ抱き うずくまる
と、非常にロマンチックな感じでクライマックスへ向かうという。
このとき僕、結婚する前の妻と初めて二人での旅行で奄美に来てたんですけど、奄美の大自然に包まれて、サーフィンして、誰もいないビーチで二人で雄大なサンセットなんか見ちゃったら、それはもう、プロポーズしちゃうよね、っていう。

[トモ]
このときプロポーズしたんですか?

[Ario]
実はそうなんですよ。これはもう、この曲が僕ら夫婦の運命を決めたと言っても過言ではないですね。

[トモ]
サーフィンの魅力が歌い込まれているだけじゃなくて、Arioさんにとってはプロポーズの原動力にもなっていると。それは、より一層思い入れが強くなりますね〜

[Ario]
おっしゃる通りです。なのでこれ聴くとちょっと甘酸っぱい気持ちになりますw
何より、とにかくサーフィンしたくなりますけど。特に、トリップに行きたくなりますね!

[トモ]
今日はArioさんの「サーフィンの魅力が完璧に歌いこまれた一曲」というお話でした。Def TechのHigh On Lifeと記事URLはこの投稿の概要欄に記載しておきますので、興味のある方は覗いてみてください。

/// クロージング ///
[トモ]
そろそろ良い時間ですので、今日はこの辺で終わりにしようと思います。
それではみなさんのところに良い波が来ますように。失礼しまーす。


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